モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

部下や後輩があなたを嫌う 10のワケ

若い人がやめていく建前の理由は「キャリアアップしたい」からだそうだ。しかし本音はというと「上司や先輩がイヤでイヤでたまらないから辞める!」という事。あなたは部下や後輩から嫌われていないだろうか?嫌われているとすると、彼は明日はいないかも・・


「キャリアアップをしたい」は“建前”社員が辞める本当の理由  会社を辞めた人たちへのインタビューで分かること
大手転職サイト「リクナビNEXT」編集部による「退職理由の『ホンネ』と『タテマエ』アンケート」(2005年4月実施)によると、「タテマエ」のダントツトップは「キャリアアップしたい」で、半数近くに達している。次いで「仕事が面白くない、変化がない」「会社の経営方針・経営状況の変化」と続く。 一方、本当の退職理由、「ホンネ」とは何なのだろうか?一位は「上司との人間関係」。二位、三位は「給与に不満足」、「仕事が面白くない、変化がない」となり、この3項目で3割強を占めている。


また、

リクナビの退職理由ホンネランキングベスト10では

1位  上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23%



2位  労働時間・環境が不満だった 14%



3位  同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13%



4位  給与が低かった 12%



5位  仕事内容が面白くなかった 9%



6位  社長がワンマンだった 7%



7位  社風が合わなかった 6%



8位 会社の経営方針・経営状況が変化した 6%



9位  キャリアアップしたかった 6%



10位 昇進・評価が不満だった 4%

これでは、4位、8位、9位以外の真因は上司、先輩との関係で生じる事ばかり。キャリアアップという事であれば、ほとんどの人は転職することは、キャリアゼロからの再スタートを選択するという形になるからホンネじゃないでしょう。(ヘッドハンティング等での引き抜きで転職できる人以外は) そんなリスクを背負ってまでも、我慢できないほど「上司がイヤでイヤで耐える事ができない」から辞めるんですよね。あなたの部下が辞める際は、どんなキレイ事を言って部下が辞めたとしても、自分の何かが嫌われたと反省する必要があるのではないでしょうか?



もう退職した人は戻ってきませんが、率直に「あなたが嫌われている理由」を認め、反省していく事で、あなたのチームがモチベーションアップされたチームに生まれ変わるキッカケになると思うのです。


部下があなたを嫌う理由をチェックリストとしてまとめてみました。部下が辞められた方はチェックして頂き、明日からの改善に繋げてみてはいかがでしょうか?





  1. 仕事に対する倫理の欠如
    ミートポークの社長のように、不正な仕事を強要する上司が嫌われるのは当然です。しかし、ここでいう倫理観はその先の話です。

    「なぜ、自分たちの仕事が大事なのか?「どれだけ周りに貢献している仕事なのか?」という使命感を感じさせてくれない上司。「給料をもらっているんだから、そんな事考えずに仕事をしろ!」程度の仕事への倫理観、職業意識の上司は嫌われますよね。

  2. リーダーとしての役割意識の欠如
    リーダーになっているにも関わらず、部下の実績を横取りしたり、部下に嫉妬したりする上司がいます。「部下の成長がリーダーの実績だ」と考えることができない人です。部下の失敗には寛容ではなく、自分の失敗には寛容な人も多い。

    また、リーダーはお手本として、高い向上心とそれに対して努力しているかを部下は評価しています。リーダーとしての努力が感じれない上司の発言は、正しい事を言っても「自分の事を棚に上げてよく言うよ」的に部下に受け取られるだけです。部下育成への使命感も気薄で、向上心と努力が見られない上司は嫌われます。

  3. 感謝心の欠如
    仕事で結果を残した際、「自分一人でやったんだ」と自慢するような上司、部下に対する感謝心のない上司がいます。部下が仕事をするのは当たり前だ」という感覚で、部下への感謝心、「ありがとう」という感謝の言葉をかける事ができない上司は嫌われます。

  4. 説教くさい
    一度失敗をすると、延々と説教する人がいます。これは説教されている人もそうですが、それを周りで聞いている他の人も嫌気がさしてきます。自分の経験論ばかりを押しつけ、また説教の内容が具体論を全く言うわけではなく、精神論、根性論ばかりにはしってします上司は嫌われます。

  5. 仕事の与え方が非論理的
    仕事の与え方が思いつきの人がいます。頭に思いついた事をよく考えもせずに部下に指示を行い、指示した事すらすぐに忘れてしまうような人。当然、計画性もありません。そんな上司から指示された仕事では、やりがいなども生まれません。指示された内容にさえも疑問を感じるような上司は嫌われます。

  6. 論理的すぎて、逃げ場を与えてくれない
    5とは逆なのですが、論理的すぎる上司も困りものだったりします。全ては論理、理屈で話しをしていき、失敗をすると「なぜ?、なぜ?攻撃」をしてくるような上司。論理的すぎるために、部下の感情を無視してしまい、理屈だけで押し通すような上司は嫌われます。

  7. 部下を評価してくれない
    人間は周りから「役に立っている」と評価される事でモチベーションアップされていきます。自分がやっている小さな仕事でさえも、上司から一言、「君のお陰で助かるよ」とか「いい仕事になっているよ」とか評価してくれれば、「自分の仕事への誇り」を感じる事ができるようになります。また、自分をしっかり見てくれている人がいるという事は嬉しいモノです。しかし、「仕事をしてくれて当然」とばかりに、良い仕事をしても評価してくれない上司は嫌われます。

  8. 仕事は辛いモノという価値観
    「給料をもらっているのだから、仕事は辛くて当たり前。グズグズ言わずに我慢してやれよ」というスタンスの上司がいます。「自分も今まで、そのような価値観で我慢して仕事をする事でここまでやってこれた」という自負がこのような価値観を作っているのでしょう。しかし、「仕事は元来、辛いんだから、泣き言なんか言わずに我慢してやれよ。我慢できない根性無しはいらない」的なスタンスでは、部下は相談もできません。当然嫌われます。

  9. 仕事や職場を楽しくしようとする工夫がない
    世の中、大変な仕事、辛い時期もあるのが現実です。そんな時、「チームを明るくしていこう、少しでもみんなが仕事を楽しくできるように何とかしよう」としている上司には協力しようと思うモノです。逆に、「今は我慢の時だから、とにかく耐えるのだ」とばかりに、暗い雰囲気のままの職場に工夫をしない上司は嫌われます。

  10. 生理的に嫌われる
    生理的に嫌いな人っていますよね。見た目、臭いなんかがイヤでイヤでたまらないという人。こう感じてしまうような上司は当然嫌われます。特に、女性はこれに敏感です。

部下や後輩の退職が決まったら、もう一度、自分を見直していくチャンスなのかもしれません。