モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

年金も格差も真因を議論すべきじゃないの?参院選でホントに議論してもらいたい「日本国民問題」

「小学生のうちの子供のクラスは10%の子供がフィリピン人なんだ。」という衝撃的な話を友人から聞いた。彼の住んでいるところは、農業、繊維工業が盛んな田舎町だ。聞くと、農業でフィリピン人、繊維工業で中国人の労働者が増えているとのこと。


これを聞いて、ホントに今回の選挙の争点は、「年金」や「格差社会」でいいのっていう事!それも大事でしょうが、ホントに争点として議論すべき事で欠けていると思うのは「日本国民とは?」という問題。 今後も、純血主義的な日本国民制度を保っていくのか?そうではなく、新たな道を考えていくべきなのか?を今、議論しておかなければ、大変な事になるような気がしているからだ。この「日本国民問題」は、「年金問題」「格差社会問題」に本質的に関わってくる問題だ。

例えば、今の年金制度は、現在の日本国民の若者、子供の数では崩壊してしまうのは、誰が見ても明らか。簡単な算数の問題だ。年金制度という部分を考えた際でも、制度を支えるお金を払う人材をどう確保していくのかという抜本策を早急に考えねばならない。その為に、「新しい日本国民として、外国の労働者をどう入れていくのか?日本国民としては受け入れないが、年金制度での保証の枠組みに入れていくのか?」とか、そうでなければ、「小手先でなく、抜本的な少子化対策をとる」か、「年金制度そのものを、積み立て方式」にするとかを選択しないといけないと思う。そういう意味でも「日本国民問題」をどうするのかを今、議論すべきではないだろうか?

ナショナリズム的にこれを言っているわけではない。


モチベーションアップというこのブログとのテーマと密接な切り口は、労働者問題。今でも一部の業種では起こっているが、今後更に少子高齢化が進み、ますます労働者不足は進んでいく。これは経済の予測と違って、医療のイノベーション、疫病や戦争が起こらない限り、人口動態だけは100%予測できる話だ。この政策を誤ったヨーロッパの先進諸国から学ぶべき事は、「しっかりとした方針」を作って、国民政策は考えていく事だと思う。決して場当たり的に動いては失敗する事だと思う。だから、今議論していく必要がある。ただでさえも、今回の年金問題でも分かるように日本政府は場当たり主義的なところがあるのだから・・


思いつくだけでも、今、はっきりと指針を決めなければいけないテーマが「日本人問題」にはたくさんある。

  • これからも、純粋に日本人(ここで言う、日本人とは今、日本に住んでいる人達の事)だけで、国内労働をまかなっていくつもりなのか?
  • それとも、外国の方々から、新たな労働者をどんどん入れていくつもりなのか?
  • それとも、今のように、研修生と称する労働者や不法滞在者を労働者としてカバーしていくのか?
  • 外国人を正式には受け入れないとすれば、どのように労働環境をカバーしていくのか?
  • その際予測される、労働者の減少や、需要の減少に伴って国内経済が縮むのは仕方がないと考えるのか?
  • やらないとすればもっと本格的な少子化対策をどうするのか?
  • 外国人労働者から職を奪われる。その為に給料が下がる、今の日本人をどうするのか?
  • 労働してくれるという事で受け入れた外国の人々、その家族を日本国民としていくのか?
  • それとも、数年後には必ず元の国に戻すのか?
  • 正式に外国人労働者を入れるとするとすると、どんな仕事をしてくれる、どんなスキルを保有した外国人を入れるのか?
  • 日本に働きに来てくれた外国人労働者の老後をどう考えるのか?
  • 来て貰うと決めたので有れば、彼らが気持ちよくモチベーションアップされた状況で働いて貰うために、国として、社会として整備すべき事はないのか?
  • その人達の年金制度は作っていくのか?
  • 外国人労働者を受け入れる際の公式の手続き、審査をどうしていくのか?
  • 日本国民に彼らがなりたいといった場合にどうしていくのか?
  • その際、日本国民が持つべき、共有すべき旗と価値観は何なのか?(日本国民とは何かという理念に通じる話)
  • 彼らが地域コミニティにとけ込んでもらい、仲良く共存していくために、地域は何をしていくべきなのか?
  • 不法滞在者について、徹底的にどう行っていくべきなのか?それらに対する治安維持をどうしていくのか?

