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勝間和代さんの読書進化論に学ぶ 売れる文書作り20のチェックリスト

読書論が今、話題です。私も、昨日読書を単なる知識取得ツールで終わらせるのはモッタイナイで、自分の読書法を書いたのですが、ちょうどアマゾンから勝間和代さんの「読書進化論」がタイムリーに届いたので、仕事先に向かう移動最中に一気に読みました。

さすが、大ヒット連発の勝間さんだけに、独自の読書論。読書法だけでなく、WEB(このようなブログとの連動の仕方)、本のマーケティングの仕方まで多彩な切り口。





その中で、私が特に勉強になったのが、本の書き方というか、文章の書き方ですね。ヒット本とは、みずしらずの人達にさえ受け入れられる文章だと思うのですが、そのように人を惹き付ける文章の書き方という事で、自分なりに学んだコトを整理してみました。(忘れないうちに、自分の文書チェックリストを作ってみました。)





これは、本を書くときだけでなく、ビジネス文書を書くとき、ブログでエントリを書くときにも、きっと役立つのではないでしょうか?結構、できていない事が多いんですよね。

  1. その文書は、読み手の頭に入るように、フレームワークを意識した構成、目次作りになっているか?
    目次を見るだけで、訴えたい事のフレームワークが理解できるように書く。


  2. その文書は、読者がアクションを起こしたくなるような書き方になっているか?
    アクションを起こさせるには、営業と同じ。
    現状を認識してもらい、「目標に向かって動きたい」と目標を認識してもらい、
    現状のままでいく際のデメリットを認識してもらい、
    現状と目標のギャップを埋めたいという欲求を創り出し、
    それへの具体策を細かい刻みで、再現可能なモノとして提供していく。

    相手が今どこにいる事が分かり、どうやればご利益を手に入れる事ができるか!を書く。


  3. その文書は、再現性の高いものになっているか?ご利益を与える事ができるか?
    思想書以外では、単なる思想を書いているだけではダメ。読み手が再現性を感じることができるように書く必要がある。
    再現性とは、読んだ人がすぐに、本に書いてある通りに行動ができ、そして利益を得ることが何かできるということ。抽象論だけを書いても、すぐに実行はできない。相手のレベルに合わせた、具体的解決策を提示するということ。


  4. その文書は、分かっていることばかりで組み立てられていないか?ちょっとズレているくらいがちょうどいい





  5. その文書は、読み手がすでに保有している知識よりも、広いもの、もしくは深いモノを提供できているか?
    深くて、広いのだけれど、難しすぎて相手に伝わらないようなモノになっていないか?






  6. その文書は「難しいことは分かりやすく」「分かりやすいことは、面白く」「面白いことは深く」書いてあるか?






  7. その文書は、相手のモヤモヤした気持ちを解決してあげ、もっと知りたいという思いを満たしてあげているか?





  8. その文書は「刺激」が提供できているか?これまでにない視点、おもしろさが入っているか?
    刺激のない文書は、読んでも意味がない。読む人が、当たり前のことしか書いてないと思われると、何も訴求する事はできない。友人、知人から聞けるような話以上の質は提供すべき。

  9. その文書は、刺激が強すぎる文書になっていないか?
    難しすぎる文書、消化不良になるような文書では、ダメ。
    読み手が、新しい行動に結びつけることができるような文書でなければ意味がない


  10. その文書には、これ!という心に残るワンフレーズがいくつか含まれているか?





  11. その文書には、相手の心をうつ与太話が入っているか?面白い与太話が入っているか?
    読者は与太話を求めている。面白い体験をした人であれば、面白い与太話がたくさんあるハズ。それが人を惹き付ける。
    文書を通して、著者の体験を読み手に疑似体験をしてもらうことにある。


  12. その文書は、概念や理論の説明の後、自分の体験談で補足説明をしているか?
    抽象的だと、人は分からない自分の体験談はディティールまで書こう。疑似体験をさせていこう!


  13. 自分の体験談が少ない場合、昔の人の話、有名人の話、自分の友人の話等で捕捉説明をしているか?






  14. その文書は、例え話がたくさん使われているか?
    例え話は、相手も共通してイメージできる例え話。例えば、食べ物、スポーツ等


  15. その文書は、相手の感情に訴える事ができているか?
    一般論では感動は生まれない。同じ話しでも、実際に体験したディティールまで書いてある話しと一般論では、心の響き方が違う。


  16. その文書には、上手な「言い回し」やキーワード、フレーズが使われているか? 
    勝間さんの例だと、「教えて君になる」とか、「インターネットは貧乏神」とか「分かっていて行動できないのではなく、分かっていないから行動できない」等


  17. その文書は、起承転結、結論・理由・再結論等の文書の型が意識されたものになっているか?




  18. その文書は、見やすくデザインをされているか?
    ブログだと、文字サイズ、フォント、行間、文字色等を、読み手に配慮した文書になっているかということ


  19. その文書は、「におい」に抜かりはないか?
    書き手と、「もっと話しがしてみたいな」と第1印象で思えるようにする。その為には、「におい」がとても大事。
    装丁(表紙のデザイン)、タイトル、文書の流れ(目次、はじめに、おわりに)で匂いが決まる。


  20. その文書は、「自分メディア」を効果的に使って表現できているか?
    自分メディアとは、自分で実際に体験したこと、人に聞いた体験、本を読んだ体験の3つの体験のこと。蓄積した自分メディアの中で、何を引っ張り、どう組み立てていく、どう他人に見せていくかかが重要。自分の「編集力」ですね。