跳び箱10段を飛ぶ5歳児達を育てた 子供をやる気にさせる4つのスイッチ
昨日、夕食時の時にTVを見ていたら、横峰さくらさんの叔父さんがやっている保育園についての特集があっていました。
その保育園は、鹿児島にあり、通っている子供は、普通の子供達。
しかし、そこの子供達が凄い。
3歳児で、集中して文字を書く練習をしている子供達。ブリッジしながら、歩き回る子供。10段の跳び箱をラクラク跳び越える子供達。90曲以上の曲をピアニカで弾ける子供達。50メートルを平均10.4秒で走る子供達(小学校2年生の平均が10.8秒だそうなのですが)
一緒に見ていた、跳び箱が苦手のうちの子供達に、「あんなことできる?」って聞いたら、「できるワケない」って言っていましたが、保育園児でこれは凄すぎましたね。(私も跳び箱が苦手で、小学校6年生でも5〜6段くらいしか飛べなかったような記憶があります。)
正直、どこかの幼稚園のように、入試を勝ち抜いたような子供ではありません。ほんと、うちの子供と同じように、どこにでもいる子供。それが、凄いチカラを発揮する。
その園長先生が言っていた言葉がおもしろかった。彼は、「子供はみな天才」と言うのです。
どんな子供だって、やる気のスイッチを押してやれば動くというのです。
子供には「やる気にさせる4つのスイッチ」があるそうです。もちろん、大人のモチベーションにもつながると思いますので、ご紹介しておきます。
- 競争意識を刺激する
- 子供は競争したがる生き物だと園長先生は言っていました。そこで、この園では、何にでも順番をはっきり言うそうです。毎朝、20分、走る時間があるそうなのですが、必ず、順番をはっきり言うそうです。
そうすることで、競争意識を刺激する。
負けた子供は、悔し涙を流しながら、「次はできるようになろう!」と頑張っていました。
確かに「競争」というゲームはホントに夢中になるゲームですよね。
私達も、自分のモチベーションを上げていくために、もっと「競争ゲーム」を取り入れていった方がいいのかもしれません。
私達は子供ではないので、他人から競争をしいられると面白く感じることができません。
だから、自ら、競争ゲームを作っていく工夫が必要だと思うのです。
・ 昨日の自分と競争するゲーム
・ 仮想ライバルを作って競争するゲーム
・ 時間と競争をするゲーム
等々
競争ゲームは、いくらでも作っていけるのではないでしょうか?
- 子供は競争したがる生き物だと園長先生は言っていました。そこで、この園では、何にでも順番をはっきり言うそうです。毎朝、20分、走る時間があるそうなのですが、必ず、順番をはっきり言うそうです。
- 子供はマネをする生き物
- 園児達がピアニカをできるようになったのは、子供がマネをするのが大好きという特色を生かしたから。先生がカンタンなフレーズをピアノを弾き、子供がそれをピアニカでマネをする。それを繰り返しているうちに、子供は勝手に練習するようになるのだとか。
モノマネゲームというのも、私達のビジネスの中にも、何か取り入れると面白いのかもしれませんね。
- 園児達がピアニカをできるようになったのは、子供がマネをするのが大好きという特色を生かしたから。先生がカンタンなフレーズをピアノを弾き、子供がそれをピアニカでマネをする。それを繰り返しているうちに、子供は勝手に練習するようになるのだとか。
- ちょっと難しいことをやりたがる
- この園では、3歳で、ひらがな、カタカナを覚えることができるようになるそうです。そのコツは、「あ」から教えないこと。3歳児にとっては、「あ」は難しすぎる。この園では、まず「ー」、次に「|」を練習させていきます。まずは、3歳児が「ちょっと難しいレベル」からスタート。次は「ニ」とかカタカナを覚えさせていき、一番最後の方で「あ」などを覚えさせる。この園では、独自の「ドリル」のようなものがありました。
いきなり、難しいことを教えさせるのではなく、ちょっと難しいことをやらせてみる。そして、それができるようになると、次のちょっと難しいことが、やりたくなる。そのようなことで、3歳の子供達が、勝手に文字を覚えていくそうです。
私の本、『部下の「やる気」を育てる!』でも取り上げましたが、50対50の達成確率を感じると、人は夢中になるという部分と同じことなのでしょう。高い目標も大事なのでしょうが、いかに「ちょっと難しい目標」を設定するのかが、モチベーションを掻き立てるにはとても大事なのかが、子供をみても分かりますよね。リーダーの目標設定能力が、部下のやる気を引き出すことになりますよね。
- 作者: 小林英二
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- この園では、3歳で、ひらがな、カタカナを覚えることができるようになるそうです。そのコツは、「あ」から教えないこと。3歳児にとっては、「あ」は難しすぎる。この園では、まず「ー」、次に「|」を練習させていきます。まずは、3歳児が「ちょっと難しいレベル」からスタート。次は「ニ」とかカタカナを覚えさせていき、一番最後の方で「あ」などを覚えさせる。この園では、独自の「ドリル」のようなものがありました。
- 承認してあげる
- この園では、子供達は、卒業までに150冊以上の本を読むそうです。そのコツは、1冊本を読むたびに、先生が褒めてあげるということ。
努力をしていることを承認してあげる、できるようになったことを承認してあげる。これは、大人でも一緒ですよね。認めてあげると、モチベーションが上がっていく。この単純なことを、つい、私達は忘れてしまいがちになっていくのです。
- この園では、子供達は、卒業までに150冊以上の本を読むそうです。そのコツは、1冊本を読むたびに、先生が褒めてあげるということ。
私も、子供達にこの事を実践できたらいいなと思います。それだけでなく、自分をモチベートする際、自分の周りの人達をモチベートする際にも、使っていきたい「子供をやる気にさせる4つのスイッチ」でした。