モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

社長、人事担当者、起業家は見逃せない今週のベストエントリー10 9月2週目

「社長、社長を目指しておられる起業家、人事の方々、部門責任者の方々」に、人材育成、組織設計、マーケティングという観点から、是非、今週読んでおくべきエントリを週1でご紹介していこうと思います。

  1. 日本人の働き方は「タグ」と「ソーシャル」で変わる (イトイさんと聞く「ウェブ道具論」):NBonline(日経ビジネス
    オンライン)

    日本の会社の組織構造は、今でもピラミッド型が中心です。このエントリでは、その崩壊を予感させてくれます。ピラミッド型、ツリー型というカチッとしたヒエラルギーだけでは、これからの時代は対応できないのではないかという事ですね。もっと柔軟で、外部の知識も連動した組織作り、働き方を考えなくてはいけない事を気づかせてくれました。
    会社を越えた働き方が、簡単にできる道具だ。
    滑川 例えば、朝日新聞と日経の記者が共同で仕事をするとか。―― 日立と松下でもいいし、業界が異なっていてもいい。もちろん国籍も問わない。ツリー構造の組織の中で完結しない仕事をする場合、すぐに使える共同作業のインフラ。タグ的な結びつきが仕事上どういう形になるかは、典型的なモノはないかもしれませんが、そのための装置はもう準備されてしまったわけです。
  2. MarkeZine:◎ビリーズブートキャンプはブログ上でどう語られたのか?ヒット商品から読み解くクチコミデータ超活用術
    ご存じ、ビリーのエクソサイズプログラム。最初にやるとメチャ筋肉痛になりますね。このビリーのプログラム、昨年販売された後、どのように広がっていったのでしょう。ネットやクチコミが果たした効果はどうだったのかという事がまとめてあります。これは面白い。クチコミの時代です。クチコミをネットの中でどう起こすか!経営者やマーケティング担当者の新しい重要な仕事なのです。
    いったい、何がここまでビリーズブートキャンプを流行らせたのだろう。物事の流行は「詳しく知っている人、少し知っている人、知らない人のバランス」が大きなキーとなっていると言われる。 人の知らない情報を知っているという優越感と、多くの人が知っている事を知らないと恥ずかしいという劣等感が情報の流れを作り出し、それが流行をつくる。ビリーズブートキャンプの全体像を見ていくと、その中に実際にやっている人の話題、やったことはないけど知っている人の話題があり、それが時間軸で変ってくると考えられる。
     また話題量そのものが増えるという事は、それを知らない人が減っていくという事で、「ビリーズブートキャンプが流行ったのは詳しく知っている人、少し知っている人、知らない人の人口に絶妙なバランスの結果起こった」と仮説を立てられるだろう。
    これはブログクチコミサーチで検証可能だ。言葉のバランスを、関連語の変化とともに時間軸で調べていけば良い。使うべき関連語に関しては以下2で行う全体像の把握からヒントを得られるだろう。最近ではビリーズブートキャンプを知らない人はいない。そうなれば、流行は徐々に下火となっていく。
  3. 労働力不足の虚実 (BusinessWeek):NBonline(日経ビジネス オンライン)
    アメリカの労働力状況についての分析レポートです。日本にも、同じような事が起こっています。「労働力不足という表現は正しくない。雇用側が支払いたい賃金で人が集まらなくなっているだけだ」という視点は、なるほどと思いました。
     米証券大手メリルリンチMER)の北米担当エコノミスト、デビッド・ローゼンバーグ氏の見方は違う。労働力不足の問題はあまりにも誇張されているというのだ。この問題に関する分析を、『労働力は本当に足りないのか?』と題するリポートにまとめて公表したばかり。働き手が足りないのは、「雇用主の努力が足りないからだ」と手厳しい。 問題は、労働者の数ではなく賃金水準にあるのではないか。市場経済においては、「どうしようもない欠乏」というものは起こり得ない。何かが足りないのなら、もっとカネを出せば手に入れられる。雇用主が“労働力が足りない”と言うのは、要するに、雇用主側が決めた賃金の額では十分な人手が集まらないということなのだ。 「パーティーでの話題にはいいかもしれないが、どんな統計データを見ても、米国が深刻な労働力不足に陥っているとは言えない」。ローゼンバーグ氏はそう述べている。
  4. ライフスタイル係数:「時間」から見る格差社会について | Lifehacking.jp
    労働時間と給料という問題について考えさせられます。物凄い労働時間働いて、給料が高い人を豊かというのか?働くだけで余暇がほとんど過ごせない人を豊かと呼ぶのか?この問題は、お金の格差だけでなく、時間の格差という部分で考えさせられます。ライフスタイル係数という概念も、人事系のお仕事をされている人は知っていたほうがいい考え方かもしれません。
    旅行や夢の実現のために利用している時間と、労働時間との比率を Tim はライフスタイル係数と呼んでいます。つまり1日の休暇を得るために何時間働いたかという数値です。彼のブログにはこれを算出するウェブフォームもあります(結果にかなりショックを浴びる可能性もありますので、ご注意を!)。これを読んでいるうちに、ちょっとばかり暗い気持ちにもなりました。今は格差社会という言葉がよく叫ばれていますが、単純な年収というだけでなく、平均時間給でみた格差社会はいったいどうなっているのでしょう?
    「働いても働いても仕事が減らない、給与も増えない」「もうモノなんていらない、時間がほしい」
  5. アンカテ(Uncategorizable Blog) - グーグルが起こす第二の革命
    グーグルが社会に情報革命を起こしているのはご存じの通り。このエントリーでは、その部分にスポットを当てているのではなく、グーグルという会社の仕事の仕方にスポットを当てています。グーグル社内では、独自の情報共有のやり方で仕事をしているそうです。役職や所属を極力排除して、ブログとWiki掲示板で会社を経営していく事で、非常に高い生産性のオペレーションを実現しているそうです。21世紀の組織作りのあり方、社内設計のあり方なのかもしれません。研究していく価値があると思います。
    出てくる意見は、役員会のメンバー個人個人の意見というより、ブログとWiki掲示板で社員から吸い上げた情報を集約したものだろう。グーグルの役員会とは、まとめサイトを作るためのoff会のようなものである。企業という組織に何の意味があるかと言えば、会社の中で運営すればブログのコメントやWiki掲示板から「荒らし」を排除しやすいことだ。それはとても重要なことで、「荒らし」さえいなければ、ブログやWiki掲示板はとても効率的に機能する。それはとても重要なことだけど、企業という組織形態に何の意味があるかと言えば、それのみになる。企業とは、企業が内部に持つブログやWiki掲示板のことで、それらのサイトとその管理人とoff会こそが企業の実態になる。グーグルは、そういう情報共有サイトという重要なインフラの、有力な供給者であると同時に世界最初の本格的な大規模ユーザである。そのインフラの供給者としてのグーグルは、優秀ではあるけど one of them だし他業種には関係ない。そのインフラを本気で使いこなしているヘビーユーザとしてのグーグルにこそ、注目すべきなのだと思う。
  6. J-CAST ニュース : 大手監査法人職員、ウィニーで情報流出 「被害者」西日本新聞が内情ばらす
    個人情報保護やセキュリティ、内部監査体制、日本版SOX法対応など、セキュリティブームです。これを支えているはずの大手監査法人でもこの有様。なんかセキュリティ、セキュリティって言ってるけど、みんな建前ばかりで、ホンネではどう思っているんでしょうか?見かけ倒しなんでしょうか?
    情報漏えいさせたのは、3大監査法人のひとつである、監査法人トーマツの職員。同法人によると、業務関連情報を保存してある私物PCに、ファイル交換ソフトウィニー」をインストール。2007年8月27日に音楽ファイルをダウンロードした際にウイルスに感染し、8月29日になって情報流出が確認された。流出したのは監査関与先24社の情報と、個人情報約7,000人分。

その他オススメの記事を4つほどご紹介。

  1. Life is beautiful: チームとは (The Discipline of Teams)
  2. 「職場のいじめ」エンジニア的対策マニュアル/Tech総研
  3. モチベーションは楽しさ創造から - なぜ、あの人には教えたくなるのか? 教わり上手な人の8つのTIPS
  4. POLAR BEAR BLOG: まずは、社内でブロガーを探した方が。