モチベーションは楽しさ創造から

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「地道な努力」を続けていく事が正しいのか?近道を探す努力こそが正しいのか?

1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。 - Attribute=51

に対して

「地道な努力」よりも、はるかに人生を好転させる努力の仕方 - 分裂勘違い君劇場

という議論がありました。

「地道な努力」よりも、はるかに人生を好転させる努力の仕方 - 分裂勘違い君劇場 では、

1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。より引用:

  • 現状を変える一発逆転があると思うかもしれないけど、どうやら近道はないみたいです。
  • 毎日少しずつ、少しずつ努力を積み重ねるしかない。まったく人生ってやつは。まったく。

違うよ。全然違うよ

「現状を変える一発逆転」はいたるところにある。多くの人は、勇気がなかったり、ぼんやりと生きていたりするために、一発逆転のチャンスが目の前を通り過ぎるのを見過ごしてしまっているだけだ。

むしろ、「近道を探す努力」こそが正しい努力であって、「近道や一発逆転を狙わないで地道な努力を積み重ねる」という姿勢が、自分と周囲を不幸にし、格差と貧困を生み出し、日本を衰退させてきた。

という指摘。



これって、どちらが正しいのでしょうか?





昨日、経営者の方々の集まりで話をしてみました。

私達が話し合った結論から言うと、

「近道を目指しながら、地道な努力をする事が大事」

ではないかということ。



経営という視点から見ると、「近道」が「戦略」、「地道な努力」が「実行フェーズ、管理強化」であったりするワケです。

もっと効果的に、効率的に利益の上がる方法、お客様に喜ばれる方法、環境変化にマッチして時流に乗れる方法を模索して経営戦略を立案していきます。





「近道」という「経営戦略」を考えず、「今の戦略がベストだ」とばかりに自分のやり方に固執をしていけば、80年代、90年代に合ったが、現代にはいなくなった企業群のようになってしまいます。





分かりやすい例で言えば、DPEショップ。このビジネス形態で、いくら地道に努力をしていっても、大きな成果は期待できません。時代の流れに沿った「近道」を選択していかなければ、地道な努力に値する成果を得ることはできないのです。





しかし、「近道」ばかりを進もうとして、考えてばかりで「近道」に出会えるのでしょうか?

ホントに有効な戦略は、机の前に座っていてもなかなか生まれてこないものです。





「近道」は「地道な道」を歩んでいる中で見つかることが多いのではないでしょうか?今、進んでいる道を真剣に歩んでいく。ただし、「どこかに近道はないだろうか?」という嗅覚を忘れずに。今、歩んでいる道が、「今現在の最高の道」。だけど、「もっといい道」があるかもしれないという、広い視野を持ちながら歩いていく事が大事ではないでしょうか?





そうして前に進んでいるうちに、「近道」が見えてくる。「近道」を発見する。地図をぼんやり眺めて、近道は発見できないと思うのです。





「近道」ばかりを求めて、キョロキョロしながら、「美味しい話」があるとスグに飛びつき、なかなか前に進めない人もたくさん見てきました。

ベストの近道を選択したにも関わらず、まだキョロキョロしながら歩いているために、後ろから来た「近道を探しながら、地道に歩いている人」に追い越されていく姿をイヤというほど見てきました。





いつも要領よく生きることばかりを望んで、結果的に、虻蜂取らずになるような人達。バブルに踊らされていた頃、このような人達がたくさんいましたね。





どちらの道もメリット、デメリットがある。

それを踏まえて、歩んでいく事が大事ではないでしょうか?もちろんバランスの取り方は非常に難しいものかもしれません。





「近道を探す努力こそががベスト」だという言葉に惑わされない。地道な努力をバカにせずに行う。

「地道に歩むしか道がない」という言葉に惑わされない。視野を狭くせず、どこかにあるハズの近道へのアンテナを張りながら歩く。





そんな、近道を目指しながら、地道な努力をする事が大事だと思いませんか?