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ビジネスニュースに見る経営戦略5キーワード 8/26分

ビジネスニュースに見る経営戦略5キーワード 8/26分

モチベーションはビジネスで大事ですが、経営戦略的視点も欠かすことができません。

そこで、ビジネスニュースから戦略立案する際に、アイデア創出する為のキーワードをまとめてみました。





経営戦略キーワード6<ポスト車社会対応>

  • 1.コインパーキングが値下げ 燃料高騰が「強気」に待ったか(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース



  • ■都公社、3か月で2万台の減少


      「都内では駐車場の価格変動が激しさを増している。路上駐車の取締りが強化された2006年6月頃から需要が急増し、民間の駐車場では一斉に値上げして強気の商売をしていたのが、最近では一転して下げる傾向にある」

    と明かすのは、東京都道路整備保全公社管理課の担当者だ。


     同公社では、都内で100カ所のコインパーキングを運営している。稼働率の低下が深刻で、08年4〜6月には前年同期に比べて2万台も減り、利用時間も短くなっている。今のところは値下げしていないが、1日の最大利用料金を下げる方向で検討を進めている、という。一方、コインパーキングを運営する大手2社では、既に値下げしている。全国に7600カ所を運営する業界最大手のパーク24(東京都千代田区)では、08年6月以降に100カ所以上の駐車場で「15分100円」から「20分100円」にした。広報担当者は「適正価格に改定したもので、今回が特別なことではない」と話している。



     また、首都圏を中心に529カ所を運営する日本パーキング(東京都千代田区)でも、例えば「10分100円」から「15分100円」にするというように価格は据え置いて利用時間を広げたり、1日の最大料金を下げたりした。特に稼働率が低くなっている郊外で、下げる傾向にあるようだ。

ビジネスセンスを磨く!風が吹けば桶屋が儲かる思考はできているか?
2008-05-16 でも述べましたが、「車」が減少回転が本格化しそうです。ここ20年以上、車は増えるものという環境認識のもとに経営をされていた企業が多かったと思うのですが、パラダイムシフトの時期に入ってきましたね。





最近、車で走っていると、原チャリがとても増えているような気がします。「車」が減っていくに従って、儲かるビジネスは何かを真剣に考えていく必要があるでしょう。





経営戦略キーワード7<ネットワーク価値の商品化>

  • 2.会員3000万人で今や若者の必携品!CCCのTカードに群がる異業種企業(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース


  •   映像・音楽ソフトレンタル大手「TSUTAYA」を傘下に持つカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のポイントカード事業が予想以上のペースで利益貢献し始めている。同社の2009年3月期第1四半期の連結業績は、経常利益が前年同期比40%増の35億円と第1四半期としては過去最高を記録。前年比で「TSUTAYA」店舗が44店増えたことが大きいが、ポイントカード事業の利益が3億4800万円増となった点も見逃せない。



     「TSUTAYA」は2003年、それまで店ごとに発行していた会員証を「Tカード」として全店で使える共有カードとし、発行するポイントは「Tポイント」として本部で一括管理する仕組みに切り替えた。この時点でポイントシステムを外部に開放。コンビニエンスストアのローソンやガソリンスタンドのエネオスでもTカードを提示するとポイントが貯まるようになった。



  • 顧客をたくさん持っている企業はたくさんありますが、ホントに顧客ネットワークを上手に付加価値に結びつけている企業は少ないものです。その点、「TSUTAYA」はとても上手に利用されている企業の一つではないでしょうか?



    会員(顧客)というネットワークが、「カードシステム」という商品化によって、新たな利益を生み出している。それにより、生み出された「協力企業のネットワーク」が、新しい顧客(彼らの顧客ネットワークが、自分の顧客を生み出す)を生み出している。ネットワークの相乗効果というヤツですね。当然、そこで集まった情報が、「新しい商品、情報、サービスのネットワーク」を生み出すという連鎖を作っていこうというビジネスモデルを構築されていくのでしょう。





    あなたが持っている「ネットワーク」は、商品化できませんか?