この「日本国民問題」は、経済、労働、年金制度、地域、学校教育、職場等のあらゆる事に影響していく大問題であり。しっかりとした議論のもとに方向をはっきりすべき問題だと思う。決して「なぁなぁで、なし崩し的」に決める問題ではない。生活に密着している話だから。


この日本国民問題は、今後数百年の日本を左右する問題であり、今までの文化から大きく変わっていくかもしれない問題だ。単なる経済的観点だけから捉える話でもないだろうし、文化、生活、社会、あらゆる観点から議論していくべき話しだと思う。新たな日本国民像は今この時期に、みんなで議論しておくべき話ではないだろうか?


日本では、大事な問題は玉虫色にしておくという解決法がある。原爆問題なんかそうだと思う。自衛隊にしてもそう。原爆も「使わず、持たず、持ち込まず」って言ってるが、ほとんどの人は、「アメリカは持ち込んでいるだろう。わざわざ日本に立ち寄るために核兵器をどこかにおろしてはこないだろうから」と分かっている。自衛隊の保持についても、純粋な子供が読むような目で憲法の文章を読んだら違憲とは思うけど、ないと困るから、それなりに国民内での合意が取れている。ホントは、自衛隊の人のモチベーションアップの為にもこれらも白黒しっかりつけないといけないと思うのだけど、めったに起こらない国防の話だから何とかやっていけるのだろう。


しかし、この日本国民問題。これは、日々の話だ。私の職場にも、地域にも、子供の学校にも起こってくる問題。核兵器自衛隊のように誤魔化し、誤魔化しはできない話だ。大変は話だからと、避けて通れない問題だと思うのだ。お上が決めた話だからで済む問題ではない。全員のコンセンサスが何より不可欠な問題だと思う。だから今回の選挙という最大の議論の場を通して、しっかりとしたコンセンサス作りを行う必要があるのではないだろうか?それも、タイミング的に今しないと、手遅れになってしまうような気がする・・この問題は「玉虫色の決着」ではいけないのではないだろうか?


リーダーは、目先の事、問題対処能力も大事だが、50年、100年単位での物の見方、ビジョンも是非、期待したい。「場当たり、なし崩し的に」、この日本人問題を対処してしまうと、大変な社会問題や混乱をもたらすと思うから・・

お勧めモチベーションエントリー ソフトウエアかんばん方式

誰でも始められるGTD R(2) ゲームの準備|gihyo.jp より

日々の活動に集中していける環境を作るための手法、GTD。これをチームで共有化していく事で全体の見える化をしていくやり方を紹介されています。トヨタの看板方式のように、タスクをポストイットに書きだし、全員の見えるところに張り出して、業務の遂行したごとにカードを移動していくというシンプルなやり方。
なかなか面白いですね。チームメンバーの同意を得ることができれば、チームでやるべき事やどこまで進んでいるかが明らかになり、モチベーションアップが進むと思いますね。(下手すると、管理強化ととられてしまうので、その当たりの考慮は必要かと思いますが・・)

「ソフトウェアかんばん」では,開発者が「やるべき作業」をタスクとして洗い出し,そのタスクを「タスクカード」という1枚の紙もしくは付箋に書き出します。このタスクカードには,担当者と作業時間を決めて書き込み,壁に張り出します。壁には,「未着手(ToDo)」「実施中(Doing)」「完了(Done)」の3つの領域を作り,担当者が自分でタスクカードを壁に張って,作業が進むにつれて移動させていきます。

「ソフトウェアかんばん」は,このように仕事をタスクカードとして壁に張り出すことで,「個人の作業がどのような状態なのか?」「次にやるべき仕事がどれだけあるのか?」などを,ひと目で判断できるすばらしい手法です。

何でも今やる人、後回しにする人。あなたはどっち?

