仕事ができる人の基本OSを7つにまとめてみた
以前、ある社長さんと昼ご飯を食べながらの雑談で、仕事ができる優秀な人ってどんな人だろうという雑談になった。「優秀な人は、社長がモチベーションについて心配しないでも、勝手に自分自身でモチベーションアップしてくれるからラクなんですよ!」と笑いながら、ユニークな「仕事ができる人」について考え方を披露してくれた。その考え方とは・・
『人の能力もPCと同じように3つのソフトウェアから成り立っている。基本OS、ユーティリティソフト、アプリケーションソフトの3つ。この3つの能力のバランスで優秀な人は決まる。しかし、仕事の成果はアプリケーションがどれだけ発揮されるかにかかっているが、アプリケーションは、良いOS、良いユーティリティが動いていてこそ、その能力を発揮する。ここを見誤って、よく、アプリケーション能力の高さに惚れ込んで採用や配置を考えると失敗するケースが多い。
人のアプリケーションとは、特定の職種や業務を遂行していく為に必要な知識、技能のこと。
例えば営業であれば、商品知識、セールストーク構築力などのこと。
これは会社や仕事によって違うし、企業の中でどんどんトレーニングしていけば良い。知識、技能を覚える場を提供していけば、急速に能力向上が図れていくし、ここへの教育投資は採算が合う。職場別に研修等を行っていけばよい。
次に人のユーティリティソフトとは、職種、業務に関わらずに、必要となってくる知識、技能の事。例えば、ライフハック系で取り上げられている時間管理のテクニックなどがそれにあたる。優れたユーティリティがインストールされている人は、アプリケーションの覚えも速いし、幅広いアプリケーションの応用が効く。これもトレーニング、学習によって大幅に、急激に能力拡大をさせていく事ができる。これに関しては、全社研修や全社的に習慣化を行っていく仕掛けを作っていく事で何とかなる。
問題は、基本OS。その人が会社に入る迄に培ってきたもの。例えば、人に対する愛情であるとか、物事に対する情熱であるとかいう事である。この基本OSが高い人間は、ユーティリティソフトやアプリケーションソフトをインストールすると、凄く効率的に結果を出してくれる。ユーティリティやアプリケーションを動かしていくものとも言える能力の事だ。だから、うまく能力を伸ばす事ができれば、他の2つよりも大きな成果が見込める。
しかし、実際には、教育ではなかなか基本OSの能力開発を行う事が難しい。この基本OSがない人材に対して、企業がこれに教育投資をしていこうとすれば採算割れになる可能性が高いし、効果が出るまでに時間がかかりすぎる。例えば、他人に対する愛情が薄い、関心が薄い人に対して、企業側が研修を通して愛情を持つことの大切さ等を教えていっても、瞬間的にそれに気づかせる事ができたとしても、それが定着するかどうかの可能性は非常に期待薄である。もちろん時々、大きく変わる人はいるが、希である。基本OSに関しては、企業が教育するというよりも、個人の資質に委ねる部分が多い。だから、新卒にしても、中途にしても採用時には、この基本OSのチェックだけをしていくべきだ』
とその社長は話していました。
その話を聞き、私もなるほどと思いました。そこで、その社長と「人の基本OS」となる能力って何だろうって事を、互いにワイワイガヤガヤやりながらまとめた仕事ができる人が持っている、7つの基本OSをご紹介します。
- 愛情
- 周囲への感謝の気持ち
- 思いやり・共感力
- 明るさ
- 利他的思考
- 親切心・心配り・サービス精神
- 周囲への感謝の気持ち
- 情熱
- 一流へのハングリー精神
- 使命感(家族や周り、社会、世界)
- 努力を厭わない熱意
- "やり抜く執念
かならずやる・できるまでやる習慣"
- すぐやる・スピード意識
- 一流へのハングリー精神
- 前向きな思考
- 楽しさ創造力
- プラス思考
- 反省思考 (失敗から学ぶ)
- ストレス耐久性
- 素直さ
- 楽しさ創造力
- 論理的思考力
- 分析思考
- 目的手段思考
- 現実的な思考(リスク管理思考)
- 実利・計算思考
- 好奇心
- 中庸思考
- 状況判断力
- 分析思考
- コミニケーション能力
- 傾聴力
- プレゼンテーション能力
- ストーリーテリング力
- 相手にあわせた、理解しやすい話し方
- コミニケーション好き
- 自己開示力
- 傾聴力
- 戦略的思考力
- 大局的思考 (木を見て森を見ずにならない)
- オンリーワン思考
- 優先順位と重点思考
- シナジー思考
- 大局的思考 (木を見て森を見ずにならない)
- 創造的な思考力
- 創造的な、柔軟性
- 非常識思考
- コンセプト立案力
- アイデア共有思考
- ユーモア力
- 創造的な、柔軟性
あなたも、どれくらいの基本OSがあるのかをチェックしてみると、簡単に、能力向上課題が見つかるかもしれません。これらの力は、少し時間をかけていかなければ身につけていく事はできないものだと思いますので、焦らず、少しずつレベルアップを図っていく事が大事なのではないでしょうか?