モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

自分探しって誰でも死ぬ迄やっている事ではないか?〜ついでにね!

「自分探し」をやめられない若者が多いそうです。

404 Blog Not Found:探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない でも取り上げられていましたが、

だから、「自分探しが止まらない」という本が出てくるのでしょう。

自分探しが止まらない (SB新書)

自分探しが止まらない (SB新書)





私達が大学を卒業した20年ほど前には、「自分探し」などという言葉はあったかも知れないが、メジャーな言葉ではなかった。だから、「自分探し」なんて事を特別に意識する事なく生きてきました。あの当時、「自分探し」という言葉があれば、私も「面白そう?」ってハマっていたかもしれません。





「自分探し」って言葉で探している「自分」って何なのでしょうか?

ネットで、いろいろと調べてみると、こんな事を探しているという事になるのでしょうか?

  • 自分の長所、短所といった、自分の特性
  • 自分のすきなこと、嫌いなこと (自分の好み)
  • 自分らしい生き方
  • 自分に向いている仕事
  • 自分がやりたい事





こう「自分探し」で探しているモノを列挙してみると、私も「自分探しをした事がない」とは言えないかもしれないと思い始めました。





未だに、自分の長所、短所はよく分からない所があります。

学生時代は、「心臓がバクバクいうくらい、人前で話す事が苦手」だったものが、20年経つと「人前で、いつのまにか平気で話せるようになる」ことに。逆に、20年前は、「斬新な発想が得意だった」のに、なんか最近は「パターン的な発想」しかできなくなってきたり。




長所、短所という自分の特性が年々(日々)変わってきている感覚があるので、今でも、自分の特性を探しているような気もします。





自分らしい生き方にしてもそうですね。私は、「何かに縛られて生きるのはイヤだ」と思い、自分で独立し、誰を雇うことなく、人モノカネに縛られる事なく自由に仕事をしていく道を選びました。しかし、2年前くらいに、それだけでもちょっと淋しい気持ちがして、同じITコーディネータを集った組織を作ってみたりして、「ちょっと縛れれてもいいかな」なんて気持ちになったり。





自分に向いている仕事、やりたい仕事にしてもそう。20代の頃は、「戦略系」の仕事ばっかりやって、30代の頃から「IT系」の仕事が増えてきて、40代の頃から、このブログのテーマのような「モチベーション系」が増えてきて・・。(仕事やビジネスは、環境適応業でなければいけないと思っていますから)





ブログでこうまとめてみると、私は「自分探し」をずっとやっているのかも。「ヤバイ」という気になっちゃいます。

だけど、肩肘はって「自分探し」をしているって感覚じゃないんですよね。そんな悲壮感も別にないし・・





自分が楽しいと思うことに夢中でチャレンジしていたら、いつのまにか「自分探し」的な行動になっていたのかもしれません。




ただ、「探す」為に行動をしているのではなく、夢中で、目の前の何かに取り組んでいたら、結果的に「探す」という事を同時にしていたという方が正しいのかもしれませんね。(「ついで」の自分探しとでも言えるのでしょうか・・)





よく考えてみると。人間は、「ナマモノ」です。「ナマモノ」はすぐに変化します。

固定的な「自分」を探すこと自体が難しいのではないでしょうか?




今日、「自分はこうだ!」と思える「自分」を発見したとしても、何かの大きな出会いがその後起こると、その「自分」は変わってしまうのではないでしょうか?




「昨日の自分」と「今日の自分」も極端に言えば、違うハズですからね。





「自分はこうだ!」と思い込むのも危険すぎるし、逆に「根無し草的」にフラフラしすぎるのも、問題だし。その中庸レベルの「自分」くらいが見つかればいいんじゃないですかね。




自分探しって、「今の自分が気づいていない可能性」探しだと思うのです。「可能性」探しは、良いことだけど、程度の問題という事だと思うんです。「当たる可能性」のある宝くじに、毎月、給料を注ぎ込むみたいな話だと問題が大きい。適度な範囲で、「可能性」を探していく。




「自分探し」に人生の時間を投下しすぎている人は、「自分はこうだ!」という「自分探し」に偏りすぎてしまい、それが問題視されているのでしょうね。





私はワザワザ、「自分探し」だけの為に、特別な時間を作る必要はないと思っています。(中田選手のように、一つの完全なるキャリアを成し遂げて、時間と金もたっぷり有り余っているという状況になれば別でしょうが)





私のような凡人は、毎日を精一杯、楽しんでいきる。

日々、臆病にならずに新しい自分との出会いに期待を込めて、何かにチャレンジする。




チャレンジの結果、新しい出会いが起こり、「ナマモノ」の自分が「新しい自分?」に生まれ変わる。「新しい可能性」が発見される。その繰り返しを行う「ついで」に、自分探しをしておけば、いいんじゃないかなぁ。





自分探しをしていない人なんていないし、生きている限り、永久の自分探しをしている事になるんじゃないでしょうか?




ただ、それバカリに目を向けていると「せっかくの人生がモッタイナイ」かもしれませんよね。




日々、楽しく生きて、新しい事にチャレンジし続けて、新しい自分に生まれ変わり続ける。その「ついで」に「自分探し」はやっていってもいいような気がしますね。多くの人も、そのような気がしますが・・





私も、永遠に「自分探し」を、「ついで」にやっていくんだろうなぁ。