モチベーションは楽しさ創造から

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日常の忙しさの解消は、2月を『充実した閑散期』にする事で実現される!

2008年も、早1ヶ月をすぎ、2月に入りましたね。

ビジネスでは、昔から2月、8月は閑散期だと言われています。

皆さんの会社はいかがでしょうか?





1月の慌ただしさが終わり、3月からの忙しい時期に突入する前の端境期でもあるのでしょう。

2月が閑散期でない企業もあるのでしょうが、逆に、そのような企業は別の月が閑散期だったりするのでしょう。





私達には、1年においても「閑散期」、「繁忙期」があります。

1ヶ月においても「閑散期」「繁忙期」があります。

1週間の中でも「閑散期」「繁忙期」があります。

一生の中においてもそれがあるのかもしれません。





皆さんの「閑散期」「繁忙期」とはいつになりますか?





実は、「充実した時間」を過ごすためには、私はこの「閑散期」をいかに充実させるのかが大事だと考えています。




「繁忙期」は、ある意味、ベルトコンベアにのっているような状況です。次から次に仕事がきます。

考える必要があるのは、「それをどれだけ時間を有効に利用して、ムダを省き、効率的に進めていくか?」を考えるだけでいいのです。





しかし、「閑散期」は違います。

「できる人」とそうでない人の違いの一つは、この「閑散期」の過ごし方だと思うのです。





普通の人は、閑散期を「ゆったりとできる時間」と考えています。ヒマに任せてゆったりとすごします。ゆったりと過ごしている間に、いつの間にか時が経ち、また忙しい時がやってきます。そしてバタバタとした毎日を送っていきます。





しかし、できる人は違います。できる人は閑散期を「ゆったりできる時間」だとは考えていません。「次のチャンスをもっと大きくする為の準備の時間」だと考えているのです。この間にバッチリとした準備ができているので、繁忙期を迎えたとき、落ち着いて誰よりも高い生産性を上げる事ができるし、新しく生まれたて来たチャンスを掴む事ができるのです。





そこで、できる人の閑散期が始まる前の準備している事について、ご紹介

  1. 次の繁忙期に、どれくらいの仕事をしたいという目標がはっきりある
    「繁忙期にどのくらい仕事をしていきたいか?」で閑散期に準備すべき事が違ってきます。この目標を漠然とではなく、具体的にハッキリとしていきましょう。


  2. 「今の閑散期において、何が準備されているとその目標が達成できるのか?」という、閑散期目標がはっきりある
    多くの成果を実現したければ、それだけの準備を整えておかねば、単なる夢物語で終わってしまうのです。大きな成果は、完璧な準備により実現できるのです。


  3. 閑散期目標は、以下の視点で具体的にまとめあげている
    1. 繁忙期を一層効率的に行う為に、新しい仕事のシステム化や既存システムの見直し目標(決して忙しい時にはできないから)
    2. 繁忙期の為に、今やっておくべき雑用、準備しておくべきものをチェックリスト化
    3. 繁忙期に終えておくべき、情報収集リスト
    4. 繁忙期に備えて、、自らのレベルアップ、自分が率いているチームメンバーの能力アップの目標
    5. 新しいビジネスチャンスを掴む為の、仕事のシステム化、能力向上、情報収集の目標

      (閑散期は、繁忙期の為の準備という意味合いとは別に、全く新しいチャンスを掴む為の準備期間という意味合いもあるのです)



  4. 閑散期目標は、数字などのように測定可能な(できたか?できてないとすればどれくらいできていないか?が分かる)レベルまで、具体化されている。
    閑散期目標は、抽象的に表現されやすいものです。閑散期だからこそ、一層の目標の具体化が大事になってきます。抽象的なレベルで目標を考えるのをやめてしまうと、意識化される事がなく、いつのまにか時だけがすぎてしまいます。


  5. 閑散期目標は、最低でも週レベルにまで目標がブレークダウンされている
    閑散期目標は、とても無視されやすいものです。繁忙期の目標は、達成できなければお客様や上司からクレームがきますが、閑散期の目標は、自己管理的な部分が多いものです。だからこそ、常に意識する為に、週レベルの目標にブレークダウンされている事が重要です。私は、毎日のスケジューリングにまでブレークダウンしたものを入れています。






閑散期をある意味、繁忙期以上に忙しくする事ができるか?

この事が、ある意味、「ゆったりとした繁忙期を過ごす為の鍵」になると思うのです。

みなさん、充実した閑散期を過ごしていきましょう。