モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

レバレッジはどこまで大きくなるのか?スピードはどこまで早くなるのか?

数年前、インターネットの進化スピードを表現した「ドッグイヤー」という言葉が流行しました。





インターネットやITの1年間は、人間の1年という感覚ではなく、犬の1年(人間で言うと7年)というスピード感覚で進化をしているという言葉です。





また、「レバレッジ」という言葉も流行りました。レバレッジとは、「テコの原理」を利用すれば、小さいモノでも、何倍ものパワーを発揮させる事ができるということ。確かに、これは上手に使えばとても有効な方法でした。画期的と言えるほど・・





ドッグイヤー的なスピード感でビジネスを進めていこうとすれば、自分の持っている資産にレバレッジを効かせていくという手法で実現していこう!こんなビジネススタイルが当たり前になってきました。





しかし、アウトバーンでスピードをいくら出してもいいという事で、調子に乗りすぎて300?も出せば事故ります。それと同じような事がビジネスの世界でも起こっています。この行き過ぎた失敗例が、ヘッジファンドなのでしょう。利益を出すスピードを過剰に追い求めた為に、レバレッジも過剰にかけすぎた。最終的には、コントロール不能に陥るくらいに。





この進化スピードを追い求める為に、レバレッジをどんどんかけていくという手法。ヘッジファンドの世界だけでなく、あらゆる世界に飛び火していると思います。





結果、今までは、ネットの世界がドッグイヤーだったのが、実社会がドッグイヤー、マウスイヤーになっているように思えます。百年に1度と言われる金融恐慌も、15年に1度くらい起こったりするんでしょう。(解決もスピーディなのでしょうが)





アメリカでは、インターネットバブルが崩壊した際に、不動産バブルを起こすことで、バブル崩壊期間を短縮させた。そして、今回も不動産バブル、金融バブルの崩壊を、レバレッジをかける事(新たなバブルを創造する事)で、その崩壊スピードを短縮させるのかもしれません。





時代が進めば進むほど、バブルも大きくなるし、バブル崩壊も大きくなる。そのバブル発生、バブル崩壊のスピードも速くなる。





スピード化、レバレッジはどこまでが限界か?そのたどり着く先は?自ら歯止めをかける事はできるのか?ブレーキの必要はないのか?ブレーキを作ったとしても、加速しすぎた際にそれは有効なのか?ボーダレスになってきた際に、誰がルールを作るのか?自社の経営にもスピード化を実現するのにレバレッジという考え方を導入すべきなのか?新たに解決すべき問題なのでしょうね。