モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

「仕事を楽しむことができる人」と「好きな仕事をしたい人」とは違う!

孔子論語の中で

これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。

「好きなことを仕事にしている人よりも、どんな仕事も楽しめる人ができる人だ。」と言っています。

「仕事を楽しむことができる人」と、「好きな仕事をしたい人」ことの違いって、何が違うのでしょうか?

  1. 現状を精一杯楽しむ力が違う!
    「好きな仕事をしたい人」は、運で大きく左右されます。


    「好きな仕事」に出会えるかは、自分の努力だけでは、どうにもなりません。幸運があなたのドアをノックするのを待つ必要があるのです。自分が好きなものとの出会い、人との出会いが大きく左右します。一生、青い鳥が見つからないまま終わる人もいるハズでしょう。


    「仕事を楽しむことができる人」は、最初は望んでいないような仕事でさえ、なんとか「楽しくする工夫」を行っていくのです。「目の前の仕事」を楽しくする事を考えるのです。


  2. マンネリを打破する力が違う!
    どんなに好きな仕事でさえも、長い間続けていけば、マンネリ化してしまいます。料理が好きで、料理人の道に入ったとしても、何十年も毎日、同じようなお客さんに同じような料理を出し続ける事は、大変なことです。


    「好きな仕事をしたい人」は、理想の仕事につけたとしても、このマンネリ期を乗り越えることができません。好きな事を好きで有り続ける事は、想像以上に難しいものです。

    「仕事を楽しむことができる人」は、このマンネリ期でさえも、いかに楽しくすごせるかを徹底して工夫できていく人ではないでしょうか?


  3. 閾値を乗り越える力が違う!
    好きだった仕事をやり始めても、すぐに仕事で成果は出せません。プロとアマチュアではレベルが違いますからね。どんなに素人で料理が得意な人でも、プロの世界に入れば別次元。自分が得意と思っていた仕事についても、そこそこのレベルに到達するには、かなりの苦労や下積みが必要になったりします。


    どんな仕事にも「閾値を越える」というステップがあります。好きな仕事につけても、最初から全て順調にうまくいく事など少ないものです。


    仕事により
    時間の長短はあるにしても。努力量に比例して成果が上がってこない時期があります。全く結果が出ない場合も多いものです。


    それが、ある一点を超えると、グーンと仕事が上達してきて、結果がでてきます。この地点を閾値と呼びます。閾値を越えると、次のステップ(小さな成功)に進む事ができるのですが、大抵の人はこのステップに進む前に諦めて、違う方法や目標を模索していく事になります。


    閾値越えまでは、努力の割に成果が出ないために、好きだった事でさえ、楽しく感じなくなり、挫折していくケースがよくあります。「仕事を楽しむことができる人」は、この閾値を越えるまでの苦労の期間でさえ、いかに楽しくすごせるかを徹底して工夫できていく人ではないでしょうか?



  4. どんな仕事も好きにしてしまう力。楽しくしてしまう力が違う!

    自分が好きな仕事につけるかどうかは、極端に言えば、「楽しく仕事ができるか」という事とあまり関係ないかもしれません。どんなに好きな仕事、楽しい仕事についても「仕事を楽しくしてしまう力=楽しさ創造力」がなければ、その仕事の退屈な面、困難でつらい面に押し潰されていくでしょう。





    例えば、プロのサッカー選手や野球選手は子供の頃から夢を見るくらい、好きな仕事についているはずです。だけど、全ての選手達が仕事を楽しんでいるかと言えばどうでしょう。いつも間にか、練習も苦痛になり、大事な場面でのプレッシャーでだんだんそのスポーツそのものがイヤになってきます。一部を除いた多くの選手は、、子供の頃のような情熱がなくなっているのが現実でしょう。





    逆に、はじめは好きでもない仕事に就職した人でも、「仕事を楽しくしてしまう力=楽しさ創造力」がある人は、その仕事をいつのまにか天職に変えてしまう事ができるのです。

    多くのプロフェッショナルで成功している人は、実は、こちらのケースがほとんどではないでしょうか?





    仕事を楽しむには「楽しさ創造力」の能力開発が必要になります。「今、目の前にある仕事をいかに楽しくする事ができるか!」こそ最も重要なビジネススキル、モチベーションスキルなのです。当然、何も頭を働かせる事なく、楽しくはできない。「楽しくするための頭の働かせ方」を習慣化していく事が大事なのではないでしょうか?



←よろしければ、応援お願いします。嬉しいです!