モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

ブログと本を上手に使い分けた学習法 ネット時代だからできる贅沢

ブログに関しては、怒濤の1週間でした。今週は『忙しい人』と『仕事ができる人』の20の違いドンドン優秀な人材輩出する上司は何を教えているのか?自ら学ぶ習慣をつけてもらう為の5つのポイントという2つのエントリーが私の過去エントリーの中で、1位と3位になるほどのブクマ数、アクセス数を頂きました。


アクセス頂いた方、ブクマ頂いた方、コメント頂いた方ありがとうございました。何か、改めて、ブログのパワーを感じましたので、「ブログと本」を上手に学習に使い分けるという事を、自分なりに考えてみたいと思います。(実は、このエントリを読んでいるような皆さんにとっては、既に知っている話かもしれません。)


「ブログと本の違いは何だろうか?」という事を考えたことありませんか?(もう既に、これを書いてある方もおられるかもしれませんが・・)


今、ブログでも本を読むのと遜色のないブログも多いですよね。私が毎週ご紹介させて頂いている日曜定例企画の、社長、人事担当者、起業家の為の 忙しくてもこれだけは読むべき!ベストエントリー10でご紹介しているようなブログなどは、1つのエントリの中に1冊の本を読むのと同じくらいのエッセンス、内容があったりします。404 Blog Not FoundさんやDESIGN IT! w/LOVEさんのブログもそう。素晴らしいブログは山ほどあります。ブログではないけど、ほぼ日刊イトイ新聞なんかもそうだと思います。彼らのブログは、質的にも、本を読むのと遜色はないような出来映えですよね。関心します。


しかし、だからといってブログだけで学習が済むのかというと、そうではないのでしょう。私は、ブログと本を使い分けて学習するのが、効果的な学習ではないかと考えます。


CDで言うと、本はアルバム、ブログはシングル盤ではないかという事。映像で言うと、本は映画、ブログはミュージッククリップではないかという事。ブログは、一番いいところのエッセンスを凝縮して表現されており、本はエッセンスを文脈と共に表現しているのではないでしょうか?


ネットと紙媒体の違いは、「ネットは無制限に書くことができる」が、「本や紙媒体は紙というコスト的制約があるので、書ける量に限界がある」と言う人がいたりする。しかし、この話、実は逆だと思います。


ブログと本の大きい違いは、「紙」が「モニター」かという事。ブログはモニターを通して読んでいく為に、長い文章を読む事には適さない。文章が長いと、スクロールしたり、クリックしたりしていく必要があり、読みづらかったりするものです。A4用紙1枚〜5枚程度の内容が適量ではないでしょうか?


一方、本であれば、紙の使い勝手の良さから考えると、かなりのページ数でも読みこなす事ができる。一般的なビジネス書であれば200ページ前後はあるのではないでしょうか?


学習する側の立場で考えると、「ブログには、1つのエントリに対して、見えない文字数の制限」があり、「本にはその制限がない」という事だと思うのです。


優れたエントリは、「その少ない文字数の中で、貴重な学ぶべきエッセンス」が表現されています。しかし、素晴らしいブロガーを見つけたとしても、過去ログを最初から遡って読もうという気にはならないものです。ブログという形式、PCで読むという形式が、たくさんのものを読もうという気にさせないからでしょう。


逆に、本の素晴らしさは、文脈。「文脈の中での部分」そして全体像を感じることができる事ではないでしょうか? 本の速読、多読の薦めをされている方がよく、その事を80対20の法則の理論を通して語られます。80対20の法則とは、本で言えば100ページの本だとすると20ページ読めば、本の80%は理解できるという事。だから、多読だ、速読だという考え方。


しかし、このような読書のやり方だと、本当に、本の良さを学べるのかという疑問を私は持ちます。20のエッセンスだけ知りたければ、ブログを読めばでいいと思う。ブログは、エッセンス型です。まさに本で言うところの20に焦点をあてている。良い書評のブログ、人気のあるブロガーの書評を読むと、その20のエッセンスについてがうまくまとめてあります。20だけを知りたければ、書評ブログを読めばいいくらいです。


本の良さは、その20のエッセンスを生み出している文脈を知ることができるところだと思うのです。文脈を知ることで、その20のエッセンスの背景がわかり、そのエッセンスの素晴らしさが理解でき、コンセプトが分かり、具体的な使い方がイメージできたりするのではないでしょうか?


だから、私はブログでエッセンスを知り、本で文脈を学ぶという使い分けで、最近は学習をしています。それぞれのエントリは短いので、短時間で沢山のエッセンスに触れることができる。


たくさんのエントリーで、学ぶべきエッセンスのアタリをつけていく。新たに身につけていくべき概念やコンセプト、読んでおくべき本等をブログは効率的に教えてくれます。まさに、ブログはシングル盤ですからね。限られた文字数にエッセンスが凝縮されています。しかし、本格的に深堀りして知りたいと考えたとき、ちょっと力不足だったりします。


シングル盤のブログでエッセンスを学んで、アルバムである本をじっくり読むことで、そのエッセンスについての文脈を学ぶ。ネット時代だからできる、10年前だったら考えられない、贅沢な学習方法ですよね。こんな効率的な学習環境があると、学習へのモチベーションはもっと上がるような気がするのですが・・

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