モチベーションは楽しさ創造から

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エッ、こんな会社だったの!と後悔しないための企業分析シート



就活をしている方々への企業分析法として、最後に、今までのまとめとして「企業分析シート」をご紹介しましょう。





企業の実態を正しく知るには、これまで紹介してきた

「将来性」「安全性」「待遇」「楽しく働ける」「やり甲斐」「あなたの成長力を支援する」「社風」7つの視点で評価してください。

下にまとめているチェックリストには、視点毎の詳細チェックポイントも掲載しています。

もちろん、全て情報収集はできないでしょうが、あなたが大切に思っている部分に関してはキッチリと情報収集してください。

その為にも、まず7つの視点に優先順位をつけてください。


あなたにとって譲れないものは何か?我慢がきくものは何か?をハッキリさせることです。


優先度は、 絶対に大切 をA、 大切をB 、それほどでもないをCと記入。

時間がない人は、Aを中心に企業分析をしていけばいいでしょう。



情報収集したら、自分でも忘れないようにするために、「情報収集した事実・所感」欄にメモしておいて下さい。





最後に、集めた情報をもとにその企業を7つの視点で評価してみてください。

評価は、「5を非常に素晴らしい、 4を 素晴らしい 、3を 普通、 2 をあまりよくない 、1を 非常に良くないで」で評価。





正しく評価するためには、このシートを使って、できる限り沢山の企業に訪問し情報収集を行って下さい。

他の企業と比較する経験を積むことで、企業を「見る目」ができてきます。





全ての視点で完璧な企業など、日本の中でも数社程度しかないでしょう。どこかに問題がある企業がほとんどです。


だから大事になるのが、「視点」の優先度です。

何が自分にとって譲れないものは何か?という軸をしっかりして、他の視点に問題があってもそれは受け入れるという姿勢も、現実には大切になってきます。

アドバイスとして1つあるのが、譲れないものとして「社風」は入れておいて下さい。

合わない社風の企業に入ると、他の条件がよくても満足いく働きができないからです。



優先順位の高い視点の点数が高いものは、「あなたの条件を満たす企業の候補」と考えていけばいいでしょう。





企業分析シート

 視点  優先度 評価   チェック項目(詳細視点)  ✔ 情報収集した事実・所感
 将来性                  業界の成長率は?その企業の未来像は?

その企業の成長率は?その業界の未来像は?
  チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。

将来性を見間違い後悔する人と成長企業に就職する人7つの違い
 ヒットのある現状に満足せず、次のヒット商品を生み出す為に傲らず更なる地道なチャレンジをしている企業か?  
今の顧客は、10年後も成長するような顧客(市場)なのか?

未来の成長性のある顧客(市場)を増やすために手を打っているか?
 
今属している業界は勝ち組の業界か?

そうでなければ、今後、勝ち組になる業界への進出をどう考えているか?
 
素晴らしい技術を生み出す社内体制がどれだけあるか?

未来の技術に対して、研究開発費を注ぎ込んでいるか?研究開発費の伸びはどうか?

新規の特許申請の件数はどうか?
 
今の35歳以下の社員の社員比率は?

35歳以下の社員を育てる仕組みがどれだけあるか?
 
その社長は、5年前、どのようなビジョンを語っていたか?

5年前のビジョンは、今どれだけ達成できているか?
 
安定性         ここ3年間の社員数、売上・利益額、資本金は?業界順位は?

社歴は?リストラ実績は?
  チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。 

安定した企業・仕事に就くために、知っておくべき6つの視点 
今までの数多くの大胆なチャレンジの結果、複数の収益の足を持っている企業か?

現在もリスクをとって、常に新しい足を増やし続けるチャレンジをし続ける企業か?
 
社員を現状に安住させず、変化を要求する企業か

常に、古い仕事のやり方を捨てさせ、新たな仕事のやり方を取り入れる企業か?

新たな能力をつけるための学習を促す企業か?
 
 適度な業績連動、能力連動のある賃金、雇用体系の企業か?  
 働きながら、どこの企業も欲しがるようなスキルを身につけることができる企業か?  
 待遇                     初任給は?ボーナスは?平均給与は?

労働時間は?月間平均労働時間実績は?休日数は?平均残業時間は?
  チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。

待遇のいい企業を選んだつもりがバイト以下だったと後悔しない為の7ポイント     
「一人当たり生産性」は?競合他社と比べてどうか?伸びているか?

その為の取組はどのようなものを行っているか?
 
 賃金がどのように上がっていくかを線を描いた図である「賃金曲線」はどんなカーブか?

給与体系はどのようになっているか?

(基本給、職能給、業績給、各種手当て。ボーナス制度・キャンペーン報奨金等)

最も給料を貰っている人は幾ら位の人がいるのか?それって社員の何%位の人が該当するのか?
 
 有給消化率は?  
 残業についての考え方は?(残業手当の支給状況・サービス残業の現状は)  
 家内労働の現状はどうなっているのか?  
 社員の年齢構成は?

「若くて、部長等の重要役職」についている人はいるか?
 
楽しく

働ける    
           自分に向いた(性格や能力にあった)仕事か?   チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。   

イヤイヤ働くなんてゴメン!楽しく働ける企業選び7つのポイント
社員の中で、何割くらいの人達が、集中して夢中で働いていたのか?   
「頑張ったこと」「努力」したことを認め、称える為のの表彰やイベント・制度などがあるか?

 
楽しく社員に働いてもらう為に様々な遊び心のある工夫がされているか?

**企業説明会は、就職希望者に少しでも企業を理解して貰おうと面白い工夫がされていたか?

**企業にある「備品」や「設備」はユニークだったり、他社とは少し違う一工夫されていたか?

**人事制度や休日制度、就業規則に、面白く・ユニークな人事制度や休日制度等があったか?
 
 「この仕事やっていて、何が一番楽しいですか?」「この企業って、働いていて楽しいですか?」をOB等に聞いた際の答えに、楽しそうだなと自分も共感できたか?  
やり甲斐                   どんな経営理念(経営理念とは、自社の社員ならどんな姿勢でビジネスを行っていくべきか?仕事をしていくべきか?をまとめたもの)を持っており、あなたは共感できたか?   チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。    

やり甲斐のある会社と思ったけど「違った」と後悔しないための6つの視点 
 どんなミッション(ミッションとは、どんな顧客に対してどんな価値を提供していくのか?社会に対して、どんな貢献をしていくのか?という、組織の使命、存在価値をまとめたもの)を持っており、あなたは共感できたか?  
 どんなビジョン(ミッションとは、5~10年の長期視野において具体的に何を達成しようとするのか?をまとめたもの)を持っており、あなたは共感できたか?  
「経営理念、ミッション、ビジョン」は社内に浸透しているか?クチだけになっていないか?

その確認の為に、OB訪問等、その企業で働く人達に以下の質問をし生の声をチェック。


**「素晴らしい経営理念ですよね。先輩の気に入っているところを教えて下さい」

**「経営理念からきている、仕事のルールとか、独自のやり方なんかあるんですか?」

**「御社のミッションって素晴らしいですよね。先輩も、それに共感されて入社されたんですか?」
**「御社のビジョンって夢がありますよね。先輩の仕事って、ビジョンのどこを達成するための仕事になるんですか?」
 
「お客様からの喜びの声。感謝の声。」としてどんな声を聞けるのか?を知る為に

 OB訪問や企業訪問の時に、先輩達に聞きこう。

「先輩は、今まで最も嬉しかったお客様からの喜びの声はどんな声でしたか?」

「先輩にとって、この仕事の一番のやり甲斐って何ですか?」

その声にあなたは共感できたか?
 
地味な仕事をしている人達がイキイキと働かれているか?観察しよう。

そして彼らに話しを聞いてみよう。

「他部署の社員さん達からどんな喜びの声・感謝の声を貰ったことがあるのか」

「先輩にとって、現在の仕事の一番のやりがいは何ですか?」

その声にあなたは共感できたか?

 
 あなたの

成長支援力     
            どんな教育制度があるか?新人教育としてどのようなものがあるか?   チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。    

2つの成長を支える力が会社にあるか?6つの視点で分析してみよう 
失敗するリスクを恐れずに、実力以上の仕事を若手に任せて育てようとする企業か?  
「仕事ぶりがカッコイイ、あんなビジネスマンになってみたい」と感じるような見本となるような先輩社員はどれくらいいたか?  
あなたの人生のキャリアプランについて共に考えてくれるような支援体制はあるか?  
 ブランド力のある企業か?  
 資格取得を積極的にサポートしてくれる企業か?  
社風          その企業は6つの適応タイプでいうと、どのタイプの社風になるか?   チェック項目の詳細は、コチラの記事で確認下さい。  

 その企業は6つの適応タイプの強弱をグラフ化してみよう。  
 その社風は、自分の性格とどれだけ合っているか?  


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尚、この自己分析シートのExcel版、PDF版は

弊社の「UPシステム 自己分析版の紹介ページ」よりダウンロードができます。こちらもご利用ください。


http://www.venturmanagement.com/up-personal/index.html









この分析を行えば、企業の実像、実態は正しく分析できるはずです。



しかし、どの企業があなたにピッタリか?はこれだけでは分かりません。



その為には「自分をしっかりと分析すること」が必要だからです。



明日からは、自分をどう分析すればいいのか?

自分にあった企業はどう選べばいいのか?

その企業に自分をどうアピールしていけばいいのか?

を明日からご紹介していこうと思います。