仕事のスタイルとして、「何でも今やってしまう人」の方がいいのでしょうか?それとも、「何でもあとでやるとしてしまう人」の方がいいのでしょうか?


今やる人については、404 Blog Not Found:何でも「いまやる」としてしまう人が知るべき10個の真実より、

1.20%の人々は自分のことを先を争ってしまう人だと認識している。
2.先走ることを重大な問題ととらえていない人が多いが、決して取るに足らないようなことではない
3.先走りするクセはスケジュールや時間管理の問題ではない
4.先走りする人は直接的ではないが家庭環境から先走りすることを学んでしまっている
5.アルコールの消費量が多い人ほど先走りする傾向も強い
6.先走りする人は自分で自分に嘘をつく
7.積極的に注意散漫になりがちなことを行う傾向が強い
8.先走りする人には典型的な3種類のタイプがある
覚醒タイプ:危機的状況がなくても何かしていることにスリルを感じる人。締め切りもないのに大あわてで仕事をこなすことに幸福感を覚える。他に締め切りがあるのに余計なことまで手をだして超特急で仕事をこなし、終わってもいないのに「ああ、いっぱい仕事した〜♪」というような感覚を覚える人のことです。つまり、ぎりぎりまで熟考する習慣がどこにもない。
回避タイプ:失敗する恐怖を回避するため、もしくは成功する恐怖を回避するために先走りしてしまう人。これは決して能力不足なのではなく、努力することを怠っているのが原因らしい。いわゆる「手を付けさえすれば最後までやるのに」という人。
意思決定不能タイプ:熟考ができない人のこと。熟考することによって発生する想定の結果を恐れるため、意思決定することを先走りしてしまう
9.先走りすると結果的に多大なるコストがかかる
10.先走りにする人であってもその行動を変えることはできる。

「何でもあとでやる人」についてはGIGAZINE :なんでも「あとでやる」としてしまう人が知るべき10個の真実 でチェックして頂ければと思います。同じようにまとめられています。


あなたは、どっちのタイプですか?ホントは、「いまやるべき事」か「後でやるべき事」かをまず考えて、取り組むってのが正解なんでしょうが・・よく私も経営コンサルティングの仕事で経営者にもお会いするのですが、2パターンに分かれますね。
何かを頼むと、すぐその場で電話をかけはじめたり、部下に指示を出し始める社長さん。
逆に、頼んでもすぐされる事はなく、後でじっくりされる社長さん。
いまやる社長さんは、私の経験から、創業者タイプに多い感じですね。2代目でも大きな業態変革、第2の創業を起こしたような社長さん。
後でやる社長さんは、2代目に多いですね。
いまやる社長さんは、「イケイケ、ドンドンタイプ」で急成長企業をさせていく力をお持ち。だけど、業績が落ち着き始めたり、下がり始めた時は苦手という感じですね。
逆に、後でやる社長さんは、業績を安定させたり、家業を企業化させていく、社内の管理体制やシステム作りをしていき、一歩づつ確実に進めていく力をお持ち。急成長させるという部分はあまり苦手という感じですね。
本当は、シチュエーションによりスタイルを変えていく事が理想ですよね。

で、究極の選択で、どちらかしかスタイルを選択できないとすればどちらの方がいいのでしょうか?
私は、「後でやるべき事」と判断されても、その時のその行動に対するモチベーションが高い状況であれば、バーンっとやった方が生産性が高いと思いますね。
「モチベーションが高い時にすませる!」事は大事だと思います。後でやる時にモチベーションが高いとは限りませんからね。
ただ注意しないといけない事は、そんな感じでやってしまっていると、「やらなければいけない事が、時の経過の結果、やらないでもいい事に変化する」ときがあり、前やった作業が無駄になるというケースが出てくるという事。
何でも、今やる人は、そんなムダが多いのも確かですね。

自分がどっちのタイプかを見極めて、この2つの教訓を使い分けるのが大切だという事なんでしょう。

ちなみに、私はどちらかというと「後でやっちゃう方」ではないでしょうか?
何事も中庸、自分のタイプ、自分のビジネススタイルのクセを知って注意していく必要がありますね。
反省。反省ですね。