モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

人を動かすために必要な7つのプレゼン技術

私達は様々な場面で、周りの人を動かす必要に迫られます。部下に対して、お客様に対して、同僚に対して、家族に対して・・



人を動かす為には、論理構築、聞く力、他人に対する思いやり、情熱など様々な力が必要になってきますが、今回は、「プレゼンテーション技術」を取り上げてみたいと思います。プレゼンテーション技術とは、「こちの思いを、正しく伝える力」の事です。伝えた結果、相手に正しい理解をうみ、モチベーションを上げていく力の事です。



相手の目と耳と創造力をフルに利用していき、こちらの意図を分かりやすく伝えて、しっかり理解してもらう必要があります。その為に7つの技術をまとめてみました。

  1. ワンセンテンス化力
    小泉総理が、今までの総理と明らかに優れていた能力は、この力でしょう。プレゼン下手な人は、話が長い。だらだらしたプレゼンが終わった時点で、「結局、何が言いたいの?」と思われたら最後。全く伝わっていないという事になってしまいます。

    相手は、あなたの言うことを全て覚えておく事はできないのです。絶対に、理解して欲しい事をワンフレーズにまとめる。ワンフレーズのキャッチコピーを作る力。このワンフレーズをプレゼンの中で、何度も何度も繰り返して入れていく。繰り返していく事で「あなたが理解して貰いたいこと」の記号としてワンフレーズが記憶され、理解されていきます。

    もちろん、しつこすぎると相手の耳に障ると思いますが・・
  2. ストーリーテリング
    特に複雑な話は、論理だけを説明しても理解はしてくれません。論理は、相手に「なるほど」と思わせる事はできます。しかし、論理的な話だけでは、記憶に残りませんし、ココロに感動を生みません。「人を動かす」という事が目的のプレゼンでは、「ストーリーテリング」は論理以上に効果を発揮します。

    ストーリーテリングとは、昔、子供の頃に聞いた物語のようにしてあげるという事。人は、エピソードを記憶していきますので、あなたが伝えたい論理をストーリー化していくと、非常に記憶しやすい形にもなります

    以前、NHKプロジェクトXっていう話がありましたよね。あれを想像してみてください。プロジェクトXでは、「会社が危機的状況に陥った。男達には誇りがあった。逃げずに立ち上がった。そこには大変な困難があった。しかし助けてくれる人がいた。互いに励まし乗り越えていった。そして完成にいたった。完成したモノが社会を変えていった」みたいなストーリーで様々なプロジェクトが紹介されていました。

    どんなことでもプロジェクトXみたいにストーリー化する事ができるのです。「ストーリー化」は、相手の頭に具体的な姿をイメージ化させる力があります。相手の頭の中に、映画を流すのです。これは、論理を説明するだけではムリな事。相手の頭までを使ったプレゼンになるのです。  
    このストーリーテリング論については、いつか、また詳しく紹介したいと思います。  
  3. 例え話力
    例え話の有効性は、宗教書を見ればすぐに分かります。宗教書には例え話が溢れています。教義の有効性が、例え話を通して説明されているのです。たぶん宗教書から例え話を削れば、人を動かす力はガクッンと落ちるのではないでしょうか?

    例え話でよく使われるのが成功事例というやつ。成功事例を使って、自分が訴えたいことの補強としていく。これは非常に効果があります。セミナーに行ったり、本を読んだりすると、この事例ばかりを紹介しているようなものがある程です。

    成功時れを探すことができれば、それが一番いいのですが、いつもそうとは限りません。そこで使えるのが、身近な例え話。あなたが言いたいことを身近な例に例えてみましょう。宗教書のパターンと同じ。身近な例え話であればあるほど、説得力がでてきますよね。例え話は、身近にたくさん転がっています。例えば・・
    • 恋愛関係に例える
    • 夫婦関係に例える
    • 親子関係に例える
    • 友人に例える
    • スポーツに例える
    • 美味い料理に例える
    • 物理や生物等の科学的法則に例える
    • 等々
    こんな例え話チェックリストを作っておき、、しっかりとしたネタのアイデアを生み出す仕組みを作っていく事も大事です
  4. 論理整理力
    当然、論理的にオカシな話には、誰も動かされません。論理的に筋を通したプレゼンは当然の事でしょう。
  5. 数値表現力
    数値の力は偉大ですよね。具体的だし、分かりやすい。
    相手に動いて貰いたいことも含めて、できるだけ数値化できるものは、数値化していく事が重要になります。
    例えば、ネットショップで売上目標を100万という事があるとします。そしたら、それを更に細かく、単価1万とすると月100人の買上客が必要になり、1%の買上率だとすると、10000人のアクセスが必要になり、10000人のアクセス数を実現しようとすると、検索エンジンでは・・というように数値をどんどん詳細化していく事で、話に具体性がでてきて、説得力がアップしていきます。


    四則演算を上手に使っていって、数値で表現していく事がプレゼンの説得力を増していく事になってくるのではないでしょうか?
  6. グラフ化力
    数値化されたものをさらに有効に使うには、それをグラフにしていくともっと分かりやすくなります。また、訴えたい目的、訴えたいことをアピールする為には、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ等の何を使うのか?どういう風な順番に並べれば一番いいのかを選択して表現する力も大事になります。

    べつやくめそっどのように単に円グラフだけで書くだけでも、分かりやすさが違ってきますね。
  7. 図解力
    論理を話として説明するのではなく、図として表現していく事で分かりやすさは、何倍にもなります。図にしていくことで、因果関係等の関係までを、表すことができるようになるので、説得力が話をするだけの何倍にもなります。また、図解をしていく事自体で、自分の論理の整合性を確認していく事もできます。
    VISIOなどを使いこなす事ができれば、より分かりやすい図も描きやすかったりもしますね。
    それと、私は全然できないのですが、マンガとして描けたりすれば「分かりやすさ」という部分では、素晴らしいのではないでしょうか?(私は、マンガを書ける人が羨ましくてたまりません。)

もちろん、プレゼンをしていく際には、服装、目配り、話し方、身振り手振り等の要素も強く影響してきますが、今回これらに関しては触れさせて頂いておりません。

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