モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

不況や逆境の時こそ、「楽しさ」の追求が大事ではないか?

前回のエントリで、今多くの企業で起こっている「モチベーションの危機」に触れてみた。

「カネ」が出せない時代に、どう社員や部下のモチベーションを引き出すのか?





答えは、このブログのタイトル「モチベーションは楽しさ創造から」ではないだろうか?

「カネ」が出せないのなら、働く人達が「楽しく仕事ができる状況をいかに作っていくのか?」ということに、もっと企業側、上司側は努力をしていく必要があると思うのです。





不況期、給料アップ(ヒドイ企業であれば賃下げ)は我慢しなければならない状況だったとしても、今以上に「楽しく働ける職場」、「楽しく感じながらやれる仕事」があるのなら、多くの人は「やる気」になる。モチベーションは上がると思うのです。





「楽しく働ける職場」、「楽しく感じながらやれる仕事」にカネは、それほどかかりません。

必要なのは、マネジメントする人達の「工夫するチカラ」です。その工夫するチカラを支えるのが、

「楽しい職場を作ろう!仕事を楽しくしていこう!そうすれば、生産性は確実に上がる!」という哲学ではないでしょうか?

かく言う私も、業績が下がっている企業にコンサルティングに行くと、この哲学を忘れる場合があります。不況期ですから、そのような企業と接する機会が増えてくると、この大事な哲学を見失ってしまいます。「業績が悪いんだから、みんなに気合いを入れて貰わないと!カツを入れて、もっと、真剣に働いて貰わないと!」などと思ってしまいます。





業績が悪い→みんなの働きが不十分だからだ→もっと、やる気を出して貰う必要がある→その為には、まずカツを入れよう。

そんな悪魔の思考パターンが頭をもたげてくるのですです。(皆さんはいかがでしょうか?)





この悪魔の思考パターンになると、効果は逆効果。かえってチームのモチベーションが下がってしまいます。自分は、「追い詰められたり、無理強いされると、やる気がなくなってしまう」のに、私達は自分の事を忘れて、同じようなことを他人にしてしまいます。





私は、最近、子供が買ってきた「街へいこうよ どうぶつの森」というWiiのソフトにはまっています。何とかスキマ時間を見つけて、睡眠時間を削ってでも遊んでいます。これなんかは、誰かに強制されているからやっているワケではない。子供からカツを入れられたからやっているワケでもない。純粋に「楽しい」と感じているから時間を惜しんででもやっている。私達は、自分のことを考えると「その事が楽しい」と感じると、夢中で、時を忘れて没頭するのです。





マネジメントする側は、「給料をもらっているのだから、一生懸命働くのは当たり前。楽しく働かせろだって!なんで働く側にそこまで気を遣わなければならないんだ」と思いがちになるし、

働く側は、「給料分、働けば文句ないでしょう。」と思いがちになる。

互いに、「楽しくする」ということに創造力を働かそうとしない。そうなると、モチベーションは高くならない。





マネジメントする側も、働く側も、協力して「仕事を楽しくしていこうぜ!」となり、「楽しい職場作り、楽しく感じる仕事作り」をしていく事の大事さを今、再認識する必要があるのではないでしょうか?





不況になると、ピンチや逆境になると、つい忘れてしまう。

「楽しい職場を作ろう!仕事を楽しくしていこう!そうすれば、生産性は確実に上がる!」

ということを。

もう一度自分が忘れないようにするために、エントリを書いてみました。