モチベーションは楽しさ創造から

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もう、骨折り損のくたびれもうけにはならない!自分の成長に向けて努力する前に、整理しておくべき1つの事!

日曜日の20時から「大河ドラマ 風林火山」があります。そこでよく出てくるのが、武田信玄の軍師、山本勘助が大好きな孫子の兵法。孫子の兵法の神髄は、「戦わずして勝つ」という「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」というコンセプト。この孫子の考え方は、戦争だけでなく、「個人の成長」を考えていく際においても十分に使えることができる考え方です。







「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」という話は、企業においては最も大事な概念の一つです。企業経営では、このコンセプトをSWOT分析等を使って多くの企業では実践していことしています。(SWOT分析とは、Sが強み、Wが弱み、Oが機会、、Tが脅威という4つの視点で企業分析を行っていく手法です。)この手法を使って次のような「経営戦略」を考えていきます。


自社の得意なことを伸ばしていき、弱いところを目立たないようにする

企業の経営資源は無限ではありません。市場ニーズが「自社の弱いところ」にあった場合でも、その「弱いところ」に経営資源を注力しても差別化というところまで行き着きません。「弱いところ」は、お客様から見て「弱い」という事が目立たないレベルまで強化していくだけにとどめていくのです。そして「強いところ」をお客様の視点から見て際出せていくまで、経営資源を重点的に投下していき、強化していく事で企業は、成長していこうとするのです。





個人の成長を考えた場合も同じだと思います。finalventの日記 - 自分の成長に必要な12のこと自分の成長に必要な12の学習分野 | P O P * P O P www.popxpop.com、更に 404 Blog Not
Found:成長に関して心得ておくべきことx3
に、「自分が成長するために必要な事」がまとめてありましたが、私は、これにもう一つ追加していく事があると思います。それは、

自分の戦略(自分の成長戦略)を作る事

自分の成長に向けて懸命に努力した際に、結果がでなければモチベーションが下がってきます。努力以上の結果は、継続的なモチベーションには欠かせません。しかし、現実は一生懸命に学習している人、全員が結果がでているかというとそうではありません。逆に、努力に値しない結果しか出ない人が多いのが現実です。だからモチベーションが続かずに、成長の挫折が生まれてくるのです。







どんなに一生懸命に学習しても、その方向性が間違っていれば成果は出てきません。これは企業と同じです。泥船を一生懸命に漕ぐようなものです。個人も人生の戦略、成長戦略を持つ必要があるのです。

あなたの余暇時間、お金、情報処理力等々、持っている資源には限界があると思います。使える資源は有限です。その限られたあなたの資源を使って、効率の良い成長を考えて重点的に投資をしていく。そんな自分の成長戦略を作る事が重要なのではないでしょうか?





では、個人の成長戦略とはどのようなものでしょう。企業と同じように、「得意なことを伸ばしていき、弱みを目立たないようにすること」にあると思います。「弱み」を強化ポイントにいくらしても、あなたのユニーク性はでてこないでしょう。もちろん、周りから問題視されるほど放置しておくわけにはいきませんから、そうならない状況は作る必要があります。しかし、あなたのユニーク性は、「強み」を計画的に重点思考で強化していく事でしか作る事はできないでしょう。





実はこの戦略論、企業の場合もそうなんですが、言うは簡単、作るのは難しかったりします。何が難しいのかというと「自分の得意なところ、強み」が分からないのです。「あなたの会社の弱み」を教えてくださいと言えば、山ほど問題点はでてきます。しかし、「自社の強みは何ですか?」と尋ねると、「ホントにそれが強みなの?」とか「そんなこと誰でも強みに言うよ」みたいな答えが返ってきたり、答えることができない社長さんもでてきたりする事も多いのです。個人でもそうだと思います。

あなたの強みは何ですか?

と尋ねられたときに、自分で納得できる答えができますか?もし、できるようでしたら、それを強めていこうと決意されて、常にその戦略から外れないようにモニタリングしながら、努力していかれればOK。





しかし、納得できる答えが見つからなかった方が多いのではないのでしょうか?この原因は、「強み」という言葉が定義されていないからだと思うのです。

  • 自分が好きな事が強みなのでしょうか?
  • 人より優れているモノであれば強みなのでしょうか?
  • 誰からも評価されなくても、優れていれば強みなのでしょうか?
  • 人より倍の努力をして、他人よりちょっとだけ優れている事も強みになるのでしょうか?



任天堂の岩田社長は、それをちょっとした定義を行っています。シンプルなんですが、「強みを見つける為のヒント」になると思う言葉です。

ほぼ日;得意なことを伸ばすのが経営


苦労したと思ってないのに、妙に評価してもらえるときというのは、ほっといても、どんどんいい結果が出て、いい循環になって、どんどん力が出て行く状態。それが自分たちに向いている得意なこと。

そうじゃないことは向いてないことだというふうに、だいたい判断していたような気がしますね

私なりに、岩田社長の言葉から「強み」をこう定義をしてみました。


自分ではたいした苦労もしていないと思っているのに、周りからそれ以上の評価を受けていること、周りから喜ばれていることが「強み」である。



こう考えると、あなたの強みも考えやすいと思います。自分にこう質問して下さい。






あなたはたいして苦労していると思っていないのに、周りからそれ以上の評価を受けているものは何ですか?




たった一つでもそれが見つかればOKだと思います。「苦労以上に周りに喜ばれている事」をあなたの「成長戦略」の中心にし、成長に向けて努力をしていく事が努力以上の成長を実現していくために重要になっていくと思います。