経営戦略キーワード8<バブル崩壊していく業界には、掘り出しもの情報提供サービスが生まれる>

  • 3.未入居や「新古」マンションに注目 専門情報サイトにアクセス殺到(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース


  • ■完成済みで未入居のマンションに特化したサイトが登場



     「オトク」なマンションの情報を提供しているビジョナリープレイスが運営する「得住」(とくすま)は2008年7月24日から、新古物件を含む、すべて完成済みで未入居のマンションに特化した情報の提供を開始した。(1)モデルルームとして公開していた住戸だった(2)売約済みだったが突然のキャンセルがあった(3)販売センターとして住戸を使っていたなど、マンション価格を値下げしないといけない理由はいくつかあるが、そうした「プレミアム情報」を提供し評判を呼んでいるのだ。サービスの開始当日と翌25日には、アクセスが殺到してサーバーがダウンしたほど。7月24日から同31日までのページビューは約40万を記録した。

  • 業界が元気な時は、なかなか掘り出し物などはでてきません。商品を揃えれば、売れるのですから、値引きなどする必要などないからです。しかし、一旦業界が元気がなくなると、各社が「不良在庫処分」を始めることになります。あるいは、一定の生産量を確保する為に、ダンピングを始めます。「これらの情報」は、ユーザーにとっては、すぐに分かりやすい欲しくなる情報です。また、供給側にとっても、「売り先」を確保してくれる人はとても大事にしてくれる時代です。





    関係者がみんな求めているサービスを提供していくのですから、とても商売もしやすい。WINーWINの関係を築けるのですから。業界が元気がなくなった時、「情報提供サービス」を作るにはベストタイミングという事なのでしょう。





経営戦略キーワード9<財布の紐が堅くなった時こそ、1ランク上のジャンルのユーザを開拓できるチャンス!>
  • 4.ビンボーだから「おにぎり」が売れる? コンビニの昼食商戦異状アリ(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース


  •   「消費者の間で五百円が昼食に支出する金額の一つの壁になっている」としている。


     そうした中、コンビニで人気なのが「おにぎり」と低価格弁当。08年6月以降、「おにぎり」は前年同期比20%増という高い伸びになっているのだ。1個100円〜130円の従来の価格帯も売れているのだが、特に1個170円前後の「高級おにぎり」と呼ばれるジャンルが好調なのだという。ローソンの広報は、ガソリンの高騰などで車で外食する機会が減っていること、外食店舗メニューが値上げになっていること、なども何らか影響しているのではないか、と説明する。「高級おにぎり」が受けているのもその流れの中にあり、


      「通常のおにぎりに50円を足して高級感を味わい、満足感が得られる」


    ということらしい。外食で使う昼食代を考えれば、それでも安くすんでしまうというわけだ。ただし、1個180円を超えてしまうと売れないのだそうだ。

不景気になってくると、どうしても財布の紐は堅くなるものです。それに対応する為に、値下げという戦略もあります。しかし、それでは芸がない。

この事例では、「今までコンビニで済ませるよりも、ファミレスを利用していたような1ランク上の所得層」に対して、彼らのニーズをも満足させるような「1ランク上の商品」を提供させる事で、新しい顧客を開拓していこうという発想でしょう。





皆さんの会社の1ランク上のジャンルは何になりますか?財布の紐が堅くなった時はチャンスなのです。売上も、粗利も拡大できるチャンスなのです。





経営戦略キーワード10<1997年のリバイバル

わずか2年で2倍近くに激増! 中小・零細企業倒産続出の内幕|Close Up|ダイヤモンド・オンライン

不動産不況が波及 ゼネコン共倒れ危機!(1) | 産業・業界 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

ローソンが「105円」拡充(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース

これらのニュースや、ビジネスニュースに見る経営戦略5キーワードでも紹介した、イオンが「超安売り店」の出店検討、厳選PB商品で展開(読売新聞) - Yahoo!ニュースなどを見ると、97年くらいのトレンドにとても似ている感じがします。(97年は、山一ショックがあった年です。)



97年のトレンドを2008年風に洗練させたビジネスモデルというのが、儲かる為の視点になるのではないでしょうか?97年トレンドを再検討されてみませんか?ニーズの目があるかもしれませんよ。