モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

アイデアがドンドンひらめく体質を作る習慣

よりクリエィティビティの高い仕事ができるようになる事を私などは目指しているのですが、そのヒントになる本があったのでご紹介します。

小山薫堂さんが書いた考えないヒントという本。





クリエィテブのある仕事は、

・アイデアを出すこと

・アイデアを仕上げること

の2つから成り立っている。





イデアを仕上げる仕事は、時間をかけ、努力をしていけば何とかなるが、アイデアを出すことは、時間をかければ何とかなるという話ではない。アイデアが降ってくる。沸いてくる。閃くという感覚である。その閃く体質、閃く環境をどう作っていくのかが、この本では紹介されています。



勉強のために、自分なりにちょっとまとめてみました。

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)

  1. 「何か面白いことないかな?」の習慣化
    良いアイデアは、「儲かる方法はないか?」では生まれない。「何か面白いことかないかな?」って感覚で日常を過ごしている中から降ってくる。「アイデアを出すために努力する」という感覚とは違う。


    その為には、無意識に私たちが呼吸している状態と同じように、意識することなく、「何か面白いことないかな?」を習慣化していく事が大事。
    風呂に入ってるとき、運動している時、トイレに入っているとき、そんな日常の中でアイデアは生まれてくる
  2. 全ての人をハッピーによりも、一部の人のハッピーを真剣に考える習慣をつける
    全ての人に喜ばれるアイデアを考えると、なかなかアイデアがでてこにない。関わった身近な人、大事な人に喜ばれるアイデアであれば、具体的なアイデアが沸いてきやすくなる。だから、身近な人に喜んでもらうには、どうしたらよいかを日々、考えるトレーニングをする事が大事。
  3. 誕生日プレゼントを真剣に考える習慣をつける
    2についての実践トレーニングの代表例が、誕生日プレゼント。渡す相手をビックリさせ、喜んで貰うことを一生懸命考える習慣をつける。身近な仲間にサプライズを与えて、喜ばせるために必死に考える事が、アイデア体質を作るためのトレーニング。日常を楽しく、面白くしようと頭をひねる習慣が、アイデアを生む体質を作るという事ですね。


    誕生日だけではなく、何かのパーティ、飲み会、旅行などを、もっと楽しくする方法を考えるという事でも実践できそう。仕事でも、「会議をもっと楽しくする」などを考える事でもトレーニングできそうです。


    私などは、今まで妻へのプレゼントなど、結婚した後、真剣に考えたことがなかった。せっかく、プレゼントを渡すのであれば、予算内でとことん考えて、喜ばれる、サプライズさせるプレゼントをこれからは渡していこうと思います。
  4. イデアの種は、人、場所、モノに落ちている。拾う習慣をつける
    イデアは、本やブログ等の情報媒体だけにあるのではない。


    私たちが日々、会っている友人や仲間、家族の中に大事なアイデアはある。
    だから、面白い人と友達になろう。ユニークな人と友達になろう。面白い人が面白い人を連れてきてくれる。
    だから、仲間が自分にアイデアをどんどん話したくなる人になろう。そのためには自分が、他人のアイデアを褒める人、面白がる人になり、積極的に他人のアイデアを形にするのを手伝ってやる人になることが大事。
    そうなれば、人からアイデアが降ってくる。



    日頃、使っている時計やお箸、ボールペンの中にも、大事なアイデアの種がある。
    ユニークなモノ、こだわりのモノの中には、たくさんのアイデア、発想が詰まっている。そこから、アイデアの種を拾おう。
    その為には、モノにこだわりを持とう。凄いな!」と感じるモノを選んでいこう。(財布が許す限り(^_^))

    日頃利用している飲食店、ビル、通勤列車、ホテル、旅行先等の場所の中にも大事なアイデアの種がある。
    面白い場所に行ってみよう。そこにはたくさんのヒントが落ちている
  5. 偶然を大事にする習慣
    イデアは、偶然の連鎖がおきて生まれることの方が多い。
    偶然の出会いが、次の偶然の出会いを生む。
    計画の中に入っていなくても、偶然の中に「出会い」を感じたら、それに食いついてみよう。

    偶然を大事にできるかは、「自分の歩いてきた道が最高の道」と感じる事が大事。後悔ばかりしている人は、「偶然の出会い」に鈍感になる。
  6. 感動に敏感になる
    感動に敏感になるとは、2つのこと。
    一つは、「人を感動させる」という事に敏感になること。自分は、今、人を感動させているか、サプライズさせているかという事に敏感になること。人に失礼がないかどうかに敏感な人は多いが、「感動を与えてるか」に敏感な人は少ない。せっかくの一期一会なのだから感動させる、人にサプライズを与える時間にしていこうという姿勢がトレーニングになり、アイデアを生む体質を作っていく。「せっかく何かをするのであれば、相手の記憶に残る事をしてやろう」とすることが大事。


    例えば、お土産を誰かに持っていこうとする時などでもそうですよね。「常識的お土産」を持っていき、フーンって思われる事で満足するのではなく、サプライズしてもらう一工夫をする遊び心を持つという事がアイデア体質を作るということになるのでしょう。

    もう一つは、「感動させられること」に敏感になる。5で述べたように、私たちの身の回りには、感動させてくれるようなことがたくさんある。素晴らしい絵が飾ってあっても、スーッと通りすぎる人もいるし、その絵の前で感動で立ち止まる人もいる。日常の中で見つけた感動が、アイデアの種になる。


    感動はメディアになる感動は、一石四鳥である。
    一つは、「自分が与える感動」は、相手に喜びを与える。信頼を勝ち得ることができる
    2つめは、「自分が与える感動」は、クチコミを広げてくれる。仲間を連れてきてくれる
    3つめは、「自分が集めた感動」は、他の人を感動させてくれるアイデアの芽になる
    4つめは、、「自分が集めた感動」は、他の人とのコミニケーションを円滑にしてくれる。自分が感動した話し、サプライズした話は、他の人もきっと喜んで聞いてくれるはず。
    これらを考えると、「感動」が伴った人、モノ、場所は、それそのものがメディアになるということ。
    感動をフルに利用しよう。


    私たちの仕事は二種類ある。「お金をえる仕事」と「名刺になる仕事」
    お金を得る仕事は、もちろん大事。だけど、それだけでは、未来はあまり明るくならない。
    自分の「名刺になる仕事」を作っていくとは、「感動を与える仕事」「サプライズを与える仕事」を行っていくことになる。
  7. 勝手にてこ入れトレーニングの習慣化
    人に感動を与える為のトレーニング。
    例えば、うどん屋さんに昼食をとりにいく。そんな時、このうどん屋さんが「もっと流行るには?」「もっと感動する状況を作るには?」どうしたらよいかを考えるトレーニングをすること。うどん屋さんから頼まれてやっているわけではく、勝手におせっかいで考えているので、「勝手にてこ入れトレーニング」と小山さんは名付けています。


    これ、町の中を歩いていてもできる実践的なトレーニングですよね。
  8. 「これ!うまいな」探しトレーニングの習慣化
    感動させられる為のトレーニング。
    これ、この本を読んで始めた、私が今やっているトレーニングです。
    一日一個、「これ!うまいな」と感じる、モノ、場所、人を見つけるというトレーニング。身の回りにある職人芸に目を光らせて、妬ましく感じるほどの「これ!うまい」を探すということですね。


    これをやる事で、「当たり前をリセットして、新鮮な目でものを見る」習慣をつけていくのです。


    その中には、私たちの仕事に生かすことができる素晴らしいアイデアが眠っていたりします。
  9. 日常の閉塞感を打破するために、あえて非日常のことを行う習慣
    これは、頻繁にできる話ではないと思います。たまには、非日常の事を行い、頭の閉塞感を打破するという事も大事になってくるのでしょうね。
  10. 仕事を志事、私事に
    これは、習慣とい事ではないかもしれません。心構えという事でしょうか?
    仕事とは、誰かに仕えるという事。仕えているという感覚では、アイデアが沸いてこない。
    志を実行するための事、自分のプライベートな事というくらいの「遊び感覚」が、アイデア体質には重要になってくるという事なのでしょう。

イデアは、瞬間考えたから出てくるのではない。日頃の習慣の中で、アイデアが閃く体質ができていく。来年は、一つでも多くこの習慣を是非、身につけていきたいですね。



本の方にはかなり、たくさんの事例(人によっては自慢話に聞こえるそうですが)がのっています。楽しく読める本ですので、お勧めです。

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