モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

人を惹き付け力強いプレゼンを実現する〜プレゼン直前7つの心得

今回ご紹介するのは、カリスマ手品師の心理術(著 スティーブ コーエン)という本。
これ、題名からすると、インチキっぽく感じると思うのですが、中身はかなり濃い本。世界的なマジシャンが、どのような事をプレゼン(マジック)する際に、心がけているかがまとめてある。もちろん、プレゼンはマジックではないし、マジックのようなプレゼンをしたら、その後が大変、苦労する事になる。

カリスマ手品師(マジシャン)に学ぶ 超一流の心理術

カリスマ手品師(マジシャン)に学ぶ 超一流の心理術

ここで、参考になるのが、プレゼン直前の心構えの部分。大事なプレゼンの直前、どうしても緊張してしまい、肝心な事を忘れてしまいます。そんな時、私はこの本で学んだプレゼンの心得をマインドマップにしており、それを講演10分前に読んで、ステージに上がるようにしています。これを読まずにプレゼンに望むのと、読んで望むのとでは、プレゼンの力強さが自分でも違っていると思います。プレゼン直前、自分のモチベーションアップにも繋がります。





これは、プレゼンだけでなく、大事な営業でお客様の所に行く直前に見るのも役に立つと思います。皆様にもお裾分けという事で・・

  1. 大胆にプレゼンしろ
    リスクを犯さなければ成果は生まれない。平凡で当たり前の話、プレゼンをしても相手の心には何も残らない。思い切って、大胆すぎるくらいに感じるようなプレゼンをしていこう。相手にどう思われるかをビクビクしてはいけない。自分がビクビクしてしまうと、相手がぎこちなく感じてしまい、かえって不満を感じてしまう。


    ビグビクせずに、大胆に!堂々と!


  2. 全ての人を感心させる事は諦めろ
    聞き手は存在感のある人の話しか関心を寄せはしない。道路で人が感心を持ってみるのは、事故車とスーパーカーだけ。後は、誰も感心は持たないものだ。


    存在感のある人は、全ての人から気に入られる事はまずない。一部の人からは、反感を買うものである。反感を持たれる事、嫌われる事を恐れず、自分の個性を思い切って出していこう。


    個性とは、「自分の得意」とするところだ。あなたの話のセールスポイントのところ。それを徹底して、目立たせていくのだ。過剰なくらいに、それを目立たせてけば、欠点は隠れる。


    確実に失敗する秘訣は、人の目を気にすることだ。


    全ての人に気に入られる事は諦めよう。全ての人に気に入られようとするプレゼンでは、一人のファンも作る事ができない。一部の熱狂的ファンを作るつもりでプレゼンをしていこう。


  3. プレゼンの成功を信じろ
    プレゼンの複数のシナリオを用意しろ。営業系のプレゼンでは、プレゼンを一旦終わった時点で4つのシナリオがあるはずだ。
    1.YESというシナリオ
    2.NOというシナリオ
    3.たぶんYESというシナリオ
    4.カムフラージュ(誰かに相談が必要等)というシナリオ


    それぞれのシナリオになった時、最後に「どう成功に持っていくのか」という続きの展開についてのシナリオを復習しておけ。その準備がプレゼンに自信を持たせるのだ。覚えておく事が難しければ、キーワードを手帳かプレゼン資料に書き留めておけ。

    失敗したらどうしようと考えるな。成功したらどうしようと考えながらプレゼンしていけ。
  4. 自分を信じろ
    自分は平凡な人ではないんだ。自分を昇格させろ。自分の仕事の誇りを思い出そう!


    自分がプレゼンを作った際の「志」を思い出そう。「誰をどう喜ばせる為のプレゼンなのか?」を思い出そう!


    自分の
    ・存在も
    人間性
    ・能力も
    ・知識も
    ・プレゼン力も
    最高と信じろ!


    「自分への確信」が相手への影響力になるのだ。


  5. 重要人物として振る舞え
    あなたが重要人物と思う人は、誰か?自分はどんな人と見られたいのか?その人はどんな立ち振る舞い、言葉遣いをするかイメージしよう。その人になったつもりでプレゼンしてみよう。自分は重要人物だ、賞賛に値する人物だという自覚を持とう。

    決して、自分から相手の気を引こうとするな。自分を必要以上に卑下してはいけない。また、相手も自分は重要人物だと思いたがっている。相手も重要人物として大事に接していけ。


    自分を尊重している人物は、相手からも尊重されるのだ。
  6. 断固とした口調で話せ
    人は、確かな人間を求めている。断固とした口調は、あなたが確かな人間だということをを演出する。


    もし、分からない事を言う必要があっても、「分からない事は確かです」と分からない事まで断固とした口調で話していく程、口調に気を付けろ。


    バカ丁寧な話し方は、自分の価値を下げることになる。常に対等を心がけ、話しかけていけ。
  7. 3回繰り返せ
    少しプレゼンがうまくいかない位で、焦ってはいけない!信頼は1度では作れない。エンターテナーでも客との信頼を作るには、3回笑わせる必要があるのだ。3回の拒絶後、関係作りの後に信頼が生まれる。


    広告は4回目で始めて記憶に残るのだ。最低3回は断られるという覚悟を持て。

    3回断られても心配はない。断られる事が、相手との距離を縮めているのだ。相手は断る事で、あなたのプレゼンが意識に残る。断って貰う事で、あなたと相手との意識のギャップを知る事ができるのだ。断られる事で一歩ずつ、プレゼン成功へと近づいているのだ。

    拒絶を喜んで受け入れろ。(営業マンであれば、やりとりの回数を記録しよう。4回目のアプローチで何かが起こるのだ)



今回は、プレゼン前の心得をまとめてみました。私は、この7つを大事なプレゼンの前には必ずチェックしています。この7つの事は、プレゼンにパワーを生み出します。是非、みなさんも試してみられる事をオススメしますよ。



他にもこの本では、効果的なプレゼンのテクニックについてもまとめてあります。また、機会があればご紹介させて頂きます。

私の本、「モチベーションが上がるワクワク仕事術」、好評発売中です。是非、応援よろしくお願いいたします。
めざせ!仕事のプロ モチベーションが上がるワクワク仕事術

めざせ!仕事のプロ モチベーションが上がるワクワク仕事術