モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

周年のご挨拶 続けるには、利口になるよりバカになる事の方が大事!?

ブログ、立ち上げて、ようやく1周年。

読んでくれる、あなたがいたから1年間続けることができたと思います。ありがとうございます。





このブログは、私にとっては「学んだ事を整理する、学習ノート」であり、「仕事の中で浮かんだヒントをまとめるアイデア帳」です。このような「学習ノート」や「アイデア帳」というものは、スタートするのはカンタンですが、続けるのが難しいものです。





私も、今まで何度もチャレンジしたのですが、なかなか続きませんでした。しかし、ブログを「学習ノート」や「アイデア帳」の代わりに書き始めると、1年間続ける事ができました。読んでくれるあなたがいるので、サボる事ができない。喜んでくれるあなたがいるから、面白いものを書いてやろうという気持ちが、生まれてくる事で、続ける事ができたのだと思います。





ホントにありがとうございました。





とは言え、1年続けるのは大変でしたね。朝、約1時間半、このブログを書くのに時間をかけるという事は・・

何が、一番、続けることにおいて大変だったかというと、自分の内なる声への対応です。





もう一人の私が、「こんな事をやっていて何になるの。すぐに金になる話でもないのに。」という小利口虫が声をかけてきます。コンサルタントみたいな仕事をしている私には、小利口虫がたくさん住んでいます。小利口虫は、いつも冷静に、客観的に事実を集めてきて、私の耳にささやきます。確かに、冷静に考えていると、小利口虫の声が正しいような気がします。ブログなんて書いているヒマがあれば、セミナーの資料などを作っていた方が生産的です。しかし、この声にまだ流される事なく、続ける事ができています。





それは、あなたがこのブログを読んでくれているという事実がアクセス数という事で見える事と、ある時点で「ビジネスに繋がるかは分からないが、とにかくブログの未来を信じて書き続けよう」と決意をしたからでしょう。格好良く言えばそうなんですが、単純に言えば「ブログ バカになろう」と決めたのが良かったと思います。





「信じる」という事はかなり難しいものです。例えば「ブログを書くことの未来を信じる」という事は、ブログを書く事の「否定的な事実に耳を貸さない」という事でもあります。「否定的な事実に耳を貸さない」という事は、バカになるという事。信じるとは、ある意味、「バカになる」という事です。





何かを上達していこう、極めたいと思えば、信じる必要がでてきます。料理の達人になろうと思えば、「美味いモノを作る事は、食べる人の幸せを作る事だ」という事を信じる必要がある。ここに、「食べ物を作る事なんて、主婦が毎日やっているつまらない事」なんていう意見に耳が傾いて、信念が揺るいでしまっては、料理の達人になどなれないでしょう。料理人という仕事を信じる事が必要になる。料理バカになる必要があるのです。





何かを成し遂げようとすると、やるべき事を信じるしかありません。

何かを信じるとは、ある意味、「バカになる」ということです。






どんな事でも、最初やる時はうまくいきません。うまくいかない期間が長く続くこともあります。(成功する為に、成功本は役に立つのか?)そんな時に、すぐに小利口の虫がでてきます。「こんな事して何になるの?」「ムダじゃない?」「もっと生産的な事があるんじゃないの?」と耳元でささやきます。しかし、何かを成し遂げようとするには、そんな声に耳を傾けるわけにはいきません。「きっとうまくいく!」という根拠のないような何かを信じて、突き進むしかありません。根拠のない何かを信じているバカになる必要があるのでしょう。





ここで難しい問題が出てきます。世の中、利口になる方法はたくさん書物になっています。勉強法の本などを読んで、知識をつけていけば利口になれる。論理力をアップするようなトレーニングをすれば、利口になれる。しかし、自らの意志で「バカ」になるという事を真剣に考えている人は、あまりいないかもしれません。知らない間に、他人が自分をバカ化してしまっているケースはあるかもしれませんが・・





例えば、一部の宗教団体のやり方がそうですよね。代表がオウム真理教。信者を、オウムの教義以外に耳を貸さないバカを作っていきました。洗脳手法などが、そこにはあるのでしょう。







しかし、他人からの働きかけでなく、自らの意志で「バカになろう!」と思う人は少ないのではないでしょうか?もちろん、全ての事にバカになる事はできません。バカになる事にはリスクが伴うからです。バカになる事は、自分の信念を揺るがす、不都合な真実に耳を傾けないという事も起こるでしょう。冷静な判断ができないかもしれません。そのリスクは承知で、「これは!」という部分に関しては、「バカになる」覚悟を持つ。





何かを極めたいと思えば、続けて絶対にやろうと思った時に最も大事なのは、「○○バカになろう」と決意する事ではないでしょうか?ブログ1周年を振り返って、

  • 誰でも簡単にできる、「バカになろう!」と決意する事
  • 続けるには、小利口虫には耳を貸さない「バカになる」こと。

の重要性を感じる事ができました。





偶然ですが、ほぼ日も10周年だそうなのです。私の1年どころの話でなく、10年続けという大変さは凄いモノがあるでしょう。そんななか、10周年を迎えたあいさつで糸井さんも「ばかのようにでなければ続けられませんでしたね。」と言われています。やっぱり、みんな続けるには、「バカになる」覚悟をしているんだろうなぁ。

吉本隆明さんの
「どんなことでも、
 毎日10年やり続けられたら、
 一丁前になれる」
ということばを、いちばん信じていたのは、
ぼくたちだったのかもしれません。
信じるというのは、ばかのようになることです。
利口な方法や、知恵のあるやり方を探そうともせずに、
「毎日10年続ける」ということをやってきました。
いや、考えてみれば、
ばかのようにでなければ続けられませんでしたね。






PS

私の本、「モチベーションが上がるワクワク仕事術」これからも応援よろしくお願いいたします。

めざせ!仕事のプロ モチベーションが上がるワクワク仕事術

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