モチベーションは楽しさ創造から

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就活に入る前に、不都合な真実を知っておこう!〜会社の選択基準別の

昨日のエントリでは、「天職に就職するための10のステップ」という事を紹介しました。

1. 「自分にとって憧れの企業」の視点作りと、その優先順位付け

2. できる限り多くの企業の2次情報を情報収集

3. 2次情報をもとにフィルタリング

4. 自分分析を行い、「自分に向いた会社・職種」を評価できるような視点作りを行う

5. 「一次情報収集対象企業」の一次情報収集

6. 最終フィルタリング

7. 自己PR準備

8. エントリーシート等、自己PRツール作成

9. テスト&面接

10. 内定企業から、最終的に就職する企業を選定

就活の際の会社選びには

  1. 「憧れ(希望)」の視点 (1〜3のステップ)
  2. 「自分の個性への適性」の視点(4〜5のステップ)

という大きく2つの視点での活動があると思います。



本日のテーマは1の「憧れ(希望)の視点」を整理し、その視点で見る際に、見過ごしてしまいがちな不都合な真実を紹介していきたいと思います。







みなさんは、どんな視点で「自分が入社したいと考える会社・職種」を選んでいますか?何を大切にされているでしょうか?

私は、「勤務地」「待遇」「安定感」「社風」「将来性」「自分の成長への寄与」「仕事が楽しそう」「やりがい」に関しては、自分の希望、憧れをハッキリと整理して就活に当たる必要があると考えています。

  1. 勤務地
    勤務先がどこになるか?ということ。ご家族や友人、彼氏・彼女等の関係等で、これが重要になる人も多い。
    • 不都合な真実
      入社時の勤務地が、永久の勤務地と考えるのは甘い。
      今の時代、会社や事務所、工場の移転、統廃合は当たり前。よくある話である。
      このような事態になれば、地域限定の採用だったとしても「会社を辞めるか?勤務地変更を受け入れるか?」を迫られる。
      入社時の勤務地は、最初は約束が守られるだろうが、一時的な勤務地である覚悟はして就活を行う必要がある。


  2. 待遇
    給料や労働時間、休日、福利厚生がどのようになっているかも当然、会社選びの重要な視点になる。
    • 不都合な真実
      ここは就活者が知っておくべき不都合な真実は沢山ある。
      表面上の好待遇に釣られて、会社選びをしてしまうと、とんでもないことになる。
      例えば、就職情報誌に「高い初任給」が書いてあったからといって、入社後に数十年ずっと右肩上がりで、他社以上の高水準の給料が貰える制度設計になっているかといえば、入社後数年経ったら急に給料が頭打ちの会社なども案外多い。入社希望の社員を増やす為の「エサ」として賃金を使っている企業等もあったりする。
      就活者が知っておくべき「待遇面の不都合な真実」は沢山ありすぎるので、また別の日のエントリで紹介していくことにする。


  3. 安定感
    せっかく入社したのに、会社がすぐ潰れてしまったら困る。長期雇用を保障してくれるような安定した会社であるかも重要な視点である。
    • 不都合な真実
      私が就活をやっていた当時から企業の寿命は30年と言われている。
      今は、ドッグイヤー・マウスイヤーの時代であることを考えると、その寿命はどんどん短くなっている。
      人数が多い会社が安定しているかと言えば、柔軟に時代の流れにあわせて戦略変更ができない足かせになっている大企業も多かったりする。
      逆に、常に変化をし続け、古いものを捨て新しいことにチャレンジしている企業のほうが安定感が高いのが、今のビジネスの世界。
      安定感を求めれば求めるほど、不安定な会社選びになるかもしれないという事実も知っておく必要がある。

  4. 社風
    社風とは、会社の雰囲気、会社の文化の事である。居心地の良い職場で働けるか?は重要な視点である。
    • 不都合な真実
      誰にとっても「理想の社風」などは存在しない。
      世間でよく社員満足度の高い会社などがランキングされているが、ランキングトップの会社でも、社風が気に入らずに辞めていく人は大勢いる。
      逆に、離職率の高い会社においてでさえ、自分にピッタリと感じイキイキと働いている人も大勢いる。
      この事実を踏まえ、「あなたにとって理想の社風」はどんな社風なのかを整理して就活を行う必要がある。
      この見極め方も、別の日のエントリで紹介していこうと思う。

  5. 将来性
    会社が成長していけば、そこに属しているだけで、自分も成長できる。逆に、今良くても、5年後、10年後に危ない会社に入ってしまうととんでもないことになる。そのような意味でも「成長性」は大切な視点だ。
    • 不都合な真実
      表面的に、今、「売れている商品」を取り扱っている、株価が好調だといった理由だけで、将来性のある会社などと考えてしまうと、誤った選択をしてしまう。
      例えば、iPhoneを取り扱っているという理由だけでAppleは将来性があるなどと考えたら、非常に危険である。
      会社が成長していくためには、いくつかの複雑な要素が絡みあっている。
      それを理解して、会社の将来性を考えていく必要がある。


  6. 自分の成長への寄与
    自分の成長にどれだけ企業が支援をしてくれるか?人材育成に熱心?かも重要な視点である。
    • 不都合な真実
      「社員の成長に関心がない」「人材育成に不熱心だ」と、自分で言う会社など存在しない。
      どの会社も自分の会社は「社員の成長を支援することに熱心」であり、「人材育成に熱心」であると思い込んでいるのだ。例え、客観的にみると社員を使い捨てしているような会社でさえ、悪気もなくそのように言う。
      「社員の人生を考えながら、成長に熱心な企業かどうかを見極める」には単に、どんな教育制度があるか?などだけでなく、多面的に企業を調査していく必要がある。


  7. 仕事が楽しそう
    人生の半分以上が仕事の時間になる。そんな仕事の時間が、自分が好きな仕事か?興味の持てそうな仕事か?楽しく働けそうな職場か?で、あなたの人生は大きく変わる。
    そのような意味で「仕事の楽しさ」は大切な視点である。
    • 不都合な真実
      楽しく働けるか?は、自分が好きか・嫌いかということより、自分の能力が発揮でき評価を受けることに大きく影響される。
      好きな仕事を選んで、いつのまにかイヤイヤ働いている人が多いという真実があるのだ。
      楽しく働きたければ、好きな仕事・楽しそうな仕事よりも、2つめの視点「自分に向いた仕事」を選ぶことのほうが大切になってくる。


  8. やりがい
    せっかく働くのだから社会に役立つ仕事、自分が何かに貢献している実感を持って働きたいものである。会社のビジョンや経営理念を調べることで、そのような「やりがい」を感じれる会社なのかを調べるということも、会社選びに大切な視点である。
    • 不都合な真実
      経営理念やビジョン等を説明会などで聞いたり、資料を読んだりして、その会社の仕事に「やりがい」を感じる人も大勢いる。
      しかし実際には、「クチだけ経営理念」「クチだけビジョン」の会社も多いのが現実だ。(こちらの方が多数といっても過言ではないくらいである。)
      例えば、経営理念では「顧客満足」と謳っているものの、実際やっていることは顧客など無視して、自分達の都合だけで活動をやっている会社などである。
      この真実もあるんだと理解した上で、「見極める目」を養い就活していかなければ、入社後すぐに打ちひしがれるような会社に入ってしまうことになる。
      この方法等も、別の日のエントリで紹介していこうと思う。


「天職に恵まれるためにどんな就活をしていけばいいか?」をテーマにした

無料ネットセミナーを以下のページでやっていますので、こちらも参考にしてください。

http://www.venturmanagement.com/up-personal/index.html#tseminer

(このページでは、天職就活マニュアルもダウンロードできるようにしています。)

是非、ご活用ください。

このページ。テスト的に行っているので、いつ閉鎖するか分かりません。ご興味のある方は、お早めにチェックお願いします。