モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

あなたの個性って何ですか?個性的な仕事をするために整理しておくべき4つの視点

よく「個性的な人」とか「個性的なお店」とかいう形で「個性」って言葉を使いますよね。

ブログでも、流行るブログの条件の一つに、絶対「個性」という言葉が出てきます。「自分の個性、趣味性を全面に出したエントリー」「他にはない、個性的な切り口の編集方針」とか・・

ブログなど書いていない人でも「もっと個性的になりたい」と思っている人、「自分の個性で勝負できるようになりたい」って思っている人も多いんじゃないかな。



「自分の個性を発揮できる仕事」「自分の個性に合った仕事」に就いているかどうかは、その仕事へのモチベーションを大きく左右しています。退職理由に多い「仕事が面白くない」という事は「自分の個性に合った仕事ではなかった」という意味ですよね。




「では、自分の個性って何だろうか?自分らしさって何だろうか」と改めて考えると、これって結構難しい問題ですよね。私も自分で自分の個性をよく考えています。そこで私が「自分の個性を考える」際によく使っている、4つの視点をご紹介。(ここでは社会から評価される個性という事に限定してご紹介します。)







  1. 個性は社会、周囲とと無関係では考えられない。
    個性ってものを考えるとき、逆の視点として社会や周囲との関係論が欠かせない。
    周りの人のほとんどが持っている能力を、同じ程度持っていても個性とはならないだろうし、周囲との対比という視点も重要になるのだろう。

    投げる球が速いっていう事が個性だと感じる人がいたとします。その人がプロ野球という投げる球が速い人ばかりの世界に入れば、ホントによほど速くなければ個性にならないだろうし、逆に草野球レベルに行けば、それが個性という事で草野球の世界では自他共に認められる個性として評価される事になる。個性が個性として評価されるには、自分がいくら得意と思っていても、周囲との関係性は無視できない。
  2. 誰も喜んでくれる人がいない個性は、個性とは言えない
    社会から評価される個性という事を考えた場合、その個性が周囲の人、誰か一人でも何か役に立つとか、喜ばせるものでないと意味がないのだろう。それが、オタク的なもので、一部の人しか喜んでくれないものだとしても、喜んでくれる人がいるのならば個性という事になるのだろうが、全く誰も喜んでくれないようなものを、いくら自分ができるといってもそれは個性にはならないのだろう。その喜んでくれる人がたくさんいればいるほど、喜びの大きさが大きければ大きい人ほど、「あの人の個性は凄いね!」って話になるのだろう。


  3. 特別すごい力がなくても、個性とみなされる事がある
    1で述べたような、凄い能力というワケではないが、個性的と思える人がいる。それは、新しいカテゴリー、自分なりの独自な視点でカテゴリーをクリエィトしている人達だ。みうらじゅんさんが言っていたのだけど、「個性」って、「カテゴリーの仕方」って言ってたけど、確かにそういう面もあるよね。


    人それぞれで、いろんなモノを見たときに「カテゴリー」や「タグ」付けをしている。そのカテゴリーの付け方が個性とも言えるのだろう。例えば、みうらじゅんさん的に言えば、日本の政治というカテゴリーにShall We Danceが入るだという。私なんかからすれば「えっ?」なわけてある。
    みうらさん的には、「日本の政治→小泉純一郎→独特の髪型→リチャードギア→Shall We Dance」という関連で日本の政治に入るんだそうだ。このカテゴリー分けを聞くと、「この人、個性的だ」と感じてしまう。

    新しいカテゴリーを作る、独特なカテゴリー基準というのも素晴らしい個性なんだろう。
    ビジネスのジャンルなんかでは、今の時代、自分独自の「個性的なカテゴリーの仕方」が、最もスポットが当てられる個性なのかもしれない。

  4. あなたのスケジューリングそのものが個性
    「スケジューリング」って、人の時間の使い方、物事の優先順位、モノの考え方が全て表せているし、その人の将来まである意味、見通すことができるものだったりします。

    1日のスケジュール帳に今日、会う人の名前しか書いていないスケジュール帳もあれば、夕方に行く、スポーツジムまで手帳に書いてある人もいる。自分のレベルアップの為に、資格取得の為の勉強時間をとっているスケジュール帳もあれば、家族との旅行がスケジュール帳に入っている人もいる。
    それぞれが、その人の個性ですよね。行き当たりばったりで全く無計画な時間の使い方をする人、将来の先を見据えた自己投資をする人、家族を大事にした時間の使い方をする人。三日坊主の人。等々。スケジュールには、ホントに個性が出てきます。

    最も、個性的になる身近な方法は、このスケジューリングのやり方、時間の使い方をまず見直してみることが一番カンタンなのかもしれない。