仕事をゲーム化していく為にやるべき7つのこと
子供の頃、よくゲームを作っていませんでしたか?
私が小学生の時にはまったのが、相撲ゲーム。2人でやるゲームなのですが、紙に、横綱、大関、小結等とランクを書いたカードを互いに準備します。「せーの!」のかけ声に合わせて互いのカードを1枚づつ出し合い、出したカードのランクが上の方が勝つ。15試合して、勝ち越しかどうかを決めていくという単純なゲーム。(カードを出す駆け引きを楽しむゲームですね。)
子供の頃の私達には自由に使える時間がたくさんありました。日々の退屈を補っていく為に、日常にある小さなものを使ってゲーム化していました。友達みんなで作ったゲームや遊びを夢中でやっていました。遊びすぎてゲームがマンネリ化すると、新しいルールを追加していったり、また新しいゲームを開発していき、日々を楽しくしていく工夫をしていました。そんなゲーム創造力を持っていたのです。
しかし、大人になるに従って、そんなゲーム化力を私達は忘れていく事になります。他人が作ったゲームの上で動いてしまう事が当たり前になってきました。ゲームのルールを作るのは、会社や上司という固定概念が作られてきたのが原因かもしれません。
しかし、仕事を楽しくしてモチベーションアップをしていこうと考えたとき、もう一度、本来、子供の頃に持っていた私達のゲーム化力を甦らせる必要があるのです。子供の頃、やっているゲームが面白くなかったら、もっと面白くなるようなゲームルールをどんどん追加していったように・・
子供の頃、私達は平凡で面白くないような事も、ゲーム化する事で楽しく夢中にする事ができたのです。「人間は遊ぶ動物である」というヨハン ホイジンガーの言葉があります。大人になっても、仕事の中にある遊びの要素を見つけて、遊ぶ事ができれば素晴らしいですよね。
今目の前にある、退屈で、困難な仕事もゲーム化していく事で、それらを楽しくする事ができるのではないでしょうか?
どうせ乗り越えていく必要がある仕事ならば、楽しく夢中で行えた方が、生産性も高いハズですからね。
リーダーの人であれば仕事を、組織のみんなが夢中になって働けるようにゲーム化していく力が、ホントのリーダーの能力だと思います。
また、個人レベルでの話も同じだと思うのです。与えられた仕事を淡々とこなすだけでなく、与えられた仕事を自分が楽しくする為にゲーム化していく。そうする事で、ストレスフリーに、夢中で仕事ができる。そんなゲーム化力がライフハック術として、個人にも求められているのではないでしょうか?
そこで、子供の頃を思い出しながら、ゲーム設計をしていくヒントを考えていきましょう。
- 誰がプレイヤーかを決める (参加者)
- これから作るゲームに参加する人が誰かを決めていきます。一人でするゲームかそれとも複数の人に参加してもらうゲームかで内容が違ってきますからね。「誰が楽しむゲームを作りますか?」という事ですね
- これから作るゲームに参加する人が誰かを決めていきます。一人でするゲームかそれとも複数の人に参加してもらうゲームかで内容が違ってきますからね。「誰が楽しむゲームを作りますか?」という事ですね
- 何をやるゲームなの?
- 私達の身の回りには、様々な仕事があります。コピーをとること。新規のお客様にアポをとること。新しいアイデアを出すこと等々。
それらは、全てゲームにする事ができる要素ではないでしょうか?その中から、これからゲームにする事を決めていきましょう。
ゲームの種類としては、単に勝敗を争うゲームだけではありません。運を試すようなものもゲームとして面白いですし(ルーレットのようなもの)、物真似をするようなものもゲーム、他人との駆け引きを楽しむ事もゲームとして面白かったりします。
子供の頃に戻って、どんなゲームが楽しかったか思い出してみましょう。
- 私達の身の回りには、様々な仕事があります。コピーをとること。新規のお客様にアポをとること。新しいアイデアを出すこと等々。
- プレイヤーの自由度を極力縛らないルール
- 次に、ゲームのルールを作っていく必要があります。ルールがなければゲームは成立しませんからね。
・ゲームの時間設定 (サッカーなら、90分)
・場所設定 (コートの広さ)
・点数の付け方 点数補足の仕方 (ゴールをゆらした回数)
・ミスした際のルール (ボールが外にでたら、スローイングで開始)
等のルールを決めていかなければなりません。
しかし、ルールがあまりに参加者の自由度を縛ってしまうと、参加者が面白く感じません。できるだけ自由を縛らない、最低限のルールでゲームは行う事が楽しいゲーム作りのポイントになります。ゲーム参加者が、自分でゲームを作っているという感覚を持たせる必要があるのです。ゲームを作った人さえも手玉にとっているという感覚があれば、ゲームへの没頭度が高まります。
単調に同じ事を繰り返すのではおもしろみが少ないですよね。ゴールに至るまでの戦略、戦術を考える要素を入れる事ができた方が面白いものです。自分で作戦を変える事で、ゲームが大きく違ってくると楽しくしていくのです。そのような作成を自由に考えれるだけ、自由度を高めておきましょう。
また、ルールはシンプルなものが命。複雑なルールではゲーム参加者が参加する前から興味を失います。シンプルすぎるほど、たくさんの参加者が参加してくれますからね。
- 次に、ゲームのルールを作っていく必要があります。ルールがなければゲームは成立しませんからね。
- 難易度調整
- 起承転結のストーリー
- ゲームが同じ作業の繰り返しで、単調で進むと、盛り上がりに欠けてしまいます。ゲームの中に起承転結を作る必要があるのです。
仕事で言うと、起がスタートイベント、承・転で中間報告会、結が表彰式とかを作っていくと盛り上がりも大きくなります。それぞれのイベントを楽しく盛り上げるのは、もちろんですが。
ロールプレイングゲームみたいに、もっとゲームの中にストーリー性をもたらすのも素晴らしいですね。ちょっと上級者レベルすぐるかもしれませんが。
- ゲームが同じ作業の繰り返しで、単調で進むと、盛り上がりに欠けてしまいます。ゲームの中に起承転結を作る必要があるのです。
- 試行錯誤の中で上達していく仕組み
- 最初は、誰にでもできるという難易度からスタートして、徐々に難易度が上がっていく。最初から難易度を上げない事が大事です。
ゴルフなどもそうですよね。初心者は初心者の楽しみがあり、上級者は上級者なりの楽しみがあるというやつですね。
上達していく仕組みを作っていく際に、覚えておくべきことは、「簡単な事は誰でもできる」が「簡単な事を同時にやれと言われると、難しくなる」という事。最初は、カンタンに一つができればOKという状況を作っておき、徐々に、やらないといけない事を増やしていければ、上達していく感覚を得ることができます。
どうすれば上達するかが分かり、そのコツを何回か練習していけば点数が上がるという仕組みがあれば、夢中になっていきますよね。
- 最初は、誰にでもできるという難易度からスタートして、徐々に難易度が上がっていく。最初から難易度を上げない事が大事です。
- 驚き、楽しみ、新しい体験として何を得ることができるか?
- ゲームの中に、普段感じないようなドキドキ感が感じるようなものが作り出すことができれば夢中になってゲームに入る事ができますよね。
サッカーで言えば、ゴールした瞬間の喜びや、ドリブルして相手を抜く喜び、パスが通ったときの気持ちよさみたいなやつですね。
驚きの工夫として、隠れボーナス、クリアボーナスなどのボーナスポイントを取り入れる事もゲームの中に驚きや楽しみを加えていく事になります。
また、攻守が一変するような仕組み(野球で言うとダブルプレー、アメフトで言うとインターセプト、パックマンで言うとほうれん草を食べると逆襲する等))があると、盛り上がりますよね。
もちろん、ゴールに到達した時の賞賛の仕組みも忘れてはいけないものですよね。その賞賛が励みや楽しみにもなってきますからね。
- ゲームの中に、普段感じないようなドキドキ感が感じるようなものが作り出すことができれば夢中になってゲームに入る事ができますよね。
これらを一つでも参考にしていただき、あなたの仕事、あなたのチームの仕事をゲーム化してみませんか?