できるのメンタリティ。 セカンドステップメンタリティを習慣化しよう!
「セカンドステップメンタリティ」という言葉をご存じでしょうか?
例えば、営業マンのAさん。
部長からAさん、来週の月曜日に次のシーズンに向けた営業会議への出席を依頼されたとします。
そうすると、当然、Aさんは、来週のスケジュール帳に「月曜日、営業会議」と記入して終わるのが一般的。
しかし、「セカンドステップメンタリティ」がある人の仕事はこれからです。
来週月曜日に営業会議があるという事は、「会議準備として何が必要か?」また「営業会議後に何をやる必要がでてくるか?」をスケジュール記入と同時に考えるのです。
・会議日程を他のメンバーにメールで知らせる→今日
・今月の業績をまとめる→水曜日
・来月向けの企画を同僚Cさんとまとめる→木曜日
・営業会議の決定を受けての、来月の計画の見直し→来週の火曜日
といった具合に、同時に次に行うべき仕事をスケジュール帳に入れていくのです。
一つの予定が決まったら、
「その準備に必要な事が何か?」
「その予定を受けて、次に自分がすべき事は何か?」までを考える事を
「セカンドステップメンタリティ」と言います。
あなたは、セカンドステップメンタリティの習慣はありますか?
このセカンドステップメンタリティの習慣。以下のような効用があります。
- 仕事が発生するたびに、「その仕事達成の為に何の準備が必要なのか?」を考えているので、仕事の漏れ、「忘れてました」と言うことがなくなり、効率アップにつながる
- その仕事が終わった先までを見通しているので、俯瞰した見方での仕事の捉え方になる。
- 他人から依頼される前に、自らスケジュールを決定していくので、主体性を持って仕事ができるので「やらされているという感覚」がなくなる
- セカンドメンタリティを持っている部下は、上司からすれば「一言えば十の事が分かってくれる部下」という事になり、厚い信頼を獲得することができる
- 先を見越したスケジュールになっているので、「思いもよらぬ仕事の発生」も少なくなり、時間が空いている為の安請け合いした仕事も少なくなり、有効に時間を使えるようになる
セカンドステップメンタリティは是非とも身につけたい習慣なのです。
それでは、セカンドメンタリティの習慣化に向けた、「仕事をスケジュール帳に記入する際に必要なルーチン」を最後に紹介。
スケジュールに記入した仕事について、
- 「準備していくこと」
- 「その仕事の後にやるべき事」
という視点で、以下の6つの視点でスケジュール記入と同時に、考える習慣をつけていく。
- 誰かに聞くこと、確認する事はないか?
- 誰かに伝えておくべき事はないか?
- 誰かに依頼しておくべき事はないか?
- 準備する資料はないか?やるべき作業はないか?
- 調査しておくべき事項はないか?
- 誰かと打合せする事はないか?根回しは必要ないか?
以上を考えて、やるべき仕事をスケジュール帳に記入していく。
このルーチンが繰り返し、行えるようになれば、セカンドステップメンタリティの習慣が身に付いていくでしょう。