チャレンジ意識や自信を生み出す為に最も必要なモノ
私はモチベーションやLIFEーHACKを研究しています。高いモチベーションを持ち続け、仕事に取り組んでいたい。自分が率いている組織をモチベーションアップさせていき、部下にもやる気を持って働かせていきたい。等々・・モチベーションアップの方法は、「カンタン、スグ、劇的に自己革新できる」と言われている５つの方法 やいつも積極的なココロで過ごす為の１０のハック 等などこのブログでも、今までたくさん紹介しています。
これらのモチベーションアップの方法やLIFEーHACK以外に、チャレンジ意識を大きく左右するのが、安全基地。安全基地とは、いつでも自分が変えることができる場所。そこにいれば絶対に安心だと感じれることができる場所の事です。
例えば、子供の頃で言えば「母親」。近所の子供と喧嘩しても、母親のところにいけば優しくしてくれる。もし、何かのトラブルが起こったとしても、母親が何とかしてくれるというような感覚ですね。話はそれますが、子供の問題児等を調べてみると、問題のある子供は「親」への安全基地意識が非常に低いそうですね。
つい最近も、プールに子供達と言ってきたのですが、我が家の次女は、父親に似てたいへんな恐がりさんです。新しい事をするのが苦手なんですね。プールのちょっとした滑り台があったのですが、そこから滑るのが怖くて、頂上までいっても滑ることができないんです。何度も、滑り台の頂上まで行っては、階段で下りてくる事の繰り返し。
そこで、「お父さんが絶対に下で捕まえてあげるから大丈夫！」と抱きしめながら言ってあげると、ようやく滑ってくれました。安全基地を確認できたからなのでしょう。一度滑って何ともなかった娘は、その後、何度も楽しそうに滑り始めました。最後に、娘に「今日一番楽しかったのは何」と聞いてみました。すると、娘は「滑り台」と嬉しそうに答えました。「興味はあったけど、メチャ怖かったものが滑ることができるようになった」事が嬉しかったんでしょうね。
娘に限らず、人は「自分の知らない事を知りたい」「何か新しいことをやりたい」「もっと刺激的な事がやりたい」「新しい冒険をしてみたい」という欲求はあります。だけど、確認できる安全基地がないと、その欲求が萎んでしまうんですね。娘で言えば「滑り台がみんな楽しそうにすべっているんで滑ってみたい。だけど怖いからやめておこう」みたいな感じですね。「新しい刺激への欲求」と「安全基地への信頼感」のバランスで新しいものへチャレンジするかどうかが決まってくるのです
そういう意味で、モチベーション向上を考えていく際に、技術や方法論以前に、安全基地問題をしっかり整備しておく必要があります。私達の安全基地とは、それではどのようなものでしょうか？私の安全基地をご紹介させて頂きますので、あなたの安全基地を考えるキッカケにしてください。
- 家族
- 両親
- 確実に仕事を頂けるお客様
- 毎月の固定収入
- 何かあった時に相談できる仕事仲間・ネットワーク
- 友人達
- 資産
- ２２年で培ってきたノウハウ・技術
- 今まで積み上げてきた実績
私の安全基地はこれらのものですが、それらへの安心感の濃淡はかなりあります。残念ながら、私は「これに帰れば、絶対的に安心だ」と感じれるモノが少ないですね。これは子供の頃から。両親への安全基地感というのが子供の頃から乏しかったですね。私の最重要なモチベーションテーマは、「これらの安全基地をいかに信頼していくか？」。そして、安全基地をいかに信頼できるものに自分でしていくのかという事です。
私に限らず安全基地への自分の信頼感がどこまで高いのかは、モチベーションにとって大変重要になってきます。「絶対に支えてくれる」という全幅の信頼感が安全基地に対してある人は、物凄いチャレンジフルな仕事ができると思います。
サラリーマンの人達にとって給料や安定した雇用関係は、大きな安全基地の一つだと思います。よく、リストラをやられている会社、毎月の給料の変動が激しい会社があります。そこの経営者や人事担当者は、モチベーションのためにその制度を作っています。しかし、ほとんどの社員さんにはその制度はモチベーションとして機能していません。逆にエリート以外の普通の社員さん達の安全基地を崩壊させている事になり、新しい事にチャレンジするのが怖い人達の集団を作っていく事になるのです。モチベーションの事が分からない人が、単純に機械的に業績給を作っていくとそうなっちゃいます。
話を戻します。
ライフハックの前に、自分の安全基地を確認して、「自分には帰ることがあるんだ。何があっても支えてくれる人達やものがあるんだ。彼らがいるから多少の失敗があっても大丈夫だ。」という安全基地の確認が、イキイキと新しい事にチャレンジしていく為には必要になってくるのです。
あなたの安全基地は何ですか？それをどれくらい、あなたは信用していますか？もっと信用していくには何が必要ですかを考えてみると、あなたのモチベーションアップにつながっていくと思います。
