モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

勇気溢れる自分になるために

昨日、もう終わったストリームのポッドキャストを聞いていたら、パーソナリティの小西克也さんが「徳育の中で、今の日本人に足りないのは勇気ではないか?」との話があった。





確かに、子供の小学校3年生の通知表を見ると、

  • 規律遵守
  • 挨拶
  • 整理整頓
  • 元気さ
  • 粘り強さ(根気)
  • 責任感
  • 創意工夫力
  • 思いやり
  • 優しさ
  • 相互協力
  • コミニケーション力

が並んでおり、「勇気」という言葉はない。自分の子供の頃の通知表を見ても、「勇気」という言葉はなかったように思います。案外、私達は「勇気」を軽んじているのかもしれませんね。





そこで、「勇気」という事をじっくりと考えてみました。確かに考えてみると、実際に社会に出ると、この「勇気」がとても大切になります。自分自身、今でも「勇気がなくて失敗したこと」が多数あります。そのワリに、「勇気」という事を正面から考えることはなかった事に気づきました。皆さんはいかがでしょうか?





イヤな仕事、苦手な仕事、初めての仕事をやる時、勇気がいります。例えば、人見知りが激しい人に、知らない人がたくさんいるパーティに出席状が届いたとします。そのパーティに出席すると、新しい人脈ができるかもしれない。しかし、それにでると知らない人とたくさん話しをしなければならない。
そんな時、勇気がないと、「新しく価値ある人脈ができるかどうかは分からないんで、出席やめておこう」と自分に言い訳をして、一歩前に進む行動ができなかったりします。





また、営業マンなどでもよく見られるのが、「新規のお客様への飛び込む勇気」がなくて、少ない訪問件数で終わってしまい、業績も上がらない人もよく見かけます。





仕事においては、多くの場面で「勇気」が求められます。気は乗らないのだが、自分のモチベーションを高めて、勇気を奮いたたせなければいけない場面が数多くある。場数をこなせば、特に勇気など必要はなくなり平常心で仕事ができるが、初めての仕事などは特にそうです。





振り返ると、新人の頃、電話を取るのさえ勇気がいりました。新人研修で「電話応対」の研修を受けて、実際に電話がかかってくる。他には誰もとる人がなく、自分がとらないといけないという状況になって、勇気を振り絞り電話をとる。電話を取ることさえ、新人の私には、小さな勇気が必要でした。今の時期、新人さんなど、勇気が必要な事の連続ではないでしょうか?





そして「勇気」のある、なしが仕事の成果を規定していくのも事実かもしれません。どんなに頭でいいことを考えていても、それを実施する際に必要なのは勇気だからです。頭の良し悪しより、きっと「勇気」の方が成果に直結していたりする。新しいこと、ムズカシイことであればあるほど、「勇気」が必要になってくるからです。(勇気を出して、やってみる事で、新しい展開が開けてくる)





では、「勇気の大小」を決めるのは、何なのか?私なりに考えたことは、「使命感」が重要な要素ではないかということ。





「子供に貧乏な思いをさせたくない」という親としての使命感が、自分のモチベーションを高めてくれて、イヤな「飛び込み訪問」をする勇気を奮いたたせてくれるのでしょうし、「絶対にお客様を不幸にさせたくない」という思いが、お客様の耳に痛い忠告をする勇気を奮いたたせてくれるのではないでしょうか?

「使命感」とは、小さな単位から言えば

  • 自分への使命感
    せっかく生まれてきたからには、絶対に何か成し遂げてやる。素晴らしい人生を送りたい。自分の夢をかなえてやるというような自分への使命感。
  • 家族への使命感
    子供達に貧乏な思いをさせたくない。恥ずかしい思いをさせたくない。せっかく一緒になってくれた妻を幸せにてあげたいという使命感。
  • 友人への使命感
    親友やお世話になった友人に何とか恩返しをしたい。彼の役に立ちたいという使命感。
  • 会社への使命感
    お世話になった会社、社長、上司に何とか恩返しをしたい。会社からの期待に何とか応えていきたいという使命感。
  • 顧客への使命感(仕事への使命感)
    お客様に何とか貢献したい。何とか役立ちたい。喜ばれる笑顔をみたい。頂いたお金以上に価値ある仕事をしたい。誇れる仕事をしていきたいという使命感
  • 国・世界・地球への使命感
    よりよい地域社会や国を作りたい。そんな地域を作る為に何か貢献したい。今の社会問題を何とか、自分の手で解決をしたいという使命感

ということ。





あなたは、ホンキで思っている「使命」をすぐに言えるでしょうか?それへの情熱をどれくらいお持ちでしょうか?





この使命への熱が冷めてきたり、忘れかけてくると、勇気も萎んできて、「やらない言い訳」をするようになる。使命感にはたくさんあると思うのですが、「ホンキ」で使命を感じるものをしっかりと意識していく事が大事なのではないでしょうか?全ての人が「世界への使命感」を感じる必要もない。たった一つの「使命」でもいいと思うのです。その使命達成への熱い、熱い情熱さえあれば・・

今の時点でホンキで自分が感じる「使命」とは何か?





これを明確にし、自分にその使命を熱いものにしていく為に、日々、再確認していく。その使命感が熱くなればなるほど、勇気が沸いてくるのではないのでしょうか?やらなければいけない事へ勇気を奮いたたせることができる人になると思うのです。

そして、この「使命」を忙しさにかまけて、すっかり忘れてしまうと、勇気がなくなってくる。





「勇気」を奮いたたせることができる人間になる為に、まず、自分の使命について再度、整理してみる。そして、一日1回、「自分の使命」について見直していく事で、使命への思いを熱く熱くしていこうと思います。





勇気溢れる人間になる為に・・いつでも勇気を奮いたたせることができる人間になる為に。