モチベーションは楽しさ創造から

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守屋元事務次官が出世できたハックって?

守屋元事務次官の証人喚問がニュースであっていました。一つの業者だけとゴルフに数百回行ったり、接待付けがあったり等々、次から次に呆れるような話がでてきます。


TV、週刊誌、新聞等を見ていると、「ホントに酷いヤツだな。税金泥棒か?」と思うんですが、私は違う角度から疑問があるんですよね。


なんで、あんな酷い事をしているような人が事務次官までに上り詰めることができたのか?


事務次官になった後、彼が恐怖によるモチベーションを行っていた事などは、雑誌等で報道されているのですが、なんでこんな人が防衛のトップにまで上り詰めたんでしょうか?一般的なイメージだと事務次官って東大卒が王道でしょう。


だけどWikipediaで調べると、守屋さんって東北大学出身で、その後日本通運に入った、まぁ一般企業で言えば中途入社組ですよね。公務員の世界の王道をきてるワケではないのに、頂点まで上り詰める事ができたんですよね。これだけを単純に見ると、これって凄い事ですよね。


「何でだろう??」「彼が障害をのりこえて、頂点に上り詰める事ができた、成功のハックって何だったんだろう?」


みなさん知りたくありませんか?
官僚の昇進制度がどんな形かは知らないんで、一般的な報道で知った話をベースにした私の想像で、この後は書いていきます。


答えは、今回の問題の裏返しにあるのではないかと思うのです。


今回の彼の事件のキーワードは、「公私混同」ではないでしょうか?
自分のゴルフ代を出させたり、奥さんの相手をさせたり、子供の面倒を見せたり、退職後の仕事を確保したり、部下に自分の資産運用の損失補填をさせたり・・・


まぁ、よくこれだけの公私混同をしているなと関心したりします。


しかし、コレが彼の「成功ハック」だったのかもしれないなとも思いました。当然、入庁の時から、こんな酷い仕事ぶりではなかったと思うんですよね。そうだったら、絶対に頂点に上り詰めることはできなかったでしょうから。


たぶん、仕事も遊びも境がないような仕事ぶりだったから彼は頂点まで上り詰める事ができたのではないかということ。最初はお国の為の公私混同だったんじゃないだろうか?プラス回転の公私混同力が発揮されていたんじゃないでしょうか?


寝る時間もないくらいに働く。遊んでいる時も、単なる遊びで終わらせる事なく、上手に仕事につなげていく力も凄かったんじゃないだろうか?部下との付き合いもプライベートまで面倒を見る。そんな半端じゃないくらい、上手な「公私混同力」があったのでしょう。


初めは、プライベートタイムが仕事の時間になっていたと思うのです。だかど偉くなるに連れ、自分の為の公私混同になってしまったんじゃないでしょうか?目的が変わってしまったんじゃないですかね。そしていつのまにか、仕事の時間がプライベートタイムになっていってしまったような感じがしますよね。


成功に導いてくれた「公私混同力」が、転落をもたらす要因になった感じがありますよね。


仕事とプライベートの区別をしっかりつける人が増えています。守屋さんほど極端な「公私混同力」は問題だとは思うのですが、一定レベルのプラス方向の「公私混同力」をハックとして我々も身につけていく必要があるんでしょうね。(「公私混同力」のパワーは凄いモノがあるのは事実ですからね〜)


逆に、現在、公私混同力がある人は、いつの間にか守谷さんのように、目的が「公の為から自分の為に」すり替わった公私混同力にならないように自分を戒める必要があるのでしょうね。(社長さん達などにこのパターン多いんですよね)