モチベーションは楽しさ創造から

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我慢はもう沢山!上司との関係改善を行う為の7つのTIPS

部下や後輩があなたを嫌う 10のワケ は、びっくりするほど反響が大きかった。よほど「上司との人間関係」「部下との人間関係」でギリギリまで追い込まれている人達が多いのでしょう。私自身も、退職した理由は「上司との人間関係」がイヤで退職したもんで、そんな人達の気持ちはよく分かります。あの時は、毎朝、上司の顔を見るのがイヤで、朝食を吐いて出勤するというのが日課になっていました。好きだった仕事もイヤでイヤでたまらなくなって最低のモチベーションでしたね。上司が嫌いな為に、仕事へのモチベーションも下がっていくという感じでした。



しかしその状況って、「上司の犠牲者になっていてせっかくの人生の貴重な一時がもったいなかったな!」「上司が自分の貴重な人生をコントロールしていた。冗談じゃない!」と今、振り返ってみると感じています。我慢を続けているだけで、問題を先送りしていただけでした。上司の犠牲者には絶対にならないと覚悟を決めて、ほんとは主体的に上司との改善を図る努力をして、どうにもならなかったらサッサと辞めて、次の機会を考えるというように行動をしておけば良かったなと・・



そこで、今回は上司との関係改善を図るためのTIPSをご紹介。(一時我慢したらその上司との関係はオサラバという状況の方は、我慢で乗り越えていけると思いますので、そちらを選択されればいいと思います。)
上司の犠牲者としてずっと悩まされているより、関係改善の努力をしてみて、「こりゃダメだ」と感じたら、サッサと次の手を考える。上司の犠牲者という関係でいる限り、モチベーションアップはできませんからね。

  1. 上司も人間という事を考える
    上司だからといって、特に優れている人でも、聖人君子でもありません。過大な期待もしてもいけないし、過小評価もいけません。あなたと同じだから、悪いところもあるし、良いところもあるくらいの気持ちで接していく必要があります。弱い人間だから、上司の上の上司からの圧力でその上司は妙な言動を起こしているのかもしれません。過大な期待は、「裏切り感」をあなたに与えてしまいます。上司への過小な評価は、「軽蔑」の気持ちを与えてしまいます。これらの気持ちが、お互いの関係を悪化させる原因になる事もよくあるものです。
  2. 上司への挨拶、礼儀を見直してみる
    上司のあなたへの好ましくない態度、言動が、部下の挨拶や礼儀が原因という場合もよくあります。挨拶や礼儀というものは、「上司への尊敬の気持ちのシンボル」なのです。「私はあなたを尊敬しているんですよ」という気持ちを挨拶や礼儀という目に見える形で表現しているのです。これができていない為に、「あなたが自分を軽蔑している。なめている」と感じてしまう上司も多いモノです。たかだか挨拶や礼儀ができていない為に、上司との関係で躓いていたら損ですよね。
  3. 上司の良いところを改めて探す
    「嫌い」「軽蔑」等のあなたのマイナスな気持ちは、上司の方にも「あいつはダメな奴だ」等のマイナスな気持ちを発生させます。それが続くとお互いに引くところができない所までいってしまいます。一度は、貴方の方が大人になってみて、「上司のよいところ」を探してみる努力をしてみる事も改善をもたらす事に繋がる場合があります。「いいところを探そう」という姿勢が、何かの発見をもたらす場合がありますからね。
  4. 上司の良いところを盗もうとしてみる
    読書より効果があり、普段の暮らしの中でできるカンタン学習術 4つのコツでも述べましたが、部下が自分から学ぼうとする姿勢、盗もうという姿勢をとられると、急に可愛くなるものです。自分を尊敬してくれているというように感じるからです。もし、3でよいところを発見する事ができたら、それについて「盗もう」と思って上司と接するとうまく関係の再構築ができるかもしれません。
  5. 我慢しているばかりでなく、強気にでてみる
    4までの事をやっても、あなたにリスクはないと思うのですが、これから以降はあなたにリスクが発生してきます。逆の目がでると、関係構築不可能な状況になる場合もあると思います。しかし、4までの作業を行っても結果がでなかったとしたら、リスクを犯す必要があるかもしれません。

    上司は、あなたがいつもYESばかりを言っているために、「こいつは何を言っても良い奴だ」と思っているかも知れません。職場内のいじめられっ子みたいな状況ですよね。私の周りにもそんな人がいました。そう思われている可能性がある人は、ためには強気で、「それはできません!」という強気にでる姿勢をとってもよいのではないかと思います。
  6. 自分が言いたい事は、思いきって言ってみる
    上司の犠牲者として我慢ばかりを続けていても何も解決しない場合も多いモノです。その際は、思い切って自分の考えている事を直接、言うことが大事だと思います。その際のポイントは、
    • 感情的に言いたいことを言うのでなく、論理的に言う
    • 相手の顔を全面的に潰す言い方ではなく、逃げ道は作ってあげておく
    • 相手の顔を潰すシチュエーションでは言わない  (たくさんの人の前で等)
  7. 仲間を集めて直訴する
    これは最終手段に近い話だと思います。直訴する相手は、対象となる上司の場合もありますし、その上司の上司という事もできると思います。同じような問題意識を持っている仲間を募って、根回しをしておき直訴を行っていく。これはうまくいけば凄い効果も生みますが、逆に失敗すれば、会社に残れなくなる可能性も高いやり方ですよね。最後の最後にやる方法でしょう。
これ、下の方にいけばいくほど、リスクが高くなります。上から順に使っていってくださいね。最後の方の6番目、7番目のTIPSは、特に覚悟を決めて、慎重に行っていく必要が当然あります。

上司から悩まされるのでなく、こちらがコントロールしてみて、ダメだったら次の手を考える!そうしないと自分をモチベーションアップできません。

全部使っても、ダメな場合もあります。メチャクチャな人もいるのも現実です。そしたら、違う「チャンス探し」をした方が正解でしょう。上司との人間関係は、モチベーションアップの為の重要な要因ですからね。



企業において、人間関係でモチベーションが下がり生産性が落ちるという事は大問題です。また大事な人材が人間関係のもつれにより離職していくという事も大問題。このような不幸な状況を招かない為にも、経営者の人達も現実から目を逸らさずに、社員さんにこれらの事を教えていく必要があるのではないでしょうか?(同時に職場の人間関係をきちんと調べていき、それに基づき配置転換を行っていく努力が必要になるでしょうが・・)