就活中の人が気をつけるべき2つのブラック企業
今、就活中の人。来年、就活の人が気にするのが「ブラック企業」という言葉ではないでしょうか?
ブラック企業に入社したいと考えている人は誰もいないでしょう。
このブログのテーマ。「楽しさ」という視点から考えると、「ブラック企業」という言葉は2つの意味で考えていくことをお勧めします。
ブラック企業という言葉を最近、一般化し、監督署やハローワークも調べるようになったそうです。
ブラック企業:立ち入り調査、社名公表も
監督署やハローワークが言っているブラック企業とは、労働基準法等の法的にイリーガルなことをしている企業ということでしょう。
(これを、ここでは法的ブラック企業と呼ぶことにします。)
しかし、一般的にイリーガルなことをやっていない法令遵守企業でも、世間ではブラック企業とよく呼ばれています。
「ブラック企業大賞」などで選ばれている企業などは、顧問弁護士さんなども雇えるような大企業。法的な部分はクリアしている会社が多いのではないでしょうか?
ブラック企業大賞のページ
こういうケースをみると多くの場合、「ブラック」という言葉は、法令遵守をしていればいいというわけではなさそうです。
働く側の立場からみると、法的ブラック企業はごく一部。法律には触れないブラック企業は沢山あるという見方なのでしょう。
例えば、過労死という問題があります。
過労死は、過度な労働時間働いたから、過労死になるかと言えばそうではないはずです。
月400時間働いた人間でも元気に仕事をしているというケースもよく見ますし、
逆に、月200時間程度しか働かないでも、過労死で死ぬ方もおられる。
性格に向いていない仕事、向いていない職場で、ストレスを極度に貯めながら働くと、法定労働時間レベルで働いたとしても過労死するケースもあると思うのです。
その事故を生み出した会社は、法的にブラック企業かといえば、そうではない。
しかし、亡くなられた方からみると当然、ブラック企業と感じるでしょう。
(このようなケースを主観的ブラック企業とここでは呼ぶことにします。)
難しいのは法的ブラック企業と異なり、主観的ブラック企業は、他の人にとっては十分に耐えることのできる会社であったりします。
逆に「理想の職場、会社だ」と言う人もいる点です。(ある人にとってはブラックでも、その会社や仕事が性格にあっているという人もいるのが現実です。逆に全ての人にとってハッピーな会社などは滅多にありません。)
例えば
- そりの合わない上司からネチネチと嫌みを言われ続ける。
- 会社の方針が納得できない。
- 自分の苦手と感じる仕事(向かない仕事)ばかりを与えられる。
- 自分は頑張っているのに、他の仲間と同じくらいにしか評価されない。
等々、本人とすれば耐える事のできないほどの「ブラック」と感じる理由がある。そんな主観的ブラック企業のほうが、法的ブラック企業よりも実際は多いと思うのです。
自分の個性や性格と相性の悪い職場、会社という意味での主観的ブラック企業で働くことで、悩み、苦しみ、退職する人が多いのです。
就活中の方は「法的ブラック企業」、世間で一般的に言われているブラック企業に気をつけるのも大切ですが、
「主観的ブラック企業」のほうが、より気をつける必要がある問題です。
これが分かっていないまま就職する人が多いので、大卒の3年以内の離職率が28%と、約3人に1人がせっかく苦労して就活したにも関わらず辞めてしまうことになってしまうことになるのではないでしょうか?
法的にはOKでも、あなたの性格、価値感にとってはダメ、許せないもの。
自分をしっかりと理解してもらい、法的にはOKでも、あなたにとってはNOな主観的ブラック企業に入らないようにしてください。
企業にとっても、あなたにとっても不幸を生み出すことになってしまいますから。
就活中の方向けに、ブラック企業ではなく「天職に恵まれるためにどんな就活をしていけばいいか?」をテーマにした
無料ネットセミナーを以下のページでやっていますので、こちらも参考にしてください。
http://www.venturmanagement.com/up-personal/index.html#tseminer
(このページでは、天職就活マニュアルもダウンロードできるようにしています。)
是非、ご活用ください。
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