モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

アイデアがポンッと浮かんでくる9つの環境

先週のプロフェッショナル仕事の流儀を見ていたとき、生物学者の長沼毅さんが「思いこみより、思いつきを大事にする」という話をされていました。私達は仕事をしている時、大小関わらず日々、何かの壁にぶち当たります。何かの壁に出会えば、アイデアが求められます。今回は、グループやチームでのアイデア抽出ではなく、個人作業としてのアイデア抽出についての話です。





机の前に座っていれば、アイデアなんてドンドン浮かんでくると言われる人もいると思います。しかし、そんな人の方が少ないのではないでしょうか?私は、大きな壁に当たったときなどは特に、机の前に座って白紙のノートやPCを見ているだけでは、アイデアが浮かんできません。じっと机の前に座っているだけでは、「アイデアを生み出そうというモチベーション」さえも下がってきてしまいます。そんな時に、私がよくやる事が環境を変えるということ。





環境を変えることで、たぶん脳が刺激されるんでしょうね。同じ頭が思考をしているのですが、机の前にじっと座っているときとは違ったアイデアが、場所やシチュエーションを変えるだけでどんどん浮かんできます。アイデアに行き詰まった時、私が、アイデアをどんどん思いつく環境をやりやすい順番から、ご紹介します。(もちろん、全部素晴らしいアイデアというわけにはいきませんが・・)

  1. 机の前から立ち、職場の中を歩き回る
    私は家で仕事をする事も多いのですが、よく家の中をグルグル歩き回ります。大きな家ではないですから、同じ場所をグルグル歩いています。家内は、その姿を見て「熊のようだ」とか「何をやっているの?」とか影口を言われたりもしています。しかし、このグルグル同じようなところを歩き回る事で、以外にアイデアがポンっと出てきたりします。


  2. ドライブする
    車の運転中に、いろんなアイデアが浮かんでくる事がありませんか?通勤中、一人でカーステレオでお気に入りのCDなどを聞きながら運転している最中など。(もちろん、遅刻ギリギリで焦っている時などはアイデアどころではないのですが・・)私の経験上は、町中を運転している時よりも、自然の多いところを運転している時の方がアイデアが浮かんでくることが多いかもしれません。これは人によって違うのでしょうが・・

    私は、アイデアや思いつきが浮かんだ時にメモができるように、携帯のボイスレコーダーがいつでも使えるような準備だけはしています。


  3. 散歩を行う
    職場の中をグルグル回ってもアイデアが出ない時は、場所を変えて、散歩を行っています。頭の中の“CPU”を上手に稼働させる術 (宮田秀明の「経営の設計学」):NBonline(日経ビジネス オンライン)というエントリの中でも、この重要性が語られています。ご参考までに・・
    わが家のペットであるダックスフントの「ウィル」にはもっと感謝しなければいけないと思っている。たくさんの新しいアイデアは、ウィルとの散歩中に浮かんできた。散歩中にはポケットに小さなペンと紙を入れていて、何かを思いついた時や家に戻った時にすぐ書き留めることにしている。


  4. ヨガや瞑想を行う
    ヨガや瞑想というと大袈裟な感じがすると思うのですが、ここではそんな難しい事でなくてもOKです。(できればヨガや瞑想していった方がベターだと思うのですが)
    ポイントは、静かに、目を閉じ、呼吸を整える事ができる、一人で邪魔の入らない静寂な環境に行き、ココロを落ち着ける事。ココロが落ち着いた状況で、再度、問題を考えてみると、違った視点でのアイデアがでてくるものです。


  5. ジョギングや筋トレを行う
    4の話とは逆ですが、心拍数が上がってくると、通常の心拍数の時とは違ったアイデアがよく生まれてきます。ジョギングをしている最中、ジョギングが終わった瞬間の息が上がった状況の時に、ポンッとアイデアが浮かんでくることが多いのです。ジョギングの際はメモとペンはお忘れ無く。


  6. 温泉に行く
    出張先の帰りなどに、よく立ち寄り温泉に行きます。そしてそこでお湯にゆったりつかる。そうすると、アイデアがどんどん沸いてくる時が多いのです。立ち寄り湯ですから、金額も500円〜1500円程度。

    程良い、頭がボーっとする感覚がいいのかもしれません。ある時などは、2時間、温泉にいる事で100枚の論文の骨子が出来上がったりしたこともあります。個人的には、これが一番、アイデアに煮詰まったときには効果のある方法だと思っています。


  7. 川の流れる場所、波の音が聞こえる場所に行く
    川の流れる音、滝の音、波の音は、ココロを落ち着けてくれます。その音に浸り、緑をゆっくり眺めていると、ポーンッとアイデアが浮かぶ瞬間があります。川や海に行き、単調な音につかる事で無の境地に入れる感じがしますよね。

    私は6で述べた、温泉と川の音の組合せが一番リラックスができアイデアが浮かんでくるシチュエーションですね。(このシチュエーションはちょっと贅沢ですので、なかなかそのような機会は作れないのですが)


  8. 眠る
    どうしてもアイデアが出てこない時は、私は思いきって眠ります。問題について真剣であればあるほど、眠りからさめた時にポンッとアイデアが思いつくケースが多かったりします。アイデアを思いついて目が覚める事もあるくらいです。しかし、深刻でない問題の時は寝ていてもアイデアは出てこなかったりもしますね。枕元にもペンとノートは置いておくべきですね。


  9. 抱えている問題と関係のないHPやブログを見る
    これは、職場の関係で、どうしても机の前から動くことができない人向けの話。思考を現在抱えている問題から一度、引き離して、思考の自由度を取り戻す為に、問題と関係のないHPやブログを見ていくという事でもアイデアは生まれてきます。私がよくやっているのは、「はてなブックマーク」の人気エントり、注目エントリの中で、今かかえている問題とは関係ないようなエントリなどを、時間を決めて見ています。(時間を決めないと、ダラダラとネットサーフィンをしているだけになってしまいます)
    しかし、この方法の難は、なかなか気分転換にならないという事ですね。できれば、前の7つの方法がオススメでしょう。


これは、私のリストなのですが、皆さんは如何でしょうか?皆さんもアイデアを生み出す環境リストを作られると便利だと思いますよ。煮詰まったときにホント便利です。



イデアを出さないといけないという逼迫した状態だと、思考が固定化されてしまいがちになります。思考が固定化されるという事になると、アイデアは出てこない。からだを動かしたり、環境により思考対象を変えたりすることで、固定化しかかった思考に柔軟性を取り戻す工夫が必要だと思うのです。



イデアが必要な時こそ、机の前から動いてみませんか?じっと座っていても、何も生まれてこないのだったら・・

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