スーパーできる人はみんな「モチベーション創造力」を持っている
コンサルティングで企業をはじめて、訪れる際にまず探すのが、「企業内のスーパーできる人」です。一般的には、80対20の法則が適応されます。100人社員さんがいると、「20人のできる人」がいます。そして20人のできる人のなかで、4人程度の「スーパーできる人」がいます。
もちろん、業績のよい会社などは、80対20の法則よりも遙かに多い「できる人」「スーパーできる人」が存在します。(だから業績もいいのでしょうが・・)逆に、業績が悪い会社は、そんな人が少なくなるかと言えばそうでなく、一定比率、絶対にいます。ただ埋もれていたり、会社が使いこなせてなかったりするだけ。
そんな「スーパーできる人達」をみていると、業種や企業規模を問わずにいくつかの共通点があるように思えます。その一つが「モチベーション創造力」です。
「モチベーション創造力」とは、誰かからモチベーションされるのを待っているのではなく、自らモチベーションを掻き立てる状況を作っていく力という意味ですね。誰かから誘導されることなく「自らのココロに、周りの人達のココロに火を付ける技術」の事です。
モチベーション創造力は、「快」の感情と「不快」の感情を上手に利用していきながら、脳を刺激していき「やる気」を引き出します。大きく4つの力で構成されていると私は考えています。
- 仕事へのセルフモチベーション創造力
- モチベーションという言葉を聞くと、周りの人へのモチベーションが最初に頭に浮かぶのではないでしょうか?部下に対して、後輩に対してのモチベーションというように。しかし、単純に考えても、「自分のモチベーション管理」ができない人が、他人のモチベーションを向上させるのは難しい。私達は仕事上で様々な環境に我々はおかれていきます。
自分の望むような仕事だけができればいいのですが、そんなワケにもいきません。気の乗らない仕事、きつい仕事、退屈な仕事、苦手な仕事、やりたくない仕事、どうでもいいと感じる仕事・・
そんな状況の中でも、自分のモチベーションを常に高い状況でキープさせていく技術が必要になってきます。「スーパーできる人達」は、そんなモチベーションが低くなるような状況でも、自らのココロに火をつけて、モチベーションを創り出す力を持っています。
- モチベーションという言葉を聞くと、周りの人へのモチベーションが最初に頭に浮かぶのではないでしょうか?部下に対して、後輩に対してのモチベーションというように。しかし、単純に考えても、「自分のモチベーション管理」ができない人が、他人のモチベーションを向上させるのは難しい。私達は仕事上で様々な環境に我々はおかれていきます。
- 学習(能力アップ)へのセルフモチベーション創造力
- 私達は、仕事だけを行っておけばいいのかというと、そうではありません。明日以降の自分の成長への投資をやめた瞬間に下がっていくしかないからです。
しかし、言うはカンタン。行うのはムズカシ。
仕事へのモチベーションは、緊急性がある為に、比較的にカンタンなのですが、学習や能力向上の場合、納期がない為に緊急性を感じるのが難しい。その為に、資格受験というような納期があるようなものを、目標に持つのですが、ビジネスにおいては資格取得の為の学習以上に、重要な学習すべき事がたくさんあります。
「スーパーできる人」は、そのような自己投資を続けていく事へのモチベーション創造が非常に高いのが特色です。
- 私達は、仕事だけを行っておけばいいのかというと、そうではありません。明日以降の自分の成長への投資をやめた瞬間に下がっていくしかないからです。
- リーダーとしてのモチベーション創造力
- リーダーとして、部下や後輩をモチベーションしていこうとすれば、セルフモチベーション創造力は最低必要ですが、他人を巻き込むという意味で、違う力も必要となります。
説教するのではなく、メンバーへいかに気づかせていくのか?あるいは、仕事を楽しく感じるような場作り、雰囲気作りも重要になっていきます。また、チームに属しているメンバーへ安心感を醸成していく事も必要でしょうし、それだけでも、ダラッとした雰囲気になってしまいます。そこで上手に危機感も醸成していく必要があります。
「スーパーできる人」は、セルフモチベーション創造力の応用力というだけでなく、チームを盛り上げていく力も持っているのです。
- リーダーとして、部下や後輩をモチベーションしていこうとすれば、セルフモチベーション創造力は最低必要ですが、他人を巻き込むという意味で、違う力も必要となります。
- モチベーションの為のコミニケーション術
- ホントは3に入れてもいいのでしょうが、周囲とのコミニケーション力は非常に大事ですので、別にまとめました。
モチベーションの為のコミニケーションは、「部下や後輩を自らやる気にさせる」ことを実現しなければならず、通常のコミニケーションよりも、ワンランク高度な力を要求されます。
相手に納得させるだけでなく、自らやりたいと感じさせる。(昨日の亀田父の「とりあえず」に学ぶ みたいな「とりあえず」という言葉を言わせるようではではダメですからね。)
「スーパーできる人」は、周囲をその気にさせ、やらなければいけないと感じるようなコミニケーションが大変上手です。これは、口が上手い、ヘタというのとは別の話。口べたな人でも、周囲みんながその言葉の重みを感じる人がいますよね。
- ホントは3に入れてもいいのでしょうが、周囲とのコミニケーション力は非常に大事ですので、別にまとめました。
ついでに、カンタンチェックリストをご紹介。(ホントはまだあるのですが、カンタン版です。)一つの視点としてみなさんに自己分析して頂くツールとしてまとめてみました。
- 仕事へのセルフモチベーション創造力
- 学習(能力アップ)へのセルフモチベーション創造力
- なぜ、学ぶ必要があるのかは、自分なりに整理されていますか?
- 骨折り損のくたびれ儲けになることなく、成果につながる、学び方はマスターできていますか?
- 学ぶ時間を創造していく事ができていますか?
- 楽しく学んでいますか?学びを楽しむ工夫は身に付いていますか?
- なぜ、学ぶ必要があるのかは、自分なりに整理されていますか?
- リーダーとしてのモチベーション創造力
- メンバーに「やらなければいけない事」の価値、喜びを十分に伝える事ができていますか?(その際のメンバーはイキイキとした嬉しそうな目をしていますか?)
- メンバーに主体的に働いてもらい、肝心なところだけを押さえていくという仕事ぶりになっていますか?
- チームの仕事のゲームデザイナーとして、メンバーが夢中で楽しく働けるゲームにチームの仕事が設計されていますか?
- チームメンバーに自信を上手に与える事ができていますか?上手に誉めることができていますか?
- メンバーへの適度なチャレンジの場を常に提供できていますか?
- メンバーにチャレンジ精神を発揮して貰うために、チームやあなたに対して安心感を提供できていますか?
- メンバーのトラブルに対して、冷静で客観的なコーチングができていますか?
- 肝心な時だけ、「怖さや危機感」を上手に使うことができていますか?乱発していませんか?
- メンバーに「やらなければいけない事」の価値、喜びを十分に伝える事ができていますか?(その際のメンバーはイキイキとした嬉しそうな目をしていますか?)
- モチベーションの為のコミニケーション術
- 人と仲良くなる、相談をもちかけられる関係作りは得意ですか?
- メンバーから上手にホンネを引き出すことはできていますか?
- メンバーが自由に、活発に発言できるような場作りはできていますか?
- 人を動かすプレゼンテーションテクニックはできていますか?
- 難しい話を、分かりやすく離すことはできますか?
- 人と仲良くなる、相談をもちかけられる関係作りは得意ですか?
モチベーション創造力チェックシート
このモチベーション創造力については、もう少しきちんと整理した上で、来年1月くらいをメドに出版していきたいと思っています。今、執筆中ですので、「こんな事も入れた方がいいいのではないか?」「もっと、こんな事について触れる必要があるのではないか?」等の意見がありましたら、お聞かせ頂ければ、嬉しいです。