モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

で、「金持ちになる意外」で何がしたいの?



古川 享 ブログ: 最近の若い子たちの発想は...んっ? から

ある男の子と会話をしていた時に、「将来何を目指しているの?目標とか、夢とかあるのかな?」と聞いたところ...「僕は、Googleに会社を高く売ることを考えています。」...私は、「んっ、それはどんな会社でどのような技術や、どのようなサービスを提供する会社を創るの?」と聞いたところ、その学生さんは「それが見つかればいいんですけれどね、今は何も思いつきません。」という言葉に私は...久しぶりに、キレたっ、昔それも10年から20年前は仕事の上でしょっちゅうキレていた私は...相当コワモテの人であったらしい。その当時マイクロソフトにおいて私の元で修行した中途入社の社員は入社1週間で円形脱毛症を3個作り、入社1週間目の新入社員は小さな失敗を私にこっぴどく叱られて、3日ほど自宅のベッドで泣き明かして出社拒否症になったらしい(と、お母さんから連絡が来た)。最近の私は丸くなったので(体も?)そんなキレ方をしたことが無かったのだけれど....今回は、本当にキレた...それでも使う言葉は相手を思って優しく優しく振舞っていたつもりなのだけれど...「おれは、何の技術もアイディアも無いヤツが、上場するだの、会社を買って欲しいだの、話すのを聞くことは俺にとって人生のもっとも無駄な時間だと思っているんだぁ」

「3歳の子供が、電車の運転士になりたい、宇宙飛行士になりたい、お医者さんになりたい、って言っている中に、一人だけ ”僕は金持ちになりたい”って子供がいたらどう思う?かっこ悪くないか? おいおい、少しはマトモな夢をもてよ!!!」

「金持ちになるってのは結果であって、何か実現したい野望があってそれを実現したら結果として金持ちになったというのは立派なことだけど、最初から金持ちになりてぇ、なんて発想は貧困だし、それ自体も目的にするヤツで金持ちになった話など聞いたことがないっ」

「若いなりに、野心を持つとか、ビジョンを現実のものにする、未来を創るってのは良いけれど、何だとぉ、Googleに高く買ってもらう、ことが人生の目標だと...くだらん!!」

実は、「金」が最大のモチベーション理由になっている人って多いんですよね。以前、あなたの周りの羽賀研二さん 歪んだモチベーションの人達 でも述べたように、自己啓発セミナーとか起業家セミナーとかいくとそんな人達が多いんですよね。「金」がモチベーション理由である事は当然の事。誰でもそう。だけど、それが最大の目的になると、羽賀さんじゃないけど、「金の為にだったら俺は何でもできるぜ!」って話になっちゃう。実際に、悪徳商法やっている人なんかみんなそう。だから、古川さんがいってる「金以外に、何か実現したい野望」的なものが重要になるんですよね。そして、 部下や後輩があなたを嫌う 10のワケでも述べたけど、それじゃ他人はついてこない。ついてくる人がいたとしたら、同じように「金」の亡者ばかりだから、いつか裏切られてしまう。

最上位のモチベーション理由が「金」になると危険。「金持ち父さん」系の話に振り回される人が「金持ち倒産」になるって話をよく聞きます。