モチベーションは楽しさ創造から

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ソフトバンク、NTTはもっと「公器」としての志を持つべきではないのか?

社会の公器を担っているビジネスがあります。
水道、電気、ガス、鉄道、飛行機。そして通信・インフラ。
公器を担っているビジネスは、その見返りとして、競争の激化から守られ、ある程度の収益が守られている。
また、JALのように、企業が破綻しそうになったら、社会的影響なども含めて、救済策がとられることになる。

それだけ、公器を担っている企業には責任があると思います。
しかし、JALにしてもそうですが、そのような企業の異常さ、責任のなさが目につきます。


昨日あったのが、こんなこと。
私の今のインターネット環境はヤフーBBの光なんですが、DMで
「ヤフーBB光は生まれ変わります!」というメッセージ。
詳しくないようをみてみると、ソフトバンクはもう光をやめるんで、「ヤフーBB光 with フレッツ」という名称でNTTにサービスがチェンジしますよということ。


正直、「面倒くさいなぁ。入会させるときは目いっぱい頼み込んでおきながら、これ以上やっても儲からないと判断したから出て行ってくださいか。
勝手な話だな。
なんで、希望もしてないのに、NTTとソフトバンクのビジネスの都合で、面倒な手続きまでさせられて」
と思いながら、よく読まないと分からないような誤魔化しいっぱいの資料を読みながら、事務書類を記入し、先月郵送しました。


そしたら、昨日、電話がNTTからかかってきました。
「あなたのマンションには、NTTの光ボックスがついていません。だから、自分で他のプロバイダーを探すが、それとも、ヤフーのADSLに申し込んでください。」とのこと。


うちのマンションに最初に光が入ったのが「ヤフー」でしたので、入居者のほとんどがヤフーに入っていると思うのです。だから、当然、NTTの光ボックがついているハズもありません。
私が、「私は自分が好んで、NTTのフレッツに入りたいと思っているわけではなく、あなたたちの都合で、移動するしかないんで、この手続きをやっているのに、その対応はおかしいんじゃないですか?投資がかかったとしても、あなた達の責任として現状復帰は保証すべきではないんでしょうか?このマンションの人にきちんと説明をすると、みんなNTTに入るということになり、ボックス投資の回収のめどが立つんじゃないですか?」というと、
NTT側は、「そのような決まりになっていますので」の一点張りです。


電話をかけているのは、派遣かパートの人で、責任を持たされているわけではないので、電話はここで終わりました。
(インフラを提供できなくなるという大事な話を、責任者がかけてこないのもおかしな話ですが)


NTTにしても、ソフトバンクにしても、「自分達は社会のインフラを任されている、公器なんだ」という気持ち、志が欠如し始めているのでしょうね。
ユーザーは、「自分達を頼っており、また、駆られの期待に応えなければいけない」という思いがないんだなと、残念な気持ちになりました。


アメリカでは、電力を扱っていたエンロンモラルハザードにより、大変な状況になりました。
このようなNTTやソフトバンクの対応をみていると、日本も「公器である」とか、「利用者にとって生活を守るインフラを提供している」という使命感の欠如が起こっているのかもしれません。「通信」というインフラについての所轄官庁である総務省が、通信業者に対して厳しい姿勢がなくなっているから、このような状況になっているかもしれません。しかし、誰かから言われなければ、何をやってもいいというのは、子供。NTTにしても、ソフトバンクにしても大人の企業ですから、自分達で「公器」としての志、責任感をもっていてほしいモノです。


インフラ業界から、第2、第3のJALがでてこないためにも・・