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KYと小島よしおとアイデンティティ

今年の流行語大賞の60個がノミネートされたそうです。流行語大賞に60語ノミネート「そんなの関係ねぇ」「別に…」SANSPO.COM >
芸能


 1年間の世相を反映し、強いインパクトを残した言葉に贈られる「2007 ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート60語が15日、事務局から発表された。

 海パン1枚で、妙に鍛えられた肉体を露出。床にひざまずき、尻から立ち上がって「そんなの関係ねぇ」と叫び、最後は白目をむきながら「オッパッピー」とひとこと。今年お笑い界でもっともブレークした小島よしお(27)=写真上=のギャグが、60語中、2語もランクインした。

 芸能界からはほかに、ふてぶてしい態度が物議を醸した女優、沢尻エリカ(21)の「別に…」、スポーツ界では“ハンカチ王子”こと早大斎藤佑樹投手(19)に刺激を受けて活躍した同世代の楽天田中将大投手(19)ら「ハンカチ世代」がノミネートされた。

 政治関連では東国原英夫宮崎県知事(50)=写真下=が発した宮崎弁「どげんかせんといかん」、安倍晋三前首相(53)にまつわる「お友達内閣」「KY」「身体検査」など複数登場している。

これで面白いなと思ったのが、「KY」と「そんなの関係ねぇ」。





日本では、昔から、空気を読むことが大切にされてきました。そして、「読んだ空気」に合わせて、迎合していく事が求められてきました。今でも、この傾向はすごくありますよね。





「亀田問題」が出れば。「亀田が悪い」という空気ができあがり、そればっかりになる。

「沢尻問題」が出れば、「沢尻が悪い」という空気ができあがり、「沢尻」を擁護するような意見を言い出せなくなる。この「空気を作る代表」がマスコミなのでしょう。





他の国でもそのような事は多いのでしょうが、ほぼ同一民族で構成されている日本はそれが顕著ですよね。言葉の裏にある空気を読む文化」を日本人は、過去から大切にしてきましたからね。





「一つの空気」ができあがると、それに相乗りしないといけない「空気ができあがる」。

企業の中でもそうですよね。社長が「ちょっとくらいの偽装なら問題はない」などという空気を作ったら、なかなか他の人はその空気に反する事がいえなくなってしまいます。

ミートホープや吉兆、NOVAなどの企業事件も、不正が当たり前という空気ができあがると、それに反する事を言えなくなってしまったのでしょう。)





企業が勝ち残るには、「個性化」だの「クリエィティビティ」などが不可欠だと言われています。今の日本においては、私達の「空気を読む力」が逆作用しているケースが多いのではないでしょうか?





「クリエィティビティ」を私達の能力として発揮して行くには、空気は読めているのだが、あえて「kY」になる事が重要ではないでしょうか?確信犯的なKYになる勇気が求められているのではないでしょうか?人と同じ事をやっても、全く「クリエィティビティ」ではないのですから。

確信犯的なKYが、小島よしおの「そんなの関係ねぇ」ではないでしょうか?





空気は読めているんだけど、そんな空気は関係ないとばかりに、空気をぶち壊していくインパクト。彼の芸は、「空気を壊すこと」にあるようにも思えます。ダチョウ倶楽部のお約束の「熱湯芸のお湯がホントは熱くない」ってことをバラしてしまいましたよね。あれもそうじゃないでしょうか?





私達、ホワイトカラー的な仕事をしている人は、つい空気を読んでそれに合わせた行動をしてしまいます。「合理性」「論理性」重んじる私達は、つい空気を読んでしまい、合わせてしまうパターンが多いモノです。





そんな私達が一番苦手な事を、小島よしおはラクラクやってのける気持ちよさが受けたのではないでしょうか?





「空気が読めても、それは関係ないとばかりに、空気をぶち壊していく」ためには、「自分のアイデンティティ」の確信が必要になるのでしょう。「俺はこれで生きていく」というアイデンティティの確立が。「空気をぶち壊す人」というだけでも立派なアイデンティティになる事を小島よしおさんは証明しています。自分のアイデンティティを作り、それに反する空気があれば、その空気をぶち壊す事も辞さない覚悟が必要になってくるのでしょう。




今年の流行語大賞は、今の日本を象徴してますよね。「空気を読むのを大切にしている一般的な日本人。だけど、それをぶち壊している事でスターになる人達」





KYと「空気を読めない人達」を単にバカにする人になるか?空気を読んでいても、あえてKYになる事を選ぶ人になるか?

今の時代、あえて「KYになる勇気のある人」が求められているような気がします。皆さんいかがでしょうか?

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