モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

スポーツを楽しみながら、自分のモチベーションを掻き立てる仕組みを作る

少し春めいた中、これからいよいよスポーツシーズン到来ですね。

Jリーグも土曜日から開幕、プロ野球や大リーグも今月の下旬には開幕ですよね。

私もスポーツ観戦が好きなのですが、このブログの読者の皆さんの中にもスポーツが好きな人は多いのではないでしょうか?





そんなスポーツが好きな方が、スポーツを楽しみながら、自分の目標像を作っていくというライフハックをご紹介します。

仕事を上手に進めて行くにも、人生を有意義なものにしていくにも目標像を作る事は大事ですが、この目標像、数値以外は案外作ることがムズカシイものです。





例えば、営業部長さんだった場合。部門の売り上げ目標や利益目標は、ある意味、ルーチンで作ることは可能なので、カンタンに作る事ができます。しかし、「理想の営業部長像」や「今期、目指す部長像」と言われた瞬間、目標像を造る事が難しくなります。





そんな目標を与えられた瞬間、何かかしこまって、「ホントに自分がなりたい部長像」というより、「だいたい周囲の人が期待しているであろう部長像」を描いてしまうのではないでしょうか?その目標像を改めて見たとき、「是非、なってやるぞ!」と心をモチベーションしてくれるものになっているでしょうか?





自分がホンキでなりたい姿が目標になっていないワケですから、目標実現などはできるワケはありません。「ホンキでなりたい」「○○ができるようになったら格好いい」とホンキで目指してこそ、目標はあなたのモチベーションを掻き立てる目標になります。人の目よりも、自分の心を掻き立てる目標像の方が大事なのです。とは言え、ホントに自分の心を掻き立てる目標づくりというのは、カンタンなものではありません。





そんな自分の心を掻き立てる目標を作る際のライフハックとして、スポーツを利用するのです。これ、私にはとっても効果が高く、カンタンなやり方です。是非、試してみてください。きっとあなたの心をモチベートしてくれる目標作りに役立つと思います。

  1. 自分がカッコイイと思うスポーツ選手(監督などでもOK)を一人選ぶ
    自分のヒーローと思える、憧れる、尊敬するスポーツ選手を一人選びます。ホントは、スポーツ選手だけではなく、ミュージシャンであろうが、アーチストであろうが何でも構いません。ポイントは、自分が「ホントにカッコイイと思うか?」というところです。


    「カッコイイ」。「是非、あんな風になりたい」と心を掻き立てられる事が最も大事です。
    できれば、スポーツ選手がいいと思うのが、2以降の作業が私はやりやすいと思うからです。


  2. そのスポーツ選手を「なぜ、自分はカッコイイ」と思うのか?を具体的に書き出す
    彼の何を「カッコイイ」と、あなたは感じているのでしょうか?恐らく、ほとんどの人は漠然と「カッコイイ」と感じているだけだと思います。


    そこで、一歩踏み込んで、具体的に彼の(彼女の)どこをカッコイイと思っているのだろうか?と考えてみるのです。例えば、イチロー選手が大好きな選手だとしたら、イチロー選手をイメージしてください。イチローの何がカッコイイと思ったのでしょうか?
    ・どんなプレー
    ・どんな姿勢
    ・どんな視野
    ・どんな準備
    ・どんな考え方
    ・どんな心の持ち方
    何がカッコイイ、凄いと感じたのでしょうか?憧れの選手であれば素直に、私達は学ぶ事ができると思うのです。


    例えば、イチローをモデルとして着目するようになれば、「彼のプレー」「彼のインタビュー」などへの、注意の向け方が今までと違ってきます。一人をモデルとして人間観察していくようになれば、「どうして○○ができるんだろう」という疑問を持ちながら、スポーツを楽しむ事ができます。もちろん、その「どうして?」というあなたの見方は、一冊の本を読むよりも多くの気づきを与えてくれるハズです。
    短い時間で凝縮して結果を見せてくれる憧れのスポーツ選手達は、あなたの目標像やライフハックの最高のモデルになるのです。


  3. 「その具体的にカッコイイ所」を自分の役割に当てはめてみると、どういう事になるかを書き出す(自分の目標像づくり)
    2をベースにして自分の目標像にしていきます。イチローの凄いところを、「自分の仕事や役割に当てはめるとすると、どんな事になるのか?」という事を考えるのです。

    もちろん、あなたの仕事にピッタリくるものバカリではないかもしれません。しかし、「プロフェッショナルとしての仕事の進め方」や「姿勢」などについては、かなり共通するものがあると思うのです。それをボンヤリとした形で終わらせずに、目標化していくのです。


    誰から強制されることなく、自分で発見した目標であり、ライフハックです。あなたの心に残るインパクトも違ってくるはずです。


    目標づくりの具体例で言うと、土曜日のブレッド ファーブから学んだリーダーシップ10箇条というNFLのスーパースター、ブレッド ファーブのエントリ。彼の日頃の凄いプレーを見ていて、私は「カッコイイ」と思っていたのですが、彼の姿を「自分の目指すべきリーダー像」に当てはめてみました。
    1.危機に陥っても、決してパニックにならない
    2.チームが追いつめられた時でも、絶対にあきらめない。目標への強烈な闘争心。
    3.チームが追いつめられた時こそ、ユーモア力を発揮し、笑顔を忘れない
    4.リーダーとして、他のメンバーから見られている事を意識して、常に威厳のある立ち振る舞いを行う
    5.いい意味で、永遠のガキ大将心を持って、ヤンチャな悪ガキでいる
    6.「苦しい」「痛い目」に合っても、絶対に痛い顔を見せないで立ち上がる
    7.チーム一の努力を行う。チーム一の段取りを行い、本番に望む。自己犠牲を厭わない。
    8.常に先頭に立ってチャレンジを行う。失敗を恐れない。失敗を笑い飛ばす
    9.ピンチを楽しんでいこうとするメンタリティを持つ
    10.自分の力を自慢しない。勝利はチームの力のお陰だと常に、周りに感謝する
  4. 目標像を見直す時に、そのスポーツ選手のカッコイイプレーも同時に思い出す。
    もう一つ、スポーツ選手をベースをベースに考えるといいのが、目標に対する継続的モチベーションという観点。どうしても、目標は、作ったときからモチベーションは低下していきます。そんな時、スポーツ中継を見るたびに、あるいは、その選手のプレーを思い出すたびに、「よし、やってやろう」という気持ちになっていきます。


    スポーツ観戦そのものが、私達のハートに火をつけてくれるものであり、興奮させてくれるものですからね。スターの活躍を見ながら、自分のモチベーションを上げていくという事が可能になります。一番ベストは、2で選んだ「カッコイイと感じるプレー」のダイジェスト集を作っておくと、楽しみながらモチベーションアップができてきます。




これって、楽しみながらできるライフハックだと思います。是非、あなたも試してみられる事をオススメします。





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