あなたはどれ?現状突破の為の4つの戦術
仕事での壁、人間関係での壁、自分の能力の壁・・
私達の現実では、多くの『壁』が私達が前に立ち塞がります。自分をモチベーションアップしながら、壁に挫けずどう突破していくか、すなわち『突破力』は重要なテーマです。(成功する為に、成功本は役に立つのか? でも述べた、成功への閾値越え問題)
壁を突破するやり方は、人それぞれ。大きく4つの戦術があると思います。私達は、無意識のクセとして、どれかの戦術に頼ってしまいます。
- 壁の前で、じっくり対策を考え込んだ後、動き出す
- 非常に頭がよく真面目な人がとる戦術。様々な分析手法を使って、「なぜ、この壁を越えられないのか?」という現状の壁を分析する。そして「この壁を破るためにどうしたらいいのか?」という方法を本やインターネットを使ったりして情報収集する。
分析と情報収集の結果、様々な「原因のオプション」や「やるべき事」のオプションが見えてくる。そしてそれらを行う際のリスクも見えてくる。これらの分析を行い行動するので、間違う方向に進む事は非常に少ない。しかし、やるべき事、リスクが見えれば見えるほど、選択における迷いや取り越し苦労が始まる。何をやればいいのかを迷って悩んでいる間に、行動ができないまま時が経ってしまうケースも多い。
- 非常に頭がよく真面目な人がとる戦術。様々な分析手法を使って、「なぜ、この壁を越えられないのか?」という現状の壁を分析する。そして「この壁を破るためにどうしたらいいのか?」という方法を本やインターネットを使ったりして情報収集する。
- とにかく、思いつく限り新たな行動を行う。
- 壁を破るために何をすべきかを一本化し、それだけに邁進する
- アイデアもあまりないし、論理的でもない。中堅中小企業の創業者に多いタイプだ。論理的に正しい、間違っているという事に囚われることなく、「これだ!」と感覚的に感じたら、それ一本に絞って行動していく。
一本に絞った方向が、ホントにメチャクチャだったら悲惨な状況に突入する。しかしやるべき事を信じて、一本だけを行っているので、多少、方向が間違っていても、意外に効率的に壁を突破できるケースが多い。
- アイデアもあまりないし、論理的でもない。中堅中小企業の創業者に多いタイプだ。論理的に正しい、間違っているという事に囚われることなく、「これだ!」と感覚的に感じたら、それ一本に絞って行動していく。
- できる事をうまくやる事だけに邁進する
- この戦術をとる人は愚直な人。今自分にできる事は何かを考えて、それを今以上にうまくやることに集中していく。職人の世界などはそうなのかもしれない。
むやみに新しい事を行う事で壁を乗り越えようとするのではなく、「できる事を、特にうまくやれるようになる」「いつも、うまくやれるようになる」事で壁を突破していこうとする。これも遠回りのように思えるが、意外に効果的な壁の乗り越え方である。もちろん、これもちょっと方向を間違えれば、現状安住型のなまぬるい世界で終わってしまうケースもでてくるかと思う。
- この戦術をとる人は愚直な人。今自分にできる事は何かを考えて、それを今以上にうまくやることに集中していく。職人の世界などはそうなのかもしれない。
あなたはどのパターンでしょうか?
私の場合はどうか?2と1のパターンですかね。頭でっかちに、様々な分析を行ったり、たくさんのやるべき事を思いつき全部中途半端で終わる事も多いですね。そうなると、なかなか壁を乗り越える事に時間がかかってしまいます。
自分の「くせとなっているパターン」を知り、壁を突破するために、新たな戦術の導入をしていく事が、壁の突破には必要なのではないでしょう。
では、このうちどれが一番、壁を突破している人が多い戦術はどれでしょうか?
一概には言えないかもしれないかもしれませんが私は、「賢く達振る舞っている人」よりも「一本化して邁進する」とか「できる事をうまくやる事だけに邁進」が壁を突破する際に大事な戦術のような気がします。
「一本化して邁進する」とか「できる事をうまくやる事だけに邁進」するとか、一見、「バッカじゃないの?」と思えるような行動をしている人が、現実には壁を突破している人の方が多いと思いませんか?意外に、頭が良く、論理的な人の行動が結果を生まず、愚直に一本でやっている人の方が結果が出ている現実・・
だから、壁を乗り越えるには、あえてバカになって、一つの事を信じて取り組む事がとっても大事なような気がします。
ほぼ日のダーリンコラムで糸井さんが、一つの事を信じて進むことを、上手くまとめられています。
あえてバカになる勇気!バカになって、思い切って信じてやる事を一本化する。何をやるか迷うことない、集中できる状況を作る。それができる人がホントに頭がいい人なんでしょうね。突破力のある人なんだと思う。
「なにがなんだかわからなくなっちゃってる」ってのは、それほどつらいことなんだということだよなぁ。
ずっごく勉強しないで、すっかり遅れちゃってる子どもが、ただ「がんばりなさい」って言われたって、
どうすることもできないだろ。
学校の勉強が、「なにがなんだかわからなくなっちゃってる」んだからさ。
そういうときに、どんなに低いレベルのことでもいいから「まず、とにかく、これをしなさい」といわれたら
泣きながらでも渋々でも、やることになるよ。これも、「一本化する」だよな。
すごいんだよ「一本化」はさ。
いや、「一本化」がすごいというより、「なにがなんだかわからなくなっちゃってる」ことを、苦しかろうがつらかろうが「わかるようにする」ということがすごいのかもしれないね。
アジアカップのサウジアラビアのフォワードもそうだったよなぁ。