モチベーションは楽しさ創造から

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さんま、タモリの才能発見力

最近、リーダーシップについて考える機会がよくあります。

リーダーシップの中で、特に最近、大事だなと感じるのが「部下の才能を発見する」ということ。





誰でも評価できるような才能であれば、誰でも発見できますよね。

仕事の中のコアコンピタンスに対して、「能力があるか、ないか?」であれば、誰でも評価できます。

例えば、

  • 営業という仕事での、社交性があるかどうか?
  • 経営企画という仕事での、論理的思考力が高いかどか?
  • 製造現場での、改善意欲が高いかどうか?

などは、リーダーとしては、常に注意をしている話。

このコアコンピタンス系の「才能を発見する力」は、リーダーとしては最低限、持つべき力だとは思います。

しかし、これだけでは、凡庸なリーダーで終わってしまうと思うのです。





優れたリーダーは、「他のリーダーであれば気づかないような部下の才能」「本人でも気づかないような才能」を発見してやり、その才能を引き出してやる力があると思うのです。





ぼんやり、そんな事を考えていたら、ほぼ日刊イトイ新聞 - タモリ先生の午後2008。明石家さんまさんについて、タモリさんと糸井重里さんが語っているのを読んで、それが確信に変わってきました。

糸井 そういえばね、つい4〜5日前にさんまさんと対談したんですけど‥‥。

タモリ ええ。

糸井 あの人は「浄土真宗」ですね。

タモリ ほー。

糸井 まわりの芸人さんをすべて、肯定するじゃないですか。

「みんな、それでいいじゃないか!」というのが、さんまさんのやってることだなぁと。

タモリ ああ、ジミー(大西)ちゃんとか。

糸井 だからね、浄土真宗のお坊さんがそのむかしにやってたことを、お笑いの人たち相手にやってるんだなぁって。

タモリ うん‥‥そうかもね。

糸井 吉本の親鸞ですよ、さんまさんって。

タモリ そういう意味でいったら、『からくりTV』とかに出てる連中だって、よく考えたら、ふつうじゃないしなぁ(笑)。

糸井 でも、さんまさんって、そのおもしろさをうまーく引き出すじゃないですか。

タモリ うん。

糸井 それって、お坊さんの仕事じゃないかと。

タモリ そうだ、たしかに。

糸井 タモリさんとも、どっか通じるような。

確かに、さんまさんやタモリさんは、新しい才能、奇妙な才能を発見する力が凄く高いように思えます。





「からくりTV」、「踊るさんま御殿」「タモリ倶楽部」などでは、芸能人の意外な側面やあまりテレビで見たことのない素人の「普通じゃないところ」を発見し、うまーくスポットを当て、笑いに変えていっています。本人は「面白くない」と思っている部分でも、彼らのスポットの当て方で、それが面白いものに変わっていくのです。




若手、中堅の芸人さんでは見つける事ができないような「素人さんの普通でないところ」を、彼らは「爆笑」に変えていく事ができる。結果、タモリやさんまの評判があがるだけでなく、彼らの番組からは、次々にスターが生まれていく。





この「才能、個性を発見してあげて、それを活かしてあげる」という事は、芸人さんだけでなく、リーダーにも求められる大事な能力だと思うのです。ここに、リーダーのクリエィティビティが求められていると思うのです。

  • まず、部下を肯定してみる。そうした中で
  • 仕事における部下の長所は何か?
  • 部下の弱点の裏返しにある、長所は何か?
  • 仕事には関係ないようには思えるが、部下の良さとは何か?
  • 部下のユニークなところとは何か?
  • 普通じゃないところは何か?

これらについて見直していき、

「そのユニーク性を何かに活かす事ができないか?」

という事を柔軟に考える事ができるクリエィティビティが、優れたリーダーになるには大事なのではないでしょうか?古くからの言葉では「適材適所」という事になるのかもしれませんが、この言葉を更に拡大した力が求められるのではないでしょうか?





部下というリソースを「どれだけ最大限に活用できていけるのか?」という才能発見力。この力。さんまやタモリではありませんが、才能を発見した側も、発見された側も幸せにする力です。この力がますますリーダーに求められていくのではないでしょうか?