モチベーションは楽しさ創造から

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イチローから学ぶ 一流の人の達成感



イチロー選手は今年、5年1億ドルでマリナーズと契約更新をしました。

もう、頂点に登りつめたようなイチロー選手。





そんなイチロー選手がナンバーという雑誌で、「これからののモチベーションは何ですか?」という質問にこう答えていました。(まとめですが)


今までの野球生活を振り返って、何かをやりとげた達成感が実はないんです。

何かをやり遂げたいと思ったとき、できるかどうかわからないという半々の状態で結果を残しても、十分な達成感を得ることができないんです。

今までの自分は、それにしかすぎない。

ホントの達成感とは、

「やりたいことをしっかりイメージして、自分の中で組立てて、それなら7〜8割できるはずだ!」という確信を持った中で、結果を残すこと。それができてこそ、気持ちがいいし、ホントの達成感をできる。



これを読んで、「エー。あれだけの業績を上げているのに十分な達成感を感じていないんだ」と衝撃でした。





普通、イチロー選手のような業績を残せば、上がるとこまで上がったということでモチベーションが下がってくるところなのでしょうが、さすがです。新しい目標設定、新しいモチベーションを作っているのですね。





イチロー選手がいいたいのは、「結果としてだけの達成感」は得ることができた。しかし、「主体的に狙って、計画通りに事を進めて目標を達成した喜び」は全く違う。そして、それはまだ実現できていない。という事を言いたかったのではないでしょうか?





「結果としてだけの達成感」は、思いもよらない偶然の積み重ねによっても生まれてきます。

通常の我々では、そんな結果だけの達成感でも満足してしまいます。結果オーライでも、目標達成したらそれでOK的なところがあります。それだけで十分な「達成感」を感じる事ができます。この達成感を中レベルの達成感と呼ぶとします。





この「中レベルの達成感」で満足しないのが一流の証なのでしょうね。次のモチベーション設定を行う。





そこで「上レベルの達成感」を狙う。「主体的に狙って、計画通りに事を進めて結果がでた達成感」です。

たまたまや偶然で結果を残したのでは満足ができない。結果を自分でコントロールできるようになったという達成感。それができてこそ、いつも結果を残せるという自信につながる。

マイスター、職人の達成感に似ていると思います。彼らの仕事も、「たまたま良い仕事ができた」ではダメで、いつも良い仕事ができるようになってこそマイスターですよね。





私達も、結果だけの達成に満足せずに、「主体的に狙って、計画通りに事を進めて結果がでた達成感」を目指すべきなのでしょうね。





イチロー選手の話から、私はこう感じました。



「計画」「万全の準備」は「最高の達成感を感じるために作るんだ」ということ。

この2つがあってこそ、最高の喜びが得られる。

主体的に計画をもとにして結果がでた達成感は、理由が分からずに結果がでた達成感とは全く違う。

再現可能なかたちで目標達成できた喜びは、メチャ大きいということ。そのゲームを支配できるようになったのだから。

いつも、思い通りの結果がだせるようになって、一人前。
イチローはそんな事を伝えてくれている気もします。

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