「成功するには苦労が伴う」という当たり前の言葉。避けていませんか?
昨日、カンブリア宮殿、見ました?
面白かったですよね。
私は、仕事をしながら見ていたのですが、その中でも気になる言葉がいくつかありました。
- 会社に内部留保するのではなく、社員に内部留保。BYメガネ21社長
- 激安と言うのなら、「なぜ激安ができるようになったのか?というイノベーションの理由」を伝えて欲しい。byメガネ21社長
- この不況期でも成長している3人の社長の共通点。危機感と好奇心by村上龍
- 来年はきっと良くなるなんて思わないほうがいい。特に前半は絶対に悪くなる。BYスズキ会長
- 成功には苦労が伴うBYスズキ会長
特に、私は鈴木会長の言葉、「成功するには苦労が伴う」という当たり前の言葉が気になりました。
最近、巷で評判のいいものは、「いかにラクできるか?」「いかに苦労せずに成功するのか?」という話ばかり。まさにアンチテーゼのようなこの言葉。
やはり「苦労を避けては、絶対に成功はできない」という王道を踏み外してはいけないんでしょう。ある意味、日本全体がこの不況をなかなか脱することができないのは、この王道から外れて、「要領ばかりを追い求めすぎているからではないか?」と思いました。
もちろん、「要領よくやる」ということを全く否定するわけではありません。しかし、「要領よくやる」という部分の方向性がズレているような気がするのです。
要領よくやるということを考える場合、「苦労を避けるために、要領よくやる」ではダメなのではないか?
逆に進んで、苦労をしていこう。人が嫌がることをしていこうという位のマインドが必要ではないか。そして、「その苦労」を続けていくために、「楽しむための要領」をしっかり考える。
その要領が必要ではないか?と改めて思いましたね。
苦労を避けない。
苦労を進んでやる。
労を惜しまない。
ますます厳しくなっていく経済状態を乗り越えていくためには、全員が一丸となって、このメンタリティを持つ必要があると思います。
今日、私の最新刊「ワクワク仕事チームを生み出す上司力」がでます。
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「勝ち残るには、どれだけ人より多くの苦労をすることができるか?」が鍵になる。
しかし、苦労をイヤなこと、大変なことと思わせたら、部下たちはついてきません。
そこで大事なことが、「苦労を、ワクワクすること」と、どう部下たちに感じてもらうように仕事を工夫できるか?リーダーの力が試されているときだと思うのです。
そのための方法をまとめた本が今回の「ワクワク仕事チームを生み出す上司力」です。
また、近いうちに詳しく紹介させていただきます。