ストレスから身を守りたければ、『ユーモア力』を磨け!
明日から、仕事の人も多いはずでしょう。夏休みで気分転換、ストレス解消はできたでしょうか?明日からのストレスの多い仕事に備えて、今日はその対策としての『ユーモア力』について考えていきましょう。
私は仕事柄、いろんな職業の方々、いろんな職場環境の方々と仕事をする事が多いのですが、そんな中で、「よくこんな高いストレス環境の中でガンバッテいるなぁ」と関心してしまう人達と出会います。まぁ、ホントのプロフェッショナルですね。
例えば
- 少しの失敗が他人の生死を左右してしまうような仕事をしている人達
- 複雑に対立する人間関係のこじれた会社に出向しなければならない人達
- 誰も味方がいないという状況で、改革を進めていかなければいけない人達
- 会社の存続を左右する資金調達、資金繰りを任されている人達
- 失敗すれば、会社の明日はないというような大きなプロジェクトを任されている人達
- 等々
そういや、火曜日10時からのNHKの「プロフェッショナル」という番組にもこんなプロフェッショナル達が登場してきますね。こんなプロフェッショナル達には、通常より遙かに厳しいストレスがかかってきます。こんなキッツィ「ストレス」がかかるような仕事をこなしていけるから、彼らは「プロフェッショナル」と呼ばれているのでしょう。彼らの仕事では、ストレスに潰されるようでは、仕事を進めていく事ができません。周りを見渡せば、ストレッサーばっかりだから。(ストレッサーとは、ストレスの原因となるような事柄)ネガティブに思えることばかりに囲まれて、仕事をしていかなければならないのです。
長期間そんな状況の中、プロフェッショナルとして仕事ができる人達に共通するのは、ユーモア力ではないでしょうか?まともに、ストレッサーと真剣に対峙していたら、プロフェッショナルと呼ばれる人達でも病気になってしまうと思うのです。
彼らは、とことん、ストレッサーとなるような問題を直視していく。「なぜ、なぜ、なぜ?」と考えていき、論理的にその問題の解決策を徹底して考える。しかし、考えつくした後は別。
その後からは、真面目にストレッサーとまともに対峙しようとしない。ストレスに対して不真面目なのだ。彼らは分かっているのだろう。彼らが抱えているような、一般の人よりも巨大なストレスをまともに受け続ければ、ココロがすぐに保たなくなってしまう事を。だから、彼らは、そんなストレッサーを「笑い飛ばす!」術を身につけたのだろう。自分の事でさえも笑い飛ばしてしまう。笑い飛ばすことで、ストレスの芯から身をちょっとそらす。相手の攻撃の芯をちょっとずらす、柔術の達人のような術を。論理的に考えている最中でさえも、馬鹿話をしながら、ユーモアを交えながら考えていく人達もいるくらいだ。
そんな人の周りでは、いつの間にか、笑い声に溢れている。その人のユーモア力が、そんな厳しい職場で働く仲間にも笑いとリラックスをもたらしているのだろう。笑い声が、柔軟で自由な発想を職場にもたらしているのだろう。また、笑い声が強制的ではなく、自発的な行動を生み出す状況を作っているのだろう。刺々しい人間関係に陥っても仕方のないような職場でさえも、ユーモア、笑いの力が変えていってるのである。
「ストレスとまともに向き合うのでなく、笑い飛ばそう!きつい状態をジョークにしてみよう。もう、笑うくらいしかできないでしょう。」きつい状態で仕事をしているプロフェッショナル達のココロは、そう私に語っているように見える。
あなたの周りの笑い声はどうだろうか?いつも、あなたが中心で笑い声に満ち溢れているだろうか?今、ストレスの多い時代だからこそ、ユーモアで笑い飛ばす力が私達に求められている。
そんなストレス社会だからこそ、お笑いスターが持てるんだろう